【印刷の手間やコストが8分の1に】株式会社髙瀬ホールディングス様の事例
株式会社髙瀬ホールディングス その他職種
業界が縮小傾向にある中で、チラシを一色刷りからカラー印刷へ変更。
新たな顧客層を獲得、手間とコストも削減できました。
株式会社髙瀬ホールディングス その他職種
業界が縮小傾向にある中で、チラシを一色刷りからカラー印刷へ変更。
新たな顧客層を獲得、手間とコストも削減できました。
目次
課題 |
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効果 |
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私は4年程前にクリーニング店を先代である父から引き継ぎ、現在48歳で2代目として高瀬クリーニングを経営しています。先代は頑固そうに見えて柔軟な男で、私がクリーニング店を引き継いでも引き継がなくても良いと考えていたようでした。
私は高校を卒業後、フリーター時代を含め色々な職種を経験してみました。その中で感じていたことは、販売も飲食もデッドストックが発生するので商売としてはロスが多いなということでした。デッドストックが発生しない商売を考えていたところ、ちょうど実家がクリーニング屋だったというのが私がクリーニング店を始めた経緯になります。ハンガーも洗剤も腐りませんからね。
最初は先代の紹介で、クリーニング屋に洗剤などを納める業者で仕事をさせていただきました。色々なクリーニング屋さんを見せていただくことができ、3年程度そういった経験をした後、家業の方に入ったのは26歳くらいでした。
先代は最初からある程度私に自由に仕事を任せてくれていましたが、転機が訪れたのは経営の全てを出店から自分で行ったときでしたね。
当時私は若かったので勢いはあったのですが、今考えると地に足が付いていなかったためやること全てが的外れな状況でした。新店の場合通常売上は伸びそうなものですが、出店後どんどん売り上げは下がり、そんな辛い状況で私はつい母親に愚痴ってしまいました。「全然売上が上がらない。父親はずるい。自分にばかりやらせて、何も口を出してくれない。」そんな私を母は嗜めるように「お前バカじゃないか。お父さんは本当は経営に口を出したくて仕方ない。だが口を出したらお前がダメになるから、ぐっと我慢をして言わないようにしているんだよ。」母に言われてやっと気づくことができたのですが、確かに当時の父の我慢は相当なものでした。新しい店を出すにあたって、当然銀行から800万〜1000万くらいは借り入れをしていたはずです。それを何の知識もない26歳の私に託していた訳ですから。それからようやく奮起し、とにかく何事も人のせいにはしないことを誓いました。
元々父の経営していた店舗兼工場が川崎の千年にあります。そこは借りている物件なのですが、2010年に私が40歳のタイミングで、中原区に初めて自社物件の工場と店舗を構えることができました。武蔵小杉の再開発が進みだした頃で中原区の土地も高騰していましたが、ここしかないと思い購入を決意しました。
それ以来順調に店舗数を増やすことができ、おかげさまで現在5店舗にまで増えました。しかし事業規模の拡大とともに時代も移り変わり、市況の変化によってお客様の獲得方法も変わりつつあります。実はクリーニング業界というのは段々と縮小傾向にあるのです。何故ならば昔のように会社でスーツ姿で仕事をする人が減り、普段着のようなカジュアルな服装が増えてきたため、背広やシャツをクリーニングに出すことが減ってきているのです。最近ではスーツを着るのは冠婚葬祭などのイベント時、または役職についているような人だけになりつつあるのではないでしょうか。
そうなってくると、段々と顧客数自体は減ってきてしまうため単価を上げる必要が出てきます。高単価なお客様へ訴求を変えていく中で、集客用のチラシも以前はリソグラフ印刷機を使いコピー用紙で一色刷りのカジュアルなチラシを作っていましたが、今はカラー印刷で厚めのコート紙を使い、デザインも写真を用いた信頼感のあるチラシを作る必要がでてきました。
カラー印刷をするにあたって、最初は街の印刷屋を利用していましたが、素人には校正などが難しいのと直接対面で依頼する必要があるため、とても手間を感じていました。また品質面で満足できない部分もあり、価格や手間を考えると結果的に非常にコストが高くなってしまっていた印象があります。もっと効率化できないものかとインターネットで検索したみたところラクスルにたどり着きました。
ラクスルを使いだしたことのメリットは非常に多いと感じています。まずは一色刷りで活字だけで伝えていたことが、カラー印刷で写真を使って伝えられるようになったこと。この情報量の変化は大きいですね。例えば「カビ取り、汗抜き、消臭」なんて言っても文章だけじゃ全然伝わらないですが、背広を着て汗だくになっているような写真を入れるだけでぐっとイメージが湧きます。カラー印刷で訴求を行った結果、顧客単価も上げることに成功しました。
その他にもラクスルはレスポンスの速さも魅力だと思います。私が朝目が覚めてアイデアが閃いたものを、その日のうちに印刷できるんです。そして3日後くらいにはチラシが手元に届いたりする。クリーニングは季節変動商品なので、20度近い日が3日続いたりするとお客様の衣替えが起こります。そのタイミングを逃さずに集客のチラシが打てるかどうかにかかっていますので、この早さは本当に助かります。コストに関しても以前は年商の2%程度を販促費に充てていましたが、ラクスルに変えてからは1.5%〜1.8%にまで削減することができました。手間も含めたコストで言うと、街の印刷屋を使っていた頃と比較すると8分の1くらいになった感じはしますね。
先程お話したとおりクリーニング業界自体は縮小傾向なのですが、そんな中でも高瀬クリーニングは様々なチャレンジをしていて、洗濯代行事業の『ランドリーヘルパー』もその一つです。ちょっと言い過ぎかもしれませんが、ランドリーヘルパーはお客様の自宅から洗濯機を無くすことをビジョンとしています。バッグに詰め放題で洗濯代行をする『fuwatto』と、量った目方で料金が決まる『karatto』があり、中でもkarattoは今までにない試みで乾燥のみに特化したサービスなんです。街中にあるコインランドリーって実はメインで使われているのは乾燥機なのを知っていましたか?みんな家で洗濯したものを乾燥だけ行いにコインランドリーに持って来てるんですよね。でも衛生面の問題や、どれくらい回せばしっかり乾くのかが分かりにくいといった課題もあるんです。私はそんな課題を解決したくてkarattoを始めました。今年はこの乾燥サービスを育てていくのががとても楽しみですね。今社会はものすごいスピードで変わっていて、過去をみても仕方が無いと思っています。これからも自分の思いついたことをどんどん形にしていきたいです。
新しいサービスの認知のために新たな広告手法にも前向きにチャレンジをしているのですが、店舗ののぼりに関してはスタッフからの提案でラクスルで印刷しました。ちゃんとサービスのロゴを入れたりすることで周りの同業他社からは「のぼりって自分で作れるんですね!」と驚きの声をいただくこともあります。
他にもラクスルを使って駅貼りポスターでの集客を行ったこともあり、その時は「駅中の広告を撮影してきてくれたら20%割引」のキャンペーンを行いました。新たな集客に繋げることができ、お客様の中にはお子さんに「遊びに行くついでに駅の広告を撮ってきて!」みたいなお願いをしているお客様もいたらしく、家庭の中で「高瀬クリーニング」というワードでコミュニケーションが産まれたのが良かったと思いましたね。実際弊社のホームページへのアクセス数が3倍になったこともあり、その瞬間の効果もとても高いと感じているのですが、広告というのはその後の余韻みたいなものが結局ブランディングになっていくと思ってるのでできるだけ「高瀬」という名前で覚えていただけるような仕組み作りをしています。
弊社は昨年新卒を1名採用しました。ラクスルで求人チラシを印刷して採用することができました。今までは自己満足で経営できている部分もありましたが、これからは社員に「どうして行きたいか・どうなりたいのか」という細かいゴール設定をしてあげて、ちゃんと夢やビジョンを見せてあげないといけないなと考えています。
私は人生は夢に比例していると考えているんです。夢を100%達成することは難しいですが、夢は見るだけではなく人に語ることで有言実行できますし、実行をするきっかけ作りになりますよね。これからも社員から発信されたものをどんどん商品にしてあげたいですし、高瀬クリーニングは家庭から洗濯機を無くすことをビジョンとしていますので、やりたいことがまだまだ沢山あります。クリーニング店の経営を始めて20年以上経ちますが、次は何を仕掛けようかと今でも常にワクワクしています。
新しいビジネスモデル乾燥屋さん中原区・高津区・宮前区の高瀬クリーニングです。1kg100円の乾燥サービス&詰め放題の洗濯代行サービスで自由な時間のお手伝い。地域最速クリーニング当日仕上げOK。しみ抜き修復師。使わないおふとん預かります保管宅配サービス。
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