日本全国に店舗展開するようなビジネスの場合は、TVコマーシャルのようなイメージ戦略を行い、各店舗を支援することもできますが、新業態や新規参入業者の場合は、地道なエリアマーケティングの展開が基本になります。
エリアマーケティングでよく使われるのがチラシとポスティングです。チラシは新聞購読者に限られることと、町丁の細かな配布ができないこと、チラシの集まり具合によって、効果が左右されるといった課題があります。
反面、ポスティングはチラシより一部当たりの単価が高めになる傾向があることと、マンションなど配布できない場所や、クレームの可能性があります。
新聞購読者は年々減少しており、特に若い世代の購読率が低くなっています。ポスティングは、エリアを細かく設定できることや、新聞をとっていない世帯にも配れることから、若い層へのアプローチに優位性があります。
また、チラシ以外の販促品やプレミアムも配ることができるので、結果として、見込み顧客の把握や、データ化によって、広告効果を測定しやすいというメリットがあります。
ポスティングは業者にまかせる方法もありますが、最初は自分で実施することも重要です。自分で歩いて商圏を確かめ、周辺の店舗や地域を把握することで、広い意味での市場調査、市場探索をすることができます。自分の目で見ることで、その後の販促活動を、自信を持って実行することができるようになります。