年賀状の書き損じは交換可能?交換するときの注意点を詳しく解説
年賀状を作成するときに、住所や宛名、メッセージを書き間違えてしまうこともあるはずです。そんなとき、書き損じた年賀状を破棄するのはもったいないと感じることもあるでしょう。そこで今回は、書き損じた年賀状を交換できる時期や注意点について紹介します。
年賀状を作成するときに、住所や宛名、メッセージを書き間違えてしまうこともあるはずです。そんなとき、書き損じた年賀状を破棄するのはもったいないと感じることもあるでしょう。そこで今回は、書き損じた年賀状を交換できる時期や注意点について紹介します。
目次
書き間違えた年賀状は、郵便局で新しい年賀状や通常はがき、郵便切手などと取り換えられます。また、通常より少し手数料はかかりますが、数年前に購入した年賀状も交換することが可能です。
ここでは、書き間違えた年賀状を交換できる時期や手数料についてまとめました。そのまま廃棄するよりも別の商品と取り換えたほうがお得なので、交換したい年賀状がある場合はお近くの郵便局に持参しましょう。
その年に購入した年賀状を書き間違えたときは、販売期間までなら新しいものと取り換えることもできます。ただ翌年まで持ち越すと新しい年賀状には交換できないので、販売期間には注意しなければいけません。
また、新しい年賀状への交換が必要ない場合は、通常はがきや郵便切手、レターパックなどと取り換えることも可能です。
書き間違えることを予想して年賀状を多めに購入する人も少なくありません。ただ、予想外に未使用の年賀状が余ってしまうこともあるはずです。こんなときは、通常はがきや郵便切手などと交換できるのか気になる人も多いでしょう。
実は、書き間違えた年賀状と同じく使わなかった年賀状も取り換えられます。また、過去に購入した未使用の年賀状も郵便局の窓口で交換できるので持参して交換してもらいましょう。
ただ注意しなければいけないのは、過去の年賀状の交換は1枚につき5円の手数料が発生することです。現在は年賀状の価格は1枚62円ですが、2018年より前の年賀状は1枚52円だったため10円の手数料がかかります。
書き損じた年賀状は、販売期間内であれば郵便局の窓口で新しい年賀状と交換できます。ただし、所定の手数料を支払うことで年賀状以外のさまざまな郵便商品と交換できるのです。
【通常はがき】
新しい年賀状が必要ない場合は、通常はがきと交換することができます。通常はがきは、厳寒期に出す寒中見舞いで使用するのがおすすめです。寒中見舞いは、立春(2月の節分)の前日までに届くように準備を進めましょう。
【往復はがき・郵便書簡】
往復はがきと郵便書簡にも交換可能です。往復はがきは返信用はがきが一続きの用紙で作られたもので、郵便書簡は封筒と便箋、送料がセットになった商品をいいます。25gまでなら郵便書簡で送れるので、今後チケットや写真などを送る予定がある場合は役立つでしょう。
【レターパック】
レターパックは、A4サイズで4kgまでなら全国一律料金で送れる封筒です。レターパックは、A4サイズ・4kg以内なら厚さに制限なく利用できる「レターパックプラス」と、厚さ3cmまで制限される「レターパックライト」の2種類から選べます。
書き間違えた年賀状の交換は、手数料がかかったり条件に該当すると無効対象になったりなどいくつか注意点があります。代表的なものには、以下のことが挙げられるでしょう。
・交換は1枚5円の手数料がかかる
・お年玉付年賀状は当せん番号を確認する
・料額印面の汚れは無効対象になる
それぞれについて詳しく説明するので、事前に確認してから書き損じた年賀状を交換しましょう。
書き間違えた年賀状の取り換えには、1枚に付き5円の手数料がかかります。例えば、年賀状を作成するときに3枚書き損じたとしましょう。この場合は「3枚×5円」で合計15円かかります。
交換時期に支払う手数料は、現金はもちろん自宅にある未使用の切手で支払うことも可能です。また、年賀状以外の通常はがきや郵便切手と取り換えたい場合は、それぞれかかる手数料は異なります。事前にしっかり確認しておきましょう。
書き損じた年賀状がお年玉付きは、交換する前にまず当せん番号を確認しましょう。お年玉付き年賀状が当せんした場合、年賀状を購入したものには権利がないと考えられがちですが、実は購入した人でも当せんすれば賞品を受け取れるのです。
賞品はその年でそれぞれ異なりますが、現金や切手シートなどさまざまなものが提供されます。しかし、当せん番号の発表は1月半ばで年を越してしまうので十分に注意しましょう。
残念ながら年賀状の料額印面が汚れている場合、新しい年賀状と取り換えることはできません。料額印面とは、年賀状の表面に印刷されている郵便料金を示す部分をいいます。
年賀状は宛名面の左上に印刷されている切手マークの部分が、料額印面にあたるのです。書き損じても交換できるように保険をかけるなら、料額印面の部分が汚れないように書き進めましょう。
年賀状を書くときに間違えたら、新しい年賀状や通常はがき、郵便はがきなどと取り換えることが可能です。
ただ、フリマアプリで販売したり金券ショップで換金したり、国際協力活動に寄付したりなど、さまざまな活用方法もあります。それぞれの活用方法を知ることで自分に適した解決策が見つかるので、ぜひ参考にしてください。
書き間違えた年賀状が数枚あるなら、まとめてフリマアプリで販売するのもおすすめです。フリマアプリは個人間で売買できるアプリで、購入してくれる人がいれば現金化できます。
ただし、アプリを活用する場合は買取り額が低かったりサービス利用の手数料がかかったりなど購入した金額が戻ってくるわけではありません。また書き損じた年賀状は売れにくいのが現状です。個人情報も記載されているので、取り扱いにも十分に注意しましょう。
年賀状の状態にもよりますが、金券ショップでも換金することができます。新しい年賀状や通常はがき、郵便切手への交換ではなく、現金に換えたいときに有効な方法でしょう。
買取り金額は時期によって異なりますが、年明けは1枚20円~30円程度です。しかし、金券ショップによっては未使用の年賀状しか受け付けてくれないこともあります。
また、書き間違えた年賀状に対応する金券ショップでも破れていたり両面に印刷されていたりすると買取りを拒否されることもあるので注意が必要です。
書き損じた年賀状を、国際協力活動や慈善団体へ寄付して役立てることもおすすめです。ただし、国際協力活動や慈善団体に寄付するあたり、クリアしなければいけない条件がいくつかあるので注意しましょう。
寄付先は、未使用の年賀状を受け付ける「日本ユネスコ協会連盟」や「日本盲導犬協会」、書き損じた年賀状10枚まとめて寄付できる「チャイルド・ファンド・ジャパン」などがあります。
未使用や書き間違えた年賀状は、懸賞の応募はがきとして使用するのもおすすめです。応募するたびに新しい通常はがきを買うよりも、お年玉付き年賀状をまとめて購入したほうが当せんする確率も高まってお得になる場合もあります。
ただし、未使用や書き損じた年賀状を懸賞の応募で使用するときは、黒のボールペンで「年賀」を二重線で消しましょう。また応募はがきで使いたいときは、自分以外の名前は消して応募者が分かるようにするのが望ましいです。