年賀状のテンプレートはどう手に入れる?テンプレートの種類と注意点
毎年のことなので年賀状を作る手順は完璧かもしれませんが、悩むのはやっぱり「どんなデザインにするか」でしょう。こんなときは「テンプレート」を使うと便利です。この記事は、テンプレートを手に入れる方法と選び方、使うときの注意点を解説します。
毎年のことなので年賀状を作る手順は完璧かもしれませんが、悩むのはやっぱり「どんなデザインにするか」でしょう。こんなときは「テンプレート」を使うと便利です。この記事は、テンプレートを手に入れる方法と選び方、使うときの注意点を解説します。
目次
年賀状デザインに悩む方はきっと多いのでしょう。パソコンやインターネットの普及によって、年賀状テンプレートは実にさまざまな方法で提供されています。
ただテンプレートはまとまった1枚のデザインなので、気に入ったものを手に入れるためにはできるだけ多くの選択肢の中から選びたいものです。ここではその代表的な3つの方法を紹介します。
パソコンを使ってインターネットに接続できるのであれば、ブラウザで「年賀状 テンプレート」を検索してみましょう。驚くほどたくさんのWebサイトがヒットし、ビジネス用、フォーマル用、和風などさまざまなジャンルごとのテンプレートを見つけることができます。
写真が使える「写真フレーム」テンプレートも、お正月にふさわしいお飾りをあしらったフォーマルなものや、干支をモチーフにしたかわいらしいものまで多彩です。
中にはオリジナルデザインのための「パーツ素材」がダウンロードできるWebサイトもあります。無料のサイトもたくさんあるので、納得いくまでじっくり探してみましょう。
もし、昨年と同じソフトウェアやプリンタを使うのであれば、新しく更新されたテンプレートを使うこともできます。
年賀状などハガキ印刷のためのソフトウェアは、デザインの作成だけでなく住所録データも保存・印刷できるので一度買っておくと毎年新しいデータが使えるのでおすすめです。
ソフトウェアごとに更新時期やテンプレートの数は異なります。必要に応じて公式Webサイトやソフトウェアのヘルプページを確認しましょう。
意外に知られていないのが、一部のプリンタメーカーが公式サイトで公開しているテンプレートです。ブラザーやキャノン、エプソンなどのメーカーは、それぞれ公式サイトで年賀状のための特集を組んでテンプレートを多数提供しています。
書店やコンビニをはじめとした書籍売り場では、毎年10月ごろになると翌年の年賀状に使えるテンプレートや素材のデータ付きの書籍が発売されます。「特定のソフトウェア用」としているものもありますが、テンプレートとして他のソフトでも使えるものが多くあります。
それぞれテンプレートの数は違いますが、価格は500円から1,500円程度と比較的安価で、紙の紙面でテンプレートを一覧で見ることができるメリットがあります。
どの書籍を買うか選ぶときは、気に入ったテンプレートがあるだけでなく、自分の使うソフトウェアでどう使うかを確認しましょう。
年賀状のテンプレートは、大きく「イラストテンプレート」と「写真フレームテンプレート」に分けられます。
イラストテンプレートは手書きなどの大きな筆文字を含むイラストが中心となるテンプレートで、写真フレームテンプレートは写真素材を引き立ててくれるテンプレートです。ここでは、それぞれの適した使い方の例を紹介します。
イラストテンプレートは、イラストの種類で使い方を変えられます。例えば親しい友達に「かわいい」イラストが、会う機会の少ない親類には福の神や干支といった「おめでたい」イラストが使えます。
しかし、仕事先の上司や取引先への年賀状なら、比較的礼儀や形式に則った「フォーマルな」イラストが求められます。特に奇を衒うことを避け、落ち着いたデザインのテンプレートがふさわしいといえるでしょう。
イラストではなく、干支を表す漢字1文字を筆文字風に前面に描くデザインは、どちらかというと「フォーマル」に使いやすいテンプレートです。このようにイラストを使うテンプレートはイラストの種類を変えることで幅広く使いやすいテンプレートだといえます。
写真を使った年賀状には、自分や家族の近況が伝えやすくなるメリットがあります。例えば「進学」や「就職」は、制服・スーツ姿の写真や成長した子供と一緒の家族写真を見るだけで最近の変化や今の状況が一目でわかります。
写真フレームテンプレートを変えると、写真を含めたデザイン全体の雰囲気も変わります。なにげない日常の写真でも、例えば「大きくなりました!」や「結婚しました!」といった文字付きの写真フレームテンプレートにすれば、使える写真の幅が広がります。
もともと年賀状は、日頃お世話になっている方へ、年のはじめに送るごあいさつです。ただ送る相手は、ごく親しい同年代の友達から、仕事でお世話になっている上司や取引先、子供がいれば学校の先生やなかなか会えない親類など幅広く、すべての方に同じテンプレートで、というわけにはいきません。
ここでは、年賀状のテンプレートを使うとき、注意しておきたいことを2つ解説します。
年賀状が年のはじめのごあいさつであることを考えると、テンプレートのデザインも送る相手に喜ばれるものがふさわしいといえます。できればテンプレートも、礼儀や形式に則ったフォーマルなデザインと、親しい方に送るためのデザインの2種類は用意しておきたいところです。
また、テンプレートの「賀詞」にも注意しましょう。「寿」や「福」「賀正」「迎春」といった2文字までの賀詞は、「めでたい」「新年を祝う」といったシンプルな意味を表すので一般に部下や後輩など目下の相手に用いるのが一般的です。
目上の方には、「謹賀新年(謹んで新年をお祝いいたします)」や「恭賀新春(うやうやしく新年をお祝いいたします)」といった敬意のこもった賀詞を用います。テンプレートのデザインと合っているか、きちんと確認しましょう。
手書き年賀状であれば、万年筆のインクや墨汁に「普通紙」の年賀はがきが適しています。プリンタで印刷する場合は、イラストだけなら「インクジェット紙」で、写真も印刷するなら「インクジェット写真用」の年賀はがきにすると仕上がりがよくなります。
テンプレートが異なれば適したハガキの種類も変わるので、あらかじめそれぞれの送る枚数を確認しておくとよいでしょう。