喪中はがきと寒中見舞いに違いはある!書き方や例文、注意点を解説
冬の時期に送付する喪中はがきと寒中見舞いには、違いがあります。また、書き方なども違うためきちんと把握せずに送ってしまうと、常識を知らない人だと勘違いされてしまうことも。この記事では、違いはもちろん、寒中見舞いの書き方や注意点を徹底的に解説します。
冬の時期に送付する喪中はがきと寒中見舞いには、違いがあります。また、書き方なども違うためきちんと把握せずに送ってしまうと、常識を知らない人だと勘違いされてしまうことも。この記事では、違いはもちろん、寒中見舞いの書き方や注意点を徹底的に解説します。
目次
喪中はがきと寒中見舞いには、2つの違いがあります。
知らせる内容
送付する時期
違いを知っていないと、マナー違反とみなされてしまうことも。きちんと違いを把握しましょう。
ラクスルでは、喪中はがきと寒中見舞いどちらも作成できます。豊富な無料テンプレートの中から適したデザインも選択可能です。また、宛名を印刷して送付までおこなうプランもあるため、はがきの作成を自宅から簡単に依頼できます。
違い1.知らせる内容
喪中はがきと寒中見舞いの違い1つ目は、知らせる内容です。
喪中はがきは、自分の親族に不幸があった場合に、年賀状をやり取りしている相手に「新年の挨拶をご遠慮いただく」旨を伝えます。対して、寒中見舞いはおもに寒い季節に相手の健康を気遣うために送る便りです。よって、年賀状をやり取りしていなくても送付します。
また、寒中見舞いは喪中で年賀状を返信できなかったときにも使われます。用途がそれぞれ違うため、注意しましょう。
違い2.送付する時期
喪中はがきと寒中見舞いの2つ目の違いは、送付する時期です。
喪中はがき:11〜12月初旬まで
寒中見舞い:1月8日(松の内の翌日)〜2月4日(立春)まで
喪中はがきは、年賀欠礼の挨拶を伝えるはがきのため、年賀状の準備を始める前に知らせる必要があります。そのため、11〜12月初旬までに相手に届くように送付するのが一般的です。
寒中見舞いの「寒中」は、松の内を過ぎてから立春までを指します。そのため、その期間に届けられるように準備する必要があるのです。1月末までの投函を目安に準備を進めます。送付する時期にも違いがあるため、間違えないようにしましょう。
ここからは、喪中はがきのデザインの3つの選び方を紹介します。
1.故人の性格や好きだったものを選ぶ
2.花言葉から選ぶ
3.モノクロかカラーデザインかで選ぶ
デザインによって、故人の人柄を表現できます。故人に思いをはせながら、デザインを選択していきましょう。
ラクスルでは、テンプレートを使用して簡単に喪中はがきが作成できます。作成手順は以下の通りです。
1.デザインをテンプレートで作成する
2.部数を選択する
3.商品を購入する
4.デザインを入稿する
4つのステップで完結できます。宛名を入れたい場合には、リストを制作して入稿するだけで自動的に文字を配置可能です。
喪中はがきのデザインは、故人の性格を表すものや好きだったものを選ぶといいでしょう。例えば、故人が明るい性格で、読書が好きだった場合、以下のようなデザインを選ぶのも1つの手です。
明るい黄色を背景に
本のイラストを入れる
黄色い背景で故人の性格を表し、好きな本をイラストで描くことで、趣味を反映させています。このようなデザインは、もらった相手も故人を思い出しやすくなるため、人気が高まっている傾向にあります。
喪中はがきのデザインは、花言葉から選ぶのもおすすめです。故人にあまり趣味が無かった場合などは、花で選ぶのもいいでしょう。喪中はがきによく使われる花と花言葉は以下のとおりです。
野菊:清爽、高貴
蓮:清らかな心、遠くに行った愛
百合:純潔、無垢
桔梗:変わらぬ愛、愛着
胡蝶蘭:純粋な愛、清純
杜若(カキツバタ):幸せは必ずくる、幸運
白花紫蘭(シロバナシラン):あなたを忘れない、変わらない愛
故人への思いに合わせて、花を選ぶといいでしょう。
喪中はがきのデザインは、モノクロかカラーデザインどちらで仕上げるのかも選びましょう。昔はモノクロが定番でしたが、現在ではカラーデザインの喪中はがきも販売されています。
それぞれどんな仕上がりになるのか、以下でそれぞれ解説していきます。モノクロかカラーデザインかで迷っている方は、参考にしてみてください。
モノクロは、モダンなデザインに仕上げられます。また、控えめな印象を与えられるのもポイントの1つと言えるでしょう。現在はカラーを使う場合が増えてきましたが、
どのくらいカラーを使っていいのかイマイチ分からない
故人は落ち着いた人柄だったので尊重したい
と考えている場合には、モノクロのデザインがおすすめです。デザインによっては地味になりすぎてしまうこともあるため、デザインを自分で確認してから印刷をしてもらいましょう。
カラーで仕上げた場合には、親しみやすいおしゃれなデザインになります。現在は、モノクロよりもカラーを入れることが一般的になっています。カラーを入れることで見栄えが良くなり、高級感を出しやすいメリットがあります。
故人の親しみやすさや明るさを伝えたい
品のある喪中はがきにしたい
上記の方におすすめです。ただし、派手すぎるのはマナー違反になってしまいますので、注意してください。原色を入れるとかなり派手になるため、薄い色を入れるようにしましょう。
喪中はがきを送付する際のマナーについて3点解説していきます。
1.喪中はがきを出す時期は11月中旬〜12月中旬
2.年賀状を交換している人すべてに送付する
3.丁寧な印象を与えたい場合は縦書きにする
故人が亡くなり、年賀状をご遠慮させていただくためのはがきですので、マナーを守らなければ恥をかいてしまうことも。以下でそれぞれについて解説します。
喪中はがきを出す時期は、11月中旬〜12月上旬にしましょう。理由は、先方が年賀状準備に取り掛かる前に、年賀欠礼の挨拶を済ませるべきだからです。準備前であれば、相手も年賀状を準備せずに済ませられます。
もしも年末に不幸があった場合は、2通りの対処法があります。
喪中はがきを出す
喪中はがきを出さずに寒中見舞いを出す
それぞれ思いが伝わる方をチョイスしてみましょう。
喪中はがきは、基本的には年賀状を交換している人すべてに送付してください。喪中はがきは、年賀欠礼の挨拶になるものです。
よって、毎年年賀状を出している人には送付するようにしましょう。ただし、亡くなったことをわかっている親族には改めて送付する必要はありません。
また、仕事関係の人や故人との面識が無い方には通年通り年賀状を出す方も増えています。昔よりも公私を分けて考え、年賀状を送付する方向にシフトしている傾向です。
喪中はがきは、丁寧な印象を与えたい場合には縦書きにしましょう。横書きは、縦書きと比較するとカジュアルな印象を与えてしまうため、受け取り手によっては失礼になることも。
目上の人や、故人のしっかりとした人柄を反映させたい場合には、縦書きがおすすめです。逆に、故人の温かい人柄やカジュアルな印象になっても問題ない場合には、横書きにしてもいいでしょう。
受け取り手や故人の人柄を考えて、縦書きか横書きか選んでください。