圧着DMのメリットってなに?
圧着ハガキ(隠蔽ハガキ)は1989年の消費税導入と、郵便料金の値上げによって、ハガキサイズで、できるだけ大きな情報量を確保したいという広告・販促主のニーズに基づいて、1991年にトッパンフォームズから「POSTEX」という商品名で登場しました。
圧着ハガキ(隠蔽ハガキ)は1989年の消費税導入と、郵便料金の値上げによって、ハガキサイズで、できるだけ大きな情報量を確保したいという広告・販促主のニーズに基づいて、1991年にトッパンフォームズから「POSTEX」という商品名で登場しました。
圧着ハガキには、2折りと3つ折り(片面タイプ、両面タイプ)があり、通常のハガキに比べて2倍、或いは3倍の情報量を入れることができます。同じ料金で、より多くの情報を伝えられることから、圧着ハガキはDMなどによく利用されます。
折りたたまれた内側は、剥がさない限り見ることができないので、個人情報など他人に見られたくない請求書や通知書などにも利用されています。一般的に、請求書などの場合は、光沢がないものが利用され、DMには光沢のある圧着ハガキが使われます。
圧着ハガキは日本独特の郵便法の下で誕生しました。日本の郵便法では諸外国とは異なり、ハガキと封筒を区別し、ハガキの郵送料金を封筒より安い価格で設定しています。ハガキの料金を適用するために、1枚の紙として成立した圧着ハガキが誕生したのです。
圧着DMのメリットは、料金面、情報面、セキュリティーにまとめることができます。また、圧着方式は、光沢あり、光沢なしなどにより、先糊方式、後糊方式、PP熱圧着方式、UVニス圧着様式などが使われます。
圧着されていることによるメリットは、お客様の手元にハガキが届いたときに、中身が見えていないので、どうしても、剥がしたいという心理的欲求で、結果的に中身の情報を見ていただけるという効果があり、DMとしては大変有利な特徴を持っています。
圧着ハガキは、郵便法に基づいて各種の割引が提供されます。
「広告郵便」(広告・販促などの用途で、同一内容で大量に作られた印刷物)は、差し出し通数(1回で2000通以上、または1ヶ月に1万通以上)によって、最大44%の割引が適用されます。細かい規定があるので、事前に郵便局と相談してください。
受取人の住所等をバーコードで記載する「バーコード付郵便物」、事前に郵便区分番号別に準備することによる「区分郵便物」(2000通以上)、同一郵便局区内でのみ引き受け、配達を行う「郵便区内特別郵便物」などの割引制度も選択することができます。
圧着ハガキは、以前は特許実施権や製造機器等の関係で、限られた業者や設備でしか生産できませんでした。しかし、最近では幅広く活用できる環境が整ってきています。各種の圧着ハガキ作成台紙や、印刷ソフトも提供されており、個人や小規模企業でも自作ができるようになりました。
印刷通販でも、圧着ハガキの制作や発送を含めたサービスが広がっています。テンプレートなども用意されているので、取り組みやすくなりました。
圧着ハガキは、郵便法によるハガキの要件を満たす必要があります。ちょっとしたミスでハガキとして認められないこともあるので、実績のある台紙業者や印刷業者を選ぶことをお薦めします。
今回は、通常のハガキサイズの圧着ハガキとDMに関する解説をしましたが、定形外郵便物であれば、より大きなサイズの圧着DMを作ることができます。A4サイズの大判圧着ハガキを利用すれば、受取人へのインパクトも情報量も圧倒的な大きさで、DM用途にはぴったりです。
類似の商品には圧着封筒があります。圧着封筒は第一種郵便(定形及び定形外)扱いで、3片にミシン目のある、封筒サイズがよく知られています。給与明細や医療費の報告書などに利用されています。ハガキと封筒の差は、中が空洞になっているか、密着して1枚の紙として成立しているかの違いです。
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