合紙(あいし)とは?合紙(ごうし)との違いも解説
合紙(あいし)のメリットや用途、合紙(ごうし)との違いを解説しています。
合紙(あいし)のメリットや用途、合紙(ごうし)との違いを解説しています。
目次
合紙(あいし)とは、印刷物の間に挟む紙を指します。大量の印刷物を数える際の区切りとして利用されることが多いです。また印刷工程でインクが他の紙に移るのを防いだり、仕上げや運搬の際に印刷物が傷付くことのないように、印刷物の間に合紙を挟むことで品質を保つ役割もあります。
メリットとしては、以下の点が挙げられます。
数量管理:印刷物のまとまりを確認しやすくするために、一定の枚数ごとに合紙を挟むことで、数量の管理が容易になります。
裏移りや傷の防止:印刷物の間に合紙を挟むことで、インクが他の印刷物に移ることを防ぎます。また仕上げとして紙を断裁するときに断裁面や紙の表面に傷が付かないようにしたり、運搬の際に傷が付いてしまうのを防ぐ役割もあります。
合紙は、特に以下のような場面でおすすめです。
大量印刷を行う場合:大量のチラシやフライヤーなどを印刷する際、数量管理のために合紙を利用すると、納品された後に枚数をいちいち数える手間が省かれ、分配や発送などに関わる作業効率の向上が期待できます。
小分けにする必要がある場合:印刷物を部署やグループなどに小分けにして分配する必要がある場合、合紙がなければいちいち数量を数える手間がかかります。合紙を活用することで作業効率を大幅に向上させることができます。
「合紙(あいし)」と「合紙(ごうし)」は同じ漢字を使いますが、異なる用途と意味を持ちます。
合紙(あいし):
合紙(あいし)は、印刷物の間に紙を挟むことで、裏移りを防止したり、数量を区切るための目安としたりする行為やその紙自体を指します。印刷工程において印刷物の品質を保ち、作業の効率化をサポートする役割を持っています。
合紙(ごうし):
一方、合紙(ごうし)は、複数の紙を貼り合わせて一枚の厚みのある紙にすることを指します。主にポスターやパネル、カード類などに使われ、強度や厚みを持たせるための加工技術として使用されます。製品自体を頑丈にしたり高級感を持たせるために行われる加工です。
したがって、「あいし」は印刷工程での裏移り防止や数量管理を目的としたもの、「ごうし」は印刷物自体に厚みや強度を持たせるための加工技術と覚えておくと、それぞれの違いを理解しやすいでしょう。
チラシ・フライヤー印刷の一部仕様において、合紙と帯掛けのオプションの選択が可能です。
合紙
一定部数ごとに紙を挿入します。
数量確認の目安などの用途でお使いできます。納品された印刷物を部署やグループごとに分配する必要がある場合などに、枚数をわざわざ数える手間を省くことができます。
区切る部数:30部、100部、500部ごと
帯掛け
一定部数ごとに帯を掛けます。
数量確認の目安などの用途でお使いできます。納品された印刷物を部署やグループごとに分配する必要がある場合などに、枚数をわざわざ数える手間を省くことができます。納品された印刷物の発送作業などがある場合には、帯が掛かっているので持ち運びもしやすく、数量も確認しやすいため作業効率が大幅に向上します。
区切る部数:30部、100部、500部、1,000部
※端数が出る部数でご注文の場合、指定された部数と端数分に分けて合紙・帯掛けしてお届けします。
例:100部を注文し、30部単位で梱包オプションを選択した場合
30部ずつの3セット(30部×3セット)と、残り10部のセットに分け、10部のみを合紙・帯掛けします。