インテリアを彩るタペストリー
タペストリーは、「つづれ織り」という語源からも理解できるように、インテリアを飾るツールとして利用されてきました。
現代のタペストリー広告は、印刷技術や、素材技術の進歩により、表現面、耐久性、コスト面で優れた広告媒体として、店舗外、店舗内を演出するツールとして、注目されています。
タペストリーの良いところは、ポスターなどに比べると、設置場所が壁や天井、柱、屋根、窓など、バラエティーがあることです。
雨や風などにも強く、耐久性や保存性にも優れています。サイズ面でも店舗の玄関脇に配置する大型のものから、店舗内の売り場に設定する小型のものまで、室内、外の状況に合わせて製作できます。
設置場所を選ばないタペストリー
室内に設置する場合は、壁が定番です。無機質な壁紙の室内を、季節に合わせて彩ったり、特選商品の告知で使ったり、商品に合わせた雰囲気づくりに活用できます。家具などのジャマになるものは避けて、ワンポイントにも、集中型にも目的や役割を踏まえて展開することができます。
広い室内であれば、天井から吊り下げるのも効果的です。店舗内の商品のジャンル分けや、商品訴求、イベントの告知、簡易的な仕切りなどに使うと効果的です。正面がガラス貼りの店舗であれば、窓際に設置することで、歩行者への告知、夏の強烈な日差しや、暑さをしのぎ、店内の目隠し効果をもたらします。
色彩を統一したり、様々に組み合わせたり、マルチに設置することで、インパクトのある効果や、タペストリーの形や素材をお洒落にデザインすることで、デザインアップした空間を演出することができます。
効果的なタペストリーの活用法
広告・販促効果を求める場合、大きく2つの目的に整理することができます。1つは、店外の歩行者や車に乗っている人を店内に誘致すること、もう1つは、店内のお客さまにおすすめの商品の購入を促進することです。
店外の人をお店に引き入れるためには、距離感から想定して、デザインを考える必要があります。遠くから認知してもらいたいのか、ある程度接近したところから、見てもらえるのかによって、文字フォントの大きさが決まります。
遠距離から、見られる可能性が高ければ、ブランドがある程度浸透しているなら、ブランド名やブランドマークを訴求することで、効果がありますが、ブランドがあまり認知されていない場合や、新規オープンのお店であれば、まず業態の認知が優先されます。
〇〇コンテスト受賞といったキャッチがあれば、さらに効果的です。
対象が歩行者など、近距離から見られることが多ければ、お客さまの肩を一押しして、お店に入るきっかけづくりを進めます。高級店なのか、庶民店なのかといったグレード感や、目玉商品、店内の情報などが、引き金情報になります。
タペストリーでトライアンドエラー
タペストリーの利点は、固定の看板や内装と異なり、設置や保管が簡単なことです。コストも、恒久設備ではないので、コスト面でも有利です。インターネット広告で使われているABテスト的な効果測定も可能です。
ABテストとは、WEB広告を2種類用意し、自動的に2つの広告が出現するようにして、広告効果を測定するものです。
タペストリーなら、毎日、あるいは毎週異なったタペストリーを交換して、広告効果を比較することができます。少しずつ、実績を重ねることによって、デザインや素材による効果を積み重ねてノウハウ化を進めましょう。