手洗いポスターのデザインを作る方法
まずは、手洗いポスターのデザインを作る方法です。ここではパソコンやスマホを利用することを前提として4つの方法をお伝えします。
Illustratorなどのデザインソフトを利用
ひとつめは、「Illustrator(イラストレーター)」などを代表とする有料のデザインソフトを利用する方法です。デザインを作るといえば、このIllustratorを思い浮かべる方も多いでしょう。
このほかにも、世界的にシェアが広いAdobe社のPhotoshopやInDesignなどが有名です。デザインを制作する機会が多い方は、年々新機能が追加されている有料のデザインソフトをひとつは持っておいてもよいでしょう。
Officeアプリケーションを利用
Microsoft社が提供する「Office」のアプリケーションを利用してデザインを作ることも可能です。中でも、ExcelやWord、PowerPointなどが代表的でしょう。
これらのアプリにはテンプレートが用意されています。「手洗いポスター」のイメージに近いものがあれば活用してもよいかもしれません。
スマホアプリやWebブラウザ上で作成
スマホアプリやパソコンのWebブラウザ上で作成する方法もあります。スマホアプリでは「Canva」や「「Adobe Spark Post」などが有名です。スマホに保存している画像をポスターのデザインとして利用することもできます。
また、パソコンのWebブラウザ上で作成できるものとしては「Picky pics」、「テンプレートBANK」などが利用しやすくなっています。デザインのテンプレートも豊富に用意されており、何もない状態からデザインを考える必要がありません。一部の機能を除いてどれも無料で使えるものばかりであり、魅力的でしょう。
印刷会社が用意するテンプレートを活用
印刷会社のサイトに用意されているテンプレートを活用することも可能です。ポスターのテーマにしたい内容を検索すると、それに沿ったデザインテンプレートを見つけられます。パソコンにダウンロードして使えるものや、ブラウザ上でそのまま編集できるテンプレートなども用意されています。
ラクスルでは、手洗いポスターのテンプレートを用意しています。ぜひご確認ください。
効果的な手洗いポスターを作るコツ
手に取ってみなければ内容が分からないチラシやパンフレットとは異なり、一目見ただけで情報が伝わることがポスターの特徴です。
そこで、手洗いポスターを掲示した際に「手洗いを促す」効果を高めるためのコツについて4つ紹介します。
手洗いの目的や意図を伝える
ポスター本来の目的は、「ポスターを見る人に対して、制作側の意図を正確に伝えること」です。手洗いポスターであれば、「何をしてほしのか」を制作する前に決めておく必要があります。
「なぜ手洗いが必要なのか」、「どこで手洗いをしてほしいのか」など、伝えたいことを一度整理しましょう。そして、最も伝えたいことは何かを抜き出し、それを文字や絵で表現します。見る人の視覚に訴えかけ、記憶に残るようなものにするのがコツです。
ターゲットを絞り、配色やレイアウトを決定
どんな言葉やデザインに興味を持つかは人それぞれ異なります。より多くの方に見てもらえるデザインにすることも重要ですが、「どの場所に掲示するものなのか」など、掲示場所をあらかじめ設定しておくと、見る人の目に留まりやすいデザインとなるでしょう。
たとえば、病院に掲示する手洗いポスターであれば「清潔感」は外せません。ターゲットが明確になれば、それに伴って配色やレイアウトも決めやすくなります。手洗いポスターのデザインをより効果的にするためにも、ターゲットをひとつに絞ることがコツです。
誰でも読みやすい文字の配置
誰が見ても読みやすいように、文字の配置を意識することもコツです。文字がすべて同じ色や大きさであるよりも、キャッチコピーのサイズを大きくして立体的にしたり、本文で重要な部分の色を変えたりするだけで見る人の受けとる印象が変わります。
特に、ポスターのデザインではタイトルを大きく目立たせることが基本です。手洗いを促すポスターであれば「手洗い」の文字を強調し、一目で何のポスターかを認識できるようにしましょう。
手洗いポスターに適したジャンプ率を意識
ポスターの制作では、ジャンプ率にも意識する必要があります。ジャンプ率とは、「文字の大きさの比率」のことです。
一番大きい文字と一番小さな文字の比率が大きいことを「ジャンプ率が高い」、一方で比率が小さいことを「ジャンプ率が低い」といいます。ジャンプ率の高いデザインは見る人に躍動感を感じさせ、活発な印象を与えます。対してジャンプ率の低いポスターは、落ち着きのある高級な印象を与えることができるでしょう。
手洗いポスターのデザイン例
手洗いポスターの制作では、訴求の目的に合ったデザインにする必要があります。
ここでは手洗いポスターのデザイン例について紹介するので、デザインに活かしていきましょう。
正しい手の洗い方を掲示
手洗いポスターの中で最も代表的なものは、「正しい手の洗い方を示す」ポスターです。会社や学校、病院などの入り口やトイレなどに掲示することが多いでしょう。
正しい手の洗い方を示すためにも、タイトルは大きく目立たせるようにしてください。また、洗い方を詳しく説明するデザインにしたい場合は、ジャンプ率を少し抑えると落ち着いた印象になり、内容を読んでもらいやすくなります。
入退室時の手洗いを喚起
さまざまな場面で利用できるのが「入退室時の手洗いを喚起する」デザインのポスターです。どんな部屋の入り口にでも、この内容のポスターならば掲示することができます。
タイトルは、ストレートに「手を洗いましょう」としたり、「 感染症対策へのご協力をお願いします」と訴えかけたりするのがおすすめです。文字よりもイラストをメインにして、ジャンプ率は高めに設定するとよいでしょう。
飲食店や小売店などの店舗では、手洗いを喚起するポスターがお客様の不安解消にもつながります。
ハンドソープの正しい量や使い方を紹介
最後は「ハンドソープの正しい量や使い方を紹介」するデザインです。量が少なかったり、使い方を間違えたりすると、手洗いの効果は期待できません。
正しい量や使い方を伝える例としては、「1プッシュ」などの言葉をよく目にすることがあるでしょう。こちらもイラストがメインのデザインになる場合が多いので、ジャンプ率は高めにしてみてください。