絶対にステルスマーケティングをしてはいけない理由
ステルスマーケティングは通称「ステマ」と呼ばれるマーケティング方法です。ステルスマーケティングを簡単に説明すると、広告目的と気づかれないように商品を宣伝することです。実はそれほど最近のマーケティング手法ではありません。紀元前からその歴史があり、そう遠くない過去では「土用の丑の日の鰻」もステルスマーケティングとされています。そんなステルスマーケティングはなぜしてはいけないのかを説明します。
ステルスマーケティングは嫌われる
良い悪いの問題ではなく感情論でしかありませんが、ステルスマーケティングは嫌われています、消費者は「騙された」という印象を持ってしまうからです。「騙された」は信用の問題に直結しますよね。ビジネスでもっとも重要なのは信用です。ステルスマーケティングで一時的に収益が増えてもそれがバレたときに失う信用は取り戻すのに長い時間が必要になります。
ステルスマーケティングは法に触れる可能性がある
ステルスマーケティングが法律違反なのかどうかはさまざまな議論がありますが、現在は景品表示法、不正競争防止法、その他の法律に抵触する可能性があるとされています。海外では明確に違法であるとしている国もあります。広告は正しく広告であると明示しなくてはいけないルールが定着しています。日本ではまだグレーゾーンであるという認識ですが、グレーゾーンには触れないことが健全な経営の基本です。
絶対に隠し通せるステルスマーケティングはない
ステルスマーケティングは劇薬です。その効果はあまりにも大きいため、どうしても使ってみたくなるのですが、倫理的にも心情的にもそしてときには法的にも問題となります。「バレなければいい」はビジネスにおいて最も嫌われる行為です。消費者と正しい信頼関係を築くためにステルスマーケティングは絶対にやめましょう。
まとめ
ステルスマーケティングは上手くハマればその効果は絶大です。カンフル剤として導入したくなる気持ちも分かりますが、得るもの以上に失敗した時に失うものが大きいのは言うまでもありません。消費者と正しい信頼関係を築くためにステルスマーケティングは絶対にやめましょう。
