手書きでも効果アップ!手書き風のポスティングチラシ
最近はデザインツールが進歩して、アマチュアでもかなり高度なデザイン作業を行うことができるようになりました。そこで今回は手書きで効果の出るチラシを作成する方法について見ていきたいと思います。
最近はデザインツールが進歩して、アマチュアでもかなり高度なデザイン作業を行うことができるようになりました。そこで今回は手書きで効果の出るチラシを作成する方法について見ていきたいと思います。
素材探しは、以前は自分で作るか、美術館や展示会などの情報収集が欠かせませんでした。しかし、今では商業利用も可能な素材サイトがイラスト、写真などジャンル別に揃っています。
ロゴなども、基本図形の組み合わせに、色彩や図形の変形、文字の組み合わせによって、一流デザイナー顔負けのデザイン制作をすることができるようになりました。様々な用紙や、目的別にテンプレートも用意され、編集者として、気軽にレイアウト、デザインもできます。
また、インフォグラフィックスのような特殊なデザインや、色使いのためのヒントが得られるサイトなど、デザイン支援ツールも充実しています。
このような時代にデザインで差別化していく手法としてよく利用されているのが、手書きや、手書き風のデザインです。
ここで、あえて手書き風という言葉を使ったのは、この分野でも、様々なデザインツールが用意され、まるで手書きのようなデザインを作る時代になりました。
手書きの良さは、やさしさ、そしてなんとなく親近感や愛着のわく感覚だと思います。文字の世界でも、今やデジタル化が進み、文字や漢字を書くのは自分の名前ぐらいだという人も沢山います。このような時代になればなるほど手書きの強さや差別感が強化されます。
年に一度の年賀状。最近は宛名もコンピュータを利用した印刷で済ませる方も少なくありません。そんな中、手書きの年賀状はやはりアイデンティティー抜群です。
ずいぶん前から、和食のお店に、素晴らしく達筆な手書きメニューが用意され、素晴らしい文字を書く人がいるものだと感心していましたが、またたく間に、同じような手書きメニューが増え、手書き文字フォントがあることを知りました。
手書きチラシの最大の魅力はその自在性です。通常の活字フォントはあまりにも整理されていて意外性がありません。それに対して、手書きチラシは文字の大きさやデザインに自由度があり、なんとなく、発信者の思いが伝わるような感じを与えます。
皆さんは、パソコンで文章を書く時に何ポイントを利用しているでしょうか。今や文章作成の定番となっているOfficeを利用すると、ほとんどの人はデフォルトの10.5ポイントを利用します。しかし、手書きで10.5ポイントの文字を同じように書くのは結構難しいと思います。
滋賀県が以前まとめた「誰もが見やすい印刷物の手引き-ユニバーサルデザインの視点で-」は、見やすい文字は12ポイントを基本として、見やすさを配慮するには、14ポイントを使用するとしています。
手書き文字はコンピュータフォントに比べて比較的大きめになることから、見やすい文字、わかりやすい文字として認識されます。そして、文字数が少ない分、伝えたい事、訴えたいことが凝縮されているので、インパクトがあるのかもしれません。
ポスティングの勝敗は、郵便受けから出した時に、見てみたいという動機づけを感じさせられるか、否かということになります。手書き、手書き風ポスティングチラシは、結構珍しいので読んでもらえる確率も高くなります。
産学協同の研究会「アナログ価値研究会」の調査によれば、手書き文字はタイプ文字に比べ、「思いが込められている」というポジティブな印象を与えます。同調査によると、それを感じるためには、時間をかけて文字を書いていることが感じられることが重要であると結論づけています。