成功するのぼり旗の作り方
「のぼり」あるいは「のぼり旗」はコストの割には効果の高いメディアと言われています。論より証拠、多くのお店がのぼり旗を利用して集客をしているということは、実際に効果があるからです。
ここでは成功するのぼり旗の作り方について見ていきたいと思います。
「のぼり」あるいは「のぼり旗」はコストの割には効果の高いメディアと言われています。論より証拠、多くのお店がのぼり旗を利用して集客をしているということは、実際に効果があるからです。
ここでは成功するのぼり旗の作り方について見ていきたいと思います。
のぼり旗の効果が最も顕著だったのは、90年代と言われています。90年代は、ネット環境もまだ発達していませんでした。
多数の人にアプローチするテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などの伝統的なマスメディアに対し、チラシやプレミアム、POPといった個人や、来店者などに直接アプローチする販促メディアが効果を持つようになった時代です。
のぼり旗も販促メディアの一つとして、効果を発揮していました。しかし、リーマンショック以降、電通の「日本の広告費」によれば、7兆円を超していた広告費が縮小し、一時は5兆円台に落ち込みました。
のぼり旗の効果も90年代に比べると若干下がって来たという意見も聞かれます。その要因の一つは、インターネット広告の普及であり、もう一つの要素は、のぼり広告のデザイン面での陳腐化だと言われています。
のぼり広告も以前に比べると、デザイン環境の向上、製造技術の進歩、扱い業者の拡大など、制作環境は格段に進歩しています。既成のデザインのぼりも増加していることから、ある意味、誰でも作る時代になってきました。
結果として、似たようなのぼり旗が増えて、利用者にとって「はっとする」斬新なのぼり旗が少ないことも、効果に陰りを見せている要因と言われています。ではどのようにしたら、効果のあるのぼり旗を制作できるのでしょうか。
のぼり旗の効果は2つあります。一つは、自分の行きたいお店が決まっており、のぼり旗がその目印になる場合です。もう一つはまったく何も考えていないお客様をのぼり旗で吸引する場合です。
前者の場合は、お客様に気付いてもらえる店舗名やショップブランドマークなどを識別しやすい形で提示することが第一です。当然ながら1本より2本、3本と複数ののぼり旗を用意すれば、効果は倍増します。
調査によれば、入りやすいお店は、「入り口がわかりやすく広いこと」、「雰囲気がわかりやすく、明るいこと」が指摘されています。もし店舗の入り口がわかりにくいのならば、入り口の場所を提示するだけでも、効果がでます。
何も意識していないお客様にお店に入ってもらうのは、難易度がかなり高いものになります。お客様が興味を持つような情報や、入りやすい情報を訴求することで、アピールしましょう。1日1人でも購入者が獲得できれば、1か月で元は取れるかもしれません。
のぼり旗は移動しながら、比較的遠目から見られる媒体です。細かい情報を入れても、見にくいだけで、あまり効果はありません。お客様が目当てにしている商品やサービスをアイキャッチとして活用するのも良いでしょう。
お客様が徒歩でご覧になる可能性が高いのか、車からご覧になるのかも重要な要素です。車で見る可能性が高い場合は、広範囲に複数ののぼりを立てると効果的です。道路使用許可などの申請も必要になります。
色彩的にはインパクトのある濃い色や、白抜きなどの手法を使ってメリハリのあるデザインを使いましょう。また、のぼり旗を掲示する時間帯も考慮して、夜も掲示する場合は、白や黄色の明度の高いデザインを使います。
季節感なども反映するとより親近感が増します。商店街など共同イベントの時はデザインや色彩を工夫します。
文字の大きさや強調したい情報などは、目立つ工夫をします。フォントも重要な要素なのでじっくり検討しましょう。
のぼり旗はコストも少なく、手軽にチャレンジできる販促メディアです。ちょっとしたデザインの工夫で、その効果も大きく変わります。デザインやデータの保管など、きめの細かいフォローをしてくれる業者を選びましょう。
のぼり旗の良いところは、効果がすぐに売り上げや集客に結びつくことです。トライアンドエラーで、店舗や環境に合ったのぼり作りのノウハウを確立しましょう。