年賀状の「いつまで?」を全て解消。投函・保管・交換期限を解説!
毎年出したりもらったりしていても、実は年賀状のいろいろな期限について知らない方も多いでしょう。12月の何日までに出せば元旦に届くのか、毎年もらう年賀状はいつまで保管すべきなのかなど、投函する以外の期限も気になるところです。 この記事では、年賀状にまつわる「いつまで?」に注目して、投函の期限や保管期間、書き損じの交換期限などをまとめて解説します。
毎年出したりもらったりしていても、実は年賀状のいろいろな期限について知らない方も多いでしょう。12月の何日までに出せば元旦に届くのか、毎年もらう年賀状はいつまで保管すべきなのかなど、投函する以外の期限も気になるところです。 この記事では、年賀状にまつわる「いつまで?」に注目して、投函の期限や保管期間、書き損じの交換期限などをまとめて解説します。
目次
まずは毎年やりとりする年賀状のマナーについて簡単に説明します。あまり考えずに毎年行っていたという方もいるでしょう。年賀状の基本的な構成や使えない言葉を先に知り、その後で投函期限を解説します。もう知っている方も、おさらいの意味で参考にしてください。
年賀状は、以下のように大きく5つのパートに分けられます。
1.新年を祝う定型文(明けましておめでとうございます)
2.昨年のお礼(昨年はお世話になりました)
3.今年についてのコメント(今年も宜しくお願い致します等)
4.相手を気遣う一文(お体を大切に等)
5.干支、年号、日付など必要な情報
必ず全ての要素を含めなければならないわけではありません。しかし、1や5は必須と考えて良いでしょう。あらかじめ年賀状の書面に盛り込みましょう。
年賀状の文章、基本的に自由に書いて問題ありません。しかし、いくつかの「使えない言葉」があることをご存知ですか?年賀状を書く際は、以下2点に注意してコメントを添えましょう。
・「、」や「。」は使わない
・忌み言葉を使わない
正式な年賀状には「、」や「。」といった句読点は使えません。ひとマス分スペースを開けるなどして、読みやすいよう工夫してください。
また、「忌み言葉」のように新年の挨拶に使ってはいけない言葉にも注意が必要です。以下のようなワードが忌み言葉に含まれるので、年賀状のコメントを書く際は避けましょう。
落ちる/終わる/衰える/切れる/別れる
失う/離れる/倒れる/去る(去年もNG)
年賀状は、いつからいつまでに投函すればよいのでしょうか?早く完成したからといって、早く投函してしまうと年内に到着してしまう可能性があり、逆に遅いと元旦に届きません。
元旦に届くように年賀状を出したいなら、12月15日から25日までに投函してください。12月15日よりも前に出してしまうと、年内に年賀状が送られてしまいます。逆に遅くなってしまった場合は、12月26日から28日の間であれば三が日までに間に合います。
予想していなかった人から年賀状が届くこともあるでしょう。その場合は急いで、お返しの年賀状を書かなければいけません。年賀状として扱える期限は1月7日までです。では、どうしても都合が悪く7日を過ぎている場合、お返しはどのようにすれば良いでしょうか。
もちろん、お返しを出さないのはタブー。年賀状を無視してしまうのは、マナー違反です。
7日を過ぎてしまった年賀状は「寒中見舞い」としてハガキを投函しましょう。その際、コメントに年賀状として出せなかったことへのお詫びも必ず添えてください。寒中見舞いは、1月8日から2月3日(閏年の場合は4日)まで送れます。
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予想していなかった人から年賀状が届くことを考慮して、少し多めに用意しており、ハガキが余ってしまうこともあるでしょう。この使わなかった年賀状をどうしたらわからずそのままという方も聞きます。ここでは、余分に用意していた年賀状の活用方法について解説します。
不要となってしまった年賀状を活用したいなら、通常ハガキに交換するとよいでしょう。つでも使えるため、多少余分に保管していても問題ないでしょう。しかし、ここで注意したいのが交換理由。余ったのか、誤購入したものか、近親者に不幸があったのかなどによって、交換内容が変わります。
数枚余ってしまった、近親者に不幸があったことが理由なら、通常ハガキなどに交換できます。誤購入した年賀状は、本来購入する予定だった商品と交換が可能です。
不要となった年賀状には、他にも活用方法があります。ここでは、郵便局でできる方法と金券ショップでできる方法との2つを解説します。不要な年賀状でも、さまざまな活用方法があるので、参考にしてみてください。
郵便局で年賀状と交換できる商品は、通常ハガキの他に「切手」や「レターパック」などがあります。それぞれの交換には手数料がかかり、商品ごとに金額が変わります。
ハガキまたは切手と交換するときは、1枚につき5円の手数料が必要です。郵便書簡や往復ハガキと交換する際は10円、レターパックの場合は42円の手数料が1枚毎にかかります。
年賀状を現金へ交換することは、郵便局ではできません。あくまでも他の商品との交換となるので、覚えておきましょう。
不要になった年賀状ハガキは、思いきって寄付することも可能です。国際協力団体の場合は、ハガキ10枚で約400円相当の寄付とされます。これは使用人として働く女性を対象とした「読み書き授業」の1回分の金額。古いハガキであっても寄付ができるので、不要なハガキが複数枚ある方におすすめです。
ハガキの寄付を募集している団体は多いので、寄付する先も比較的簡単に見つかるでしょう。ハガキの裏に書かれている「郵便情報」でも寄付を募集しているので、そちらも参考にしてみてください。
年賀状は、人によって毎年届く枚数が違うものの、数年間でかなりの量になる可能性があります。1枚1枚はあまりかさばりませんが、数十枚ともなると、ある程度の保管場所が必要となるでしょう。
ここでは受け取った年賀状を「いつまで」保管したらよいのか、また、捨てない方が良いと思われる年賀状についても解説します。
年賀状を保管しておく期間は、2〜3年が目安と言われています。明確に定められているわけではありませんが、翌年に年賀状を出す相手や喪中の方を確認する場合など、2,3年前までの年賀状を保管しておくと便利です。
年賀状を出す相手が決まっている、別でメモをしてあるなどの場合は、1年ほどで処分してしまっても構いません。
年賀状のなかには、処分しないほうがよいものもあります。結婚・出産・引越しの報告や喪中ハガキなどは、後々確認するとき役立つので、少なくとも数年間は保管しておくと良いでしょう。
また差出人が著名人だった場合や文面に作品が描かれたものは、年賀状それ自体に価値があることも考えられます。自分自身が良いと思ったデザインの年賀状は、ポストカードのようにインテリアとしても活用できます。