同人誌を作るための作成ソフト選び
同人誌を作る上で、作成ソフトは相棒のようなものです。長い付き合いになるので、その機能を良く理解し、機能を十分に活かせるような知識、能力を身につけましょう。
まず、どんなコンテンツを制作して行くのか、方向を決めましょう。小説のように文字だけで制作するのか、ニューズレターのように基本のレイアウトの中に、文字と写真や画像を組み合わせて行くのか、コミックを制作するのか、基本はこの3つに絞ることができます。
同人誌を作る上で、作成ソフトは相棒のようなものです。長い付き合いになるので、その機能を良く理解し、機能を十分に活かせるような知識、能力を身につけましょう。
まず、どんなコンテンツを制作して行くのか、方向を決めましょう。小説のように文字だけで制作するのか、ニューズレターのように基本のレイアウトの中に、文字と写真や画像を組み合わせて行くのか、コミックを制作するのか、基本はこの3つに絞ることができます。
文字中心の小説などの場合は、皆さんの身近なMicrosoft のWordや、MacのPagesといったOfficeソフトを利用することができます。ただし、MacのPagesなどは、直接入稿できないので、入稿にあたっては、Wordファイルへの変換が必要です。
印刷会社によっては、MicrosoftのWordも受け入れていない場合もあるので、前もって入稿の条件を確認する必要があります。あくまでも、Officeソフトは、制作のためのソフトとして位置付けると良いでしょう。
コミックの編集で良く使われているのが、CLIP STUDIO PAINTや、COMIC STUDIO、ComiLaboなどのコミック専用制作ソフトです。アナログ時代は、ペン、インク、定規など、それなりの道具が必要でしたが、デジタルソフトによって、より身近で簡易な制作環境が実現できるようになりました。
CLIP STUDIO PAINTは、アナログ制作と同じようなペンタッチで、カラーコミックも簡単に制作でき、セリフや吹き出しの制作にも便利で、ページ管理もやりやすいソフトです。COMIC STUDIOは、CLP STUDIO PAINTの一世代前のソフトですが、使いやすさには定評があります。
マンガの制作には、コンピュータとコミック制作ソフトに加えて、タブレットなども必要になりますが、アナログの制作環境に比べて、一度導入すればトータルコスト的に見るとお得で、高品質の制作環境が実現できます。
基本的なレイアウトをベースに、雑誌的な編集をするためには、編集ソフトの力が必要です。出版社は独自の編集ソフトを構築して、ビジュアルな表現を実現しています。この分野では、AdobeのIndesignが汎用性という点では非常に優れています。
さらに、あまり知られていませんが、Microsoftの Officeシリーズの中に、Publisherという編集ソフトがあり、冊子の編集には使い勝手の良いソフトです。機能はここ10年来あまり変わっていませんが、是非、もう一度このソフトに注力してもらいたいと覆います。
この2つのソフトに共通しているのは、ページをまたいだ文字の流し込みができるという点で、ページ数の多い編集には不可欠の機能です。
同人誌は、ある程度実績が伴ってくれば、販売面でも有利ですが、新参者にとっては、表紙が最大の販促ツールになります。前出のコミック作成ソフトや編集ソフト作成できますが、AdobeのIllustratorを利用すると、ベクターグラフィックスの高度なデザインが利用できます。
Illustratorは、今日のデザイン界の基本ソフトとして、あらゆる場面で利用される、定番で協力なソフトです。印刷会社への入稿は、このソフトがあれば、間違いありません。
最も確実性の高い入稿方法は、PDFの利用です。今まで述べたソフトは、PDF変換ソフトを利用すれば、PDFに簡単に変換することができます。PDFに変化された原稿は、印刷イメージを保有しているので、基本的には、見た目の通りに再現できます。
PDFデータにすることで、データ量を縮小することができるので、入稿に際しても軽快な作業が保証できます。入稿できないソフトでも、PDFファイルに変換することで対応することができます。