オフセット印刷 とは
印刷技法の一種で、アルミ板に版を作り、いったんブランケット(樹脂、ゴムなど)に転写したものを用紙に印刷する技法です。「オフセット」は、版をブランケットに転写(=オフ)→印刷(=セット)することに由来した名称で、版と用紙が直接触れないのが特徴です。他の印刷技法に比べて高画質で印刷することができるため、商業印刷では最も多く使用されています。オフセット印刷では、印刷時に一つのデータごとに製版を行うため、そのぶんのコストがかかります。印刷会社にオフセット印刷を注文する場合、印刷料金は製版コストが上乗せされた価格になるため、100枚、200枚単位の小部数は、一枚あたりの単価としては割高になります。製版コストは何枚印刷する場合でも同じなので、注文する枚数が多ければ多いほど、一枚あたりの単価は下がります。