冊子のレイアウトの基本を押さえて、見やすい会社案内を作ろう!
会社案内と一言にいっても、その用途は様々。アニュアルレポートやIRツール、リクルート関係や製品紹介など色々あります。まずは、何が目的なのかを明確にしましょう。
ここでは、見やすい会社案内のレイアウトについて考えたいと思います。
会社案内と一言にいっても、その用途は様々。アニュアルレポートやIRツール、リクルート関係や製品紹介など色々あります。まずは、何が目的なのかを明確にしましょう。
ここでは、見やすい会社案内のレイアウトについて考えたいと思います。
会社案内で最も多いのは、中綴じタイプです。A4サイズで8ページ、12ページ、16ページと4の倍数で構成されます。このタイプは見た目にイレギュラー感がない為、非常に見やすく、順番に情報を提供できます。その為、読み手が情報を見落とすことがありません。
機能的でコストメリットが高いのは、中綴じタイプで最終ページにポケットホルダー加工を施したタイプです。最後のポケット部分にリーフレットを数枚挿入することができます。名刺を挟み込むこともできるので、非常に機能性が高いデザインとなっています。
観音開きするタイプのパンフレットも、スケール感を出すことができるのでオススメです。このタイプの特徴は、観音開きのページを全部開くと3ページ、4ページとページが大きくなり、インパクトのあるビジュアルデザインになります。
会社案内の表紙は、まさに会社の顔と言えます。その為、特に表紙は企業のコンセプトやブランディングが反映されるデザインにすることが大切です。また、イメージカラーも会社を印象付ける重要なファクターなので、表紙に反映されていることが望ましいです。
企業のロゴデザインをメインにしたり、表紙を穴あけ加工やエンボス加工(凹凸加工)をしたり、物理的効果を狙うのも良いでしょう。
それでは、中身はどのようなレイアウトが良いのか見ていきましょう。
上下左右を揃える
見やすくするためのコツは、揃えられるところはすべて揃える、つまり整理整頓をすることが大事になります。
そのため、基本的にセンタリングは避けたほうが良いでしょう。センタリングを活かすには、相当のテクニックが必要になります。左側揃えが無難です。
グループ化
理解しやすい内容の会社案内にするためには、関連ある項目同士をまとめる、グループ化をするという作業が必要になります。
内容についてまとめることで、全体のロジックや構成がわかりやすくなります。関連する文章と写真を近くに配置してまとめるのもオススメです。
写真や図形
会社案内は、堅苦しくなりがちです。また特に数字を並べるとわかりにくくなるので、効果的に図形を挿入しましょう。また、見て欲しいところにイラストを配置すると、読み手の視線を誘導することができ効果的です。
会社や商品の写真だけでなく、イメージ写真も適度に使用することで、読み手に具体的なイメージを印象付けることができますよ。
余白
全体のレイアウトでは、余白が非常に重要な要素になります。「文字と文字」「文字と図」、「文字と図の端」の間はしっかりとスペースを空けることを意識しましょう。
また、枠の中に文章や単語を入れることがありますが、この場合は文字が枠のギリギリになってしまうと非常に読みづらくなります。枠の上下にしっかりと余白を確保することを心がけましょう。
コントラスト
文字が単調に並んでいると、読み手はどこに注目をすれば良いのかわかりません。そのため、文字の「色」、「サイズ」そして「太さ」を変えることでコントラストをつけることが必要になります。
重要なところは、太い字を使って強調しましょう。
また、本文の文字サイズに対する見出しやタイトルのサイズとの比率である「ジャンプ率」も意識するといいでしょう。ジャンプ率が高いと躍動感のある印象になり、ジャンプ率が低いと落ち着いた印象になりますよ。
会社案内を作る際には 、目的を明確にしましょう。また、情報量が多くなりがちな会社案内は、読み手を迷子にしないためにも「揃える」、「グループ化をする」、「余白を作る」そして「コントラスト」を意識し、読みやすいレイアウトを心がけて作成をすることが大切です。