ポストカード印刷は少数でも安くなる?少数だと高くなる理由も解説
ポストカードの印刷を行う際に気になるのはその「費用」です。その際に「少数とはどのくらいを指すのか」「なぜ少数だと高くなるのだろう」といった疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。 事実、ポストカードの印刷費用は多数よりも少数の方が1枚あたりでみれば高くなります。そこでポストカードを少数で印刷する際の概念や高くなる理由、安く抑える方法などを紹介します。
ポストカードの印刷を行う際に気になるのはその「費用」です。その際に「少数とはどのくらいを指すのか」「なぜ少数だと高くなるのだろう」といった疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。 事実、ポストカードの印刷費用は多数よりも少数の方が1枚あたりでみれば高くなります。そこでポストカードを少数で印刷する際の概念や高くなる理由、安く抑える方法などを紹介します。
目次
ポストカード印刷と呼ばれるものにはどのようなものがあるのでしょうか。代表的なものには次のような種類があります。
・ポストカード
・絵葉書
・大判はがき
・圧着はがき
・各種案内状
・DMなど
郵便局が発行する官製はがきもポストカード印刷に含みます。またその用途も幅広く、販売促進や暑中見舞い、年賀状、引越し、出産報告などさまざまです。
ポストカード印刷の少数に正確な数字はありません。最小であれば1部から印刷を行ってくれる会社もあります。
ただし、一般的には10部程度を最小部数としていることが多いでしょう。少数の扱いについては、各印刷会社で異なる理由も次の項でも詳しく説明しますので、そちらをご確認ください。
ポストカードの印刷はなぜ少数だと高くなるのでしょうか。ここでは要因となる2つの理由について解説します。
ポストカード印刷が少数だと高くなる理由の1つに、使用する印刷機械が関係しています。ポストカードは部数や色数、用紙の種類などの仕様によって、利用する印刷機械が異なるのです。
たとえば、少数の場合はオンデマンド印刷、大部数の場合はオフセット印刷またはデジタル印刷といったようにその部数によって印刷機械を使い分けています。
大量印刷の場合はオフセット印刷またはデジタル印刷を行い、こちらの方が安価に印刷できるため、少数の注文よりも安くなるのです。
少数の場合、印刷会社の手間が増えることも理由です。データチェック費用や製版料などの部数に関係ない部分と、用紙代や人件費など部数に関係してくる部分とに分かれます。
つまり、後者部分は部数が多くなるとその分増えますが、前者部分は部数が多くなっても増えないということです。特に人件費の面でみれば同一のポストカードを作り続けるよりも、少数のポストカードをいくつも作る方がコストアップしてしまいます。
少数の依頼は、印刷会社の手間が増えることになり、費用が高くなることを覚えておきましょう。
少数でもポストカード印刷を安くする方法はあります。ここでは5つのコツについて見ていきましょう。
納期を長く設定するようにしましょう。納期は短いほど、印刷費用は高くなる傾向にあるからです。
最近は当日発送などをサービス化する会社も多くなっています。急なイベントなどで緊急にポストカードが必要となる場合は重宝するでしょう。
しかし特に希望する納期が無い場合は、出来るだけ長く設定することをおすすめします。印刷会社によっては「注文から3日以内」「注文から7日以内」といったように細かな設定があるので事前に確認しましょう。
最初に大部数を注文しておいて、ストック管理しながら追加で注文するのも1つのコツです。
色に関する仕様も印刷費用に関わってきます。その組み合わせは次の6通りです。
・片面カラー
・片面モノクロ
・両面カラー
・両面モノクロ
・表面カラー・裏面モノクロ
基本的にはモノクロ印刷よりカラー印刷のほうがなります。また片面印刷より両面印刷の方が高くなるのです。
つまりこの2つの条件から見ると「片面モノクロ」が最も安くなる組み合わせであることが分かるでしょう。デザイン次第の部分もありますが、何より安くしたいという場合にはこの「片面モノクロ」を選んでみてください。
ポストカード印刷の費用には使用する「用紙の種類」も影響します。代表的な「マット紙」「コート紙」「普通紙」などが比較的安く設定されている場合が多いです。
一方、キャストコートやスノーホワイト、サテン金藤などいわゆる「特殊紙」は、用紙自体の費用が高いことから販売価格も高く設定されています。
ただし、マット紙やコート紙が粗悪というわけではないので、安心してください。
ポストカード印刷を行う上でデザインにかかる費用も考慮しなければなりません。もしデザイナーに依頼するとなると、その分費用は高くなります。
また自身で作成して印刷会社へ入稿する場合も画像編集ソフトが必要になり、その購入費用も必要となるかもしれません。そのようなときには、印刷会社が用意する無料のデザインテンプレートをおすすめします。
利用シーンに合わせた様々なテンプレートがすでに用意されており、目的にあったテンプレートがすぐに見つかるはずです。費用と手間のどちらも削減できるでしょう。
ポストカードについてのオプションなしの注文をすることも安く仕上げるコツです。印刷会社ごとに付帯できるオプションは異なります。
代表的なところでは「二つ折り圧着はがき」「角丸加工」などです。安く仕上げる方法としてはオプションなしの注文が安くできますが、使用シーンによってオプションが必要な場合は、付けましょう。