横断幕について知ろう。横断幕の使用用途って?
横断幕という言葉から何を連想しますか。横断幕は看板のように利用されたり、ちょっとしたイベントの告知用に使われたり、学校やグループの応援に利用されたり、あるいは政治的なアピールに利用されたり、様々な用途に使われています。
今回は横断幕の様々な使用用途についてまとめてみました。
横断幕という言葉から何を連想しますか。横断幕は看板のように利用されたり、ちょっとしたイベントの告知用に使われたり、学校やグループの応援に利用されたり、あるいは政治的なアピールに利用されたり、様々な用途に使われています。
今回は横断幕の様々な使用用途についてまとめてみました。
良く見るとコンビニや自動車販売店などでも横断幕が利用されています。コンビニの商品や、キャンペーン広告は、長くても1、2か月の短期間で終了することが多いので、恒久的な看板は使えません。
横断幕は、短期間の使用にも対応し、柔らかな雰囲気や風になびくギミックなどもうまく活かした広告・宣伝ツールとして利用されています。
代表的な使い道としては、スポーツなどの競技応援、学校や市町村の案内、PRなどの用途があります。大きな表面積で、見やすい大きな文字や絵柄は、遠くからも鮮明に見ることができ、認知されやすいメディアです。
スポーツの応援は、サッカーなどの競技場への持ち込むために、コンパクトに折りたため、なるべく軽い生地を使います。
もちろん取り回しも頻繁に行われるため、屋外使用にも適し、強度もある、ポリエステルクロスで作られた「トロマット」が良く使われます。トロマットは比較的低単価の生地で、コスト重視の場合に最適です。
持ち運びに適した布地生地としては、表裏がありますが、しっかりした艶と光沢感、重厚感のある「スウェード」、メタリック調の光のある「バックサテン」なども使われます。持ち運びの場合には、折りたたんでも、しわがつきにくい昇華プリントを使います。
昇華プリントには、転写紙を使う昇華転写プリントと、転写紙を使わずダイレクトに生地にプリントするダイレクト昇華プリントがあります。転写プリントは染料を鮮やかに再現し、耐擦過性や耐水性を実現します。
昇華転写プリントは印刷版を使わないので、1枚から制作できるのが特徴です。直接印刷するために、生地を前もってコーティングする作業が必要ですが、大量に制作したい場合コストを抑え、転写紙を利用しないことで、環境対応になります。
また、生地の風合いを活かして、色鮮やかな染色を行うために、伝統的な本染めという技法を採用することもあります。
反対に、屋外で長期間設置したりする、屋外常設用の広告・販促用や、工事用の養生シートなどには、耐久性や耐候性のあるテント地である「ターポリン」などが利用されます。風の強い場所では、空気孔の空いている「メッシュターボリン」を使います。
屋外で使う場合には、色落ちに強く、耐光性に優れた、インクジェットプリントなどを利用します。有機溶剤を利用した溶剤プリントで、表面を特殊コーティングした生地に印刷することで耐光性、耐久性を強化します。
屋外利用ではトロピカルの倍の厚さがあるトロピカルや厚手トロマットなどが使われます。また、火災などが心配な場合、ポンジの2倍の厚さがある防炎トロピカルや、4倍の厚さがある防炎トロマットが使われます。
屋外で利用する場合、光の反射やテカリを防止するためには、マットターボリンなどの生地を利用します。また、表裏で印刷したい場合は、真ん中に黒の生地をサンドした、両面社交スウェードや両面遮光ターボリンが使われます。
横断幕使用に関しては、扱いやすさ、耐久性などを考慮して加工します。
取り外し、取り回しの多い、屋内用横断幕は、横断幕の周囲にロープを織り込んで縫製して強度を増し、全体的に張りをもたせることで、見栄えも良くなります。また、ロープなどで固定するための金属リングを取り付けることもあります。