A7サイズとは
A7(74 mm x 105 mm)は、国際規格に基づいた紙のサイズで、A系列と呼ばれる用紙JIS規格に制定されています。A系列のサイズは、縦横比が1:1.4141で、人にとって調和感のあるサイズとされています。今回はA7サイズの活用法についてまとめていきます。
A7(74 mm x 105 mm)は、国際規格に基づいた紙のサイズで、A系列と呼ばれる用紙JIS規格に制定されています。A系列のサイズは、縦横比が1:1.4141で、人にとって調和感のあるサイズとされています。今回はA7サイズの活用法についてまとめていきます。
A7の大きさは、家庭や職場で良く使われているA4サイズのちょうど1/8の大きさになります。官製はがきのサイズが(100mm x 148mm)ですから、A7 はだいぶ小さいですね。
写真の印刷に使われるL版の用紙が89mm x 127mmですから、それよりも小さく、代表的なタバコのパッケージ(55mm x 88mm)よりは若干大きなサイズです。
A7サイズは、ワイシャツの胸ポケットに入れるような小型のメモ帳に利用されています。また、繁華街の道路などで配布されている、ポケットティッシュの大きさがこのサイズで、同梱されている広告の用紙はA7で制作されています。
A7のポケットノートは、ノートとしては最小クラスでしょう。ただ、持ち運には便利なものの、長文の文章や図表を記入する用途としては小さすぎるので、ちょっとした内容を記入するメモ用紙的な利用が中心になります。
このサイズのノートやメモ用紙を利用して、アイデアだしや、商品開発のヒントをメモする、スーパークリエーターもいます。普段はちょっとしたアイデアメモに利用し、ブレインストーミングではKJ法的なカードとして利用します。
メモ帳で有名なロディアのベストセラーNo.11もA7が利用されています。メモなどにはちょうど良いサイズかもしれません。マルマンやキングジム、コクヨなどからも発売されています。
ちょっとしたパーティーの席次カードやウェルカムカードにも使われます。その際は、ちょっと厚めの用紙や、金銀の箔押し、エンボス加工などを利用するとお洒落な仕上がりになります。
A7サイズは、持ち運びやすく、ポケットや小さなカバンにちょうど収納できるハンディサイズという扱いになります。冷蔵庫などに張り付けるマグネットシートの広告印刷物もA7前後のサイズが利用されています。
印刷物としてはポケットティッシュのチラシを除くと、チラシやリーフレットとしてはあまり利用されていません。一般的な冊子としては文庫本(104mm x 148mm)が最小サイズで、俗にいう豆本やミニチュアブック、小さな製品の取説などに見られる程度です。
A7の製本は技術的にはかなり厳しく、通常の機械製本機では対応していません。手作業での対応になりますが、職人さんがあまりいませんので、印刷・製本関係の会社に相談をして下さい。
このサイズであれば、郵送に関しては定形郵便が適用できます。定形内郵便物の最小の大きさは90mm x 140mmなので、そのまま宛名を書いて送付することはできませんが、封筒に入れれば、50gまで送ることができます。
一般的なコピー用紙のA7の重量は、0.5g程度で、82円で40枚ぐらい、92円で80枚は送れる計算になります。もちろん厚手のアート紙やコート紙の場合は、約半分位の枚数になります。
封筒は、235mm x 120mmで、厚さが10㎜まで定形郵便が利用できるので、長形3号(120mm x 235mm)や、長形4号(90mm x 205mm)を利用することができます。その他にも、洋形3号(148mm x 98mm)などの洋形封筒、角型封筒の角型6号(162mm x 229mm)、角型7号(142mm x 205mm)などを利用することができます。
ラクスルのA7サイズの印刷物としては、チラシ・フライヤーでご用意があります。