―― 貴社は2022年3月から、一部のカタログ印刷でラクスル エンタープライズをご利用いただくようになりました。どのような経緯があったのですか?
宍戸さま 「工作機械などを開発するメーカーである当社は、常時100種類以上のカタログを保有しています。それらの印刷は以前から付き合いのある印刷会社にお願いしていたのですが、最少 ロットが1000部なんですね。商談が多いものは問題ないのですが、少ないものだと使い切る前に製品仕様の変更が発生して使えなくなり、廃棄することが多々ありました。それでは環境的にもコスト的にもあまりよろしくありません。そこで数部からでも発注できるラクスルに、部分的に切り替えることにしたのです。」
―― 具体的に、どのように活用なさっていたのですか?
宍戸さま 「まず20弱の国内拠点に、それぞれラクスルアカウントを発行してもらいました。それまで月1で営業本部が各営業所からカタログの必要な部数を聞き取って発注していたのを、各営業所のタイミングで随時発注してもらうようにしたのです。発注は高品質のPDFデータを本社から共有し、それをもとに各拠点から発注をかけてもらう形を採用。小ロットで注文できるため、各営業所は過剰在庫を抱えることがなくなり、また廃棄する場合も少量で済むようになりました。1ヶ所だけ改定したようなカタログは、改定シールを貼って対応しているのですが、その手間も最低限に抑えられるようになったのは、小さいけれど社員の負担を減らすという意味では大きな改善です。」
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