会社の顔作り、封筒の制作
インターネットの普及に伴って、新たなビジネスの創出が、以前に比べて増えています。そして会社を立ち上げた時に、ほとんどの企業が取り組まなければならないのが、会社の顔でもあり、業務上不可欠となる社用の封筒づくりです。
メールやSNSが普及しても、請求書やDM、各種案内などに、必ず封筒が利用されます。今回は、ラクスルで作成できる封筒について、整理します。
インターネットの普及に伴って、新たなビジネスの創出が、以前に比べて増えています。そして会社を立ち上げた時に、ほとんどの企業が取り組まなければならないのが、会社の顔でもあり、業務上不可欠となる社用の封筒づくりです。
メールやSNSが普及しても、請求書やDM、各種案内などに、必ず封筒が利用されます。今回は、ラクスルで作成できる封筒について、整理します。
目次
封筒には、多様なサイズがありますが、よく使われるのが、長形3号、洋長3号です。
長形3号(120 × 235 mm)、洋長形3号(235 × 120 mm)は、日常的に使われる、A4資料を3つ折りにして、封入することができる、汎用的なサイズの封筒で、定形郵便物として発送することができます。
一般的に利用される、連絡文書や請求書、納品書など、ビジネスに利用される文書は、ほとんどが、A4で作成されています。以前は、A判系列、B判系列の用紙が入り乱れていて、書類の保存や、データベース化に苦労していました。
1992年に、臨時行政改革推進審議会が、「国際化対応・国民生活重視の行政改革に関する第三次答申」をまとめ、行政文書用紙のA判化を定めたこともあり、現在は官公庁、民間ともにA判化が進んでいます。
長形3号、洋長3号はA4書類を3つ折りで封入するので、1枚物や、枚数の少ない書類を封入するのに適しています。
縦書きには長形3号が適し、横書きには洋長3号が利用されます。長形3号が、日本で古くから使われているのに対して、洋長3号は欧米で広く利用されてきた封筒です。しかし、最近は、グローバル化や、スマートさを意識して、洋長3号もよく利用されています。
機能的には、長形3号は、開封口が狭いので、封緘作業がやりやすく、能率もあがります。洋長3号は、開封口が広く、書類を出し入れしやすいので、DMや請求書など、受け手に開封してもらいたい用途に、適しています。
企業のパンフレットや冊子に使われる、A4判の資料をそのまま収納し、送付できる角形2号(240 × 332 mm)の封筒もよく利用される封筒です。扱いやすいサイズで広く普及しています。
資料が多い場合や、書類を折り曲げずに送付したい書類に最適で、定形外郵便として送ることができます。ちょっとした書類を受け渡す時や、荷物が少ない時には、カバン代わりに利用することもできます。
窓あき封筒(長形3号、洋長3号)は、封入される書類に、宛名、住所を記載し、それを透明窓の位置に見えるように配置することで、封筒自身に住所、宛名を書く必要がありません。窓の大きさは45mm×90mm、透明度20%以下の標準的な仕様です。
一番のメリットは、請求書や個人情報に関わる、機微な情報を送付する時に、誤配を防止できることです。窓無しの封筒では、中身の宛名や住所と異なった宛名、住所が書かれていても、封緘をした後では、検証することができません。
裏側に細かい模様が入っている封筒は、中身が透けて見えにくいという利点があります。重要書類や機密書類を安心して送付することができます。
封筒には自社の住所や部門などを印刷し、素早く発送できるようにします。また、自社の顔としてロゴや事業理念などを印刷できます。データによる入稿、デザインテンプレートを利用した、簡便な制作もできます。長形3型(窓あきを除く)には、あらかじめ郵便番号枠が印刷されています。
封筒に利用できる紙は、社用封筒でよく使われる「白色ケント」や、俗に「茶封筒」と呼ばれるクラフト紙を利用したものや、6色のカラー封筒も用意されています。
社用封筒は、ほとんどの企業で利用されており、年間の使用量もばかになりません。かといって、一度に大量に制作しても、保管場所に困り、会社の成長とともに、印刷される内容も変化していきます。今回は、定番封筒について解説しました。