効果的なDMのデザインとは?
DM・ダイレクトメールのデザインの作り方とレイアウトのコツ

行動を促すDMには、効果的なデザインが不可欠です。しかし「何から手をつければいいか分からない」と悩む方も多いでしょう。 この記事ではDMの構成要素、送る際の基本ルール、反響率を上げるレイアウトのコツを解説します。

行動を促すDMには、効果的なデザインが不可欠です。しかし「何から手をつければいいか分からない」と悩む方も多いでしょう。 この記事ではDMの構成要素、送る際の基本ルール、反響率を上げるレイアウトのコツを解説します。
目次
ポストカードは郵便で送ることを前提に作成します。そのため郵送のルールを守って作成することが大切です。
ここでは、ポストカードの郵送ルールや作成のコツを説明します。
郵送できるポストカードを作るために、必要なルールは次の通りです。
・サイズは、長辺が140〜154mm、短辺が90〜107mm
・重さは、2g~6g
・宛名面の上部か左側中央に「郵便はがき」か「POSTCARD」の記載を入れる
・表面(宛名面)は白、もしくは淡い色にする。濃い色の場合は宛名シールを貼る
・表面(宛名面)に文字や広告を入れる場合は、用紙の2分の1までにする
・切手は用紙の長辺から35mm、短辺から70mmの範囲に貼る
はがきの料金で送れるポストカードを作るには、これらのルールを守ることが必要です。
郵便番号枠については必ずしも入れる必要はありませんが、もし印刷するのであれば黒や青の色味が入っていない朱色や金色で入れるようにしましょう。
ポストカードのデザインに、写真や画像を入れる場合も多いでしょう。写真や画像を入れたポストカードのデザインを作る場合、画像のサイズに注意することが大切です。
解像度が低すぎる画像を入れると、大きくした際に画像が荒くなったり輪郭がぼやけたりします。できれば、300dpiから350dpiほどの解像度の画像がおすすめです。
ポストカード全体に写真を入れるのであれば、画像の大きさは次のようになります。
・300dpi:1181×1748ピクセル
・350dpi:1378×2039ピクセル
用紙の半分に写真を入れる場合、画像の大きさは次の通りです。
・300dpi:1181×874ピクセル
・350dpi:1378×1020ピクセル
ポストカードのデザインとして画像を入れる前に、画像のサイズ変更をしておくようにしましょう。
DMは、次の5つの要素から構成されています。これらの要素をどう配置するかによって、お客様のレスポンス率も変わってきます。
1.キャッチコピー
キャッチコピーは、DMを送付した理由をお客様に伝え、内容を確認してもらうためのDMの要ともいえる要素です。通常のはがきの場合は目を引き付けること、圧着はがきや封筒の場合は開封を促すことを意識して、キャッチコピーを考えましょう
2.ターゲットへの呼びかけ(挨拶文)
商品説明の前に挨拶文を記載し、なぜこのDMを送付したか、目的を端的に伝えます。
3.商品・サービス説明
自社の商品やサービスの紹介です。商品を一覧で掲載する場合もありますし、商品・サービスについてストーリー仕立てで説明する場合もあります。
DMの目的やターゲットに合わせて、どのような説明文が適しているかを考えましょう。その商品を購入したり、サービスを利用したりすることで、どのような利益を得られるかまで伝えられるとベストです。
4.オファー(特典)
DMを受け取った人だけが得られるオファーを記載します。オファーは、購買意欲を高めるための仕掛けです。代表的なものとして、割引券やクーポン、プレゼント、イベント招待などが挙げられます。
5.レスポンスデバイス
DMに電話番号やメールアドレスといった問い合わせ先を記載するほか、レスポンスデバイスとして、商品・サービスの申込書や資料請求用の封筒などを添付することもできます。
ここからは、ラクスルでご用意しているデザインテンプレートをもとに、人目を引くレイアウトとデザインのコツについてご紹介します。

訴求したいポイントやお客様に気付いてほしい部分について、目立つように表現することが、DMのデザインの大原則です。
左のテンプレートのように、紙面の3分の1をキャッチコピーに使用し、ほかの要素を小さくするなど、デザインにメリハリをつけることで、パッと見たときに印象に残るDMが出来上がります。キャッチコピーに合わせたイラストを使うのも効果的です。
縦横の文字列がきちんとそろい、フォントのサイズが統一されたDMは、見た目の印象はきれいですが「何を訴求したいのかわからない…」と思われてしまう場合もあるため、注意が必要です。

チラシやはがきを見たとき、人間の目は、左上から右下へと移動します。キャッチコピーや商品説明などの要素をレイアウトするときは、この流れを意識しましょう。
左のテンプレートでは、まず初めにオープンキャンパスという文字が目に飛び込んできます。続いて、日付、内容、問い合わせ先、地図というように、スムーズにDMの内容を把握することができます。
目の流れを無視して要素を配置すると、内容がつかみにくくなり、興味も薄れてしまいます。

紙面に掲載する情報が多い場合、数字や矢印など、アイキャッチとなるデザイン要素を配置して、ストーリーを作ることが大切です。
左のテンプレートのように数字を配置することで、目の流れを誘導することができ、内容をスムーズに理解させることができます。
DMにおしゃれな写真やフォントを使用しても、情報がきちんと整理されていなければ、読む人の興味を引くことはできません。情報を整理するポイントは「そろえる」「まとめる」の2点です。
・そろえる
文字や写真などをバラバラに配置すると、内容をスムーズに読ませることができません。文章は左揃えにする、写真やイラストは中心線を意識して配置するなど、レイアウトのルールを決めることで、すっきり整頓された印象を与えることができます。
・まとめる
いくつかの商品やサービスを同じ紙面に掲載する場合、種類ごとにまとめることで、見やすさがアップします。色分けをしたり、罫線を入れたりしてグループ化するなど、直感的に関連性を理解できるようなデザインを意識しましょう。
DMでは、当然ながら、商品の重さや触感などをお客様に伝えることはできません。そのため、商品の写真をDMに掲載するときは、写真に影を入れるなど、立体感を演出することが大切です。
アパレルショップやヘアサロンなど、DMでお店のムードを伝えたい場合は、ボケ味のある写真や、コントラスト(明度等の差異)の低い写真を使うのもおすすめです。
DM全体の印象は、使用するフォント(書体)によってガラリと変わります。上品な印象を与えたいなら明朝体、カジュアルな印象を与えたいならゴシック体など、DMの目的に応じてフォントを使い分けましょう。親しみやすさを感じさせる、手書き風のフォントもおすすめです。
ただし、DMの紙面に使用するフォントは、多くても3種類程度にしておきましょう。あまり多くのフォントを使用すると、まとまりのない印象を与えてしまいます。
DMでは入れたい情報をすべて詰め込まず、ポイントをしぼったほうが、読み手に伝わりやすくなります。エステサロンやアパレルショップなどの場合、上半分に写真やイラストなどのキービジュアルを配置し、下半分は文字を少なめにして、余白を十分に取るとおしゃれに見えます。
背景色が白やパステルカラーの場合、文字色に黒を使用すると、コントラストが強すぎておしゃれなイメージからは遠くなってしまいます。文字色をグレーや焦げ茶にすることで、背景色になじみ、やわらかい印象になります。
DMの用紙を選ぶときは、「DMを出す目的」と「商品の特徴」という、2つの点を意識しましょう。
例えば、招待状や試写状のように、DMを持ち歩いてほしい場合は、厚みのあるマット紙が適しています。また、アパレル関係のDMで「新作の服の写真」を載せる場合は、厚みのあるコート紙で高級感を出すといいでしょう。
ポストカードのデザインに入れたい写真や情報がそろっていても、レイアウトなどをすべて考えるのは大変です。そのような時はあらかじめデザインされている無料テンプレートを使えば、画像や文字を入れ替えるだけで簡単におしゃれなポストカードが作れます。
おすすめはラクスルの無料デザインテンプレートです。ここで、テンプレートの種類や使い方についてみていきましょう。
ラクスルの豊富なデザインテンプレートから、用途や目的に合ったものを選びます。ポストカードのデザインテンプレートは、269種類です。
用紙のフチまで印刷をしたい場合は、ポストカード用を選びましょう。フチありのデザインを使いたい場合は、はがき用を選ぶと周囲に5ミリの白いフチができます。
デザインテンプレートの編集方法は、レイアウト上の画像や文字を好みのもの入れ替えるだけなので簡単です。入れ替える画像であっても、できるだけ解像度の高いものにするときれいに仕上がります。
使い方がわからない時は、「かんたん操作ガイド」を開くと詳しい説明を見ることができるのでおすすめです。
デザインテンプレート上でポストカードを作成したら、印刷イメージのPDFをダウンロードしてどのような出来上がりになるかを確認します。このPDFは解像度が低く、そのままプリントアウトできないので注意しましょう。
出来上がりイメージを確認した後、印刷するポストカードの用紙や枚数を入力して料金を確認すれば発注手続きが完了します。作成したデザインは、ラクスルのマイページで保存しておくことができるので、後でデザインを変更したり再印刷したりすることが可能です。
ラクスルを使えば、低価格でだれでも簡単にDMを試すことができます。
①価格が安い。誰でも手ごろな価格でDMを始められます。
②発注がかんたん30分。誰でもすぐにDMを注文・発送できます。
③デザイン作成ツールとテンプレートで無料。誰でも簡単にDMの作り方がわかります。
詳しくは、ラクスルのDMサイトページからご覧いただけます。



ラクスルでは、宛名リストが無くても、DM(ダイレクトメール)が配布できる、「宛名なしDM・エリア便」をリリースしました。
ご指定のエリアへ、反響率が高いポストカード・A4大判ハガキ・圧着ハガキなどを配布するサービスです。エリア便特徴は、主に3点あります。
①宛名リストが不要
・DM(ダイレクトメール)発送に必要な宛名リストは、エリア便には不要です。
・配布エリア、配布する商品(ポストカード・A4大判ハガキ・圧着ハガキ等)、配布希望日を選ぶだけで簡単にご注文頂けます。
②反響率を高める仕様
・ポスティング・折込で使用されるチラシ配布はB4・A4サイズで、コート53kg・73kg・90kgを使用されることが多いですが、
エリア便は厚みがある紙を使ったハガキを配布するので、投函先で廃棄されにくく、手元に残りやすいので、開封率を高めることができます。
・通常のポスティングチラシは、複数のチラシを一緒に投函する「併配」ですが、DM・エリア便はご注文いただいた商品1点を
単独で配布する「単配」を採用しています。他のポスティングチラシと混ざりにくいため、開封率が高まる効果があります。
③印刷から配布までワンストップ
・ラクスルのエリア便では、ハガキの印刷をお客様自身でご手配いただく必要はありません。郵便局への持ち込みも不要です。
・ハガキの印刷から指定エリアへの配布までワンストップで対応が可能です。