知識ゼロからはじめる反応の取れるチラシの作り方
チラシ作りをしたことがない場合「何を準備すればいいのか」「どんな手順で作業していけばいいのか」など、不明な部分が多く、チラシ作りに不安を感じますよね。 今回はそんなチラシ作りをしたことがない方に向けて、知識ゼロでも制作できるチラシの作り方をご紹介します。 また、チラシは受け取った人の反応を得ることが目的の媒体のため、反応を得られるチラシのコツについてもわかりやすく解説します。
チラシ作りをしたことがない場合「何を準備すればいいのか」「どんな手順で作業していけばいいのか」など、不明な部分が多く、チラシ作りに不安を感じますよね。 今回はそんなチラシ作りをしたことがない方に向けて、知識ゼロでも制作できるチラシの作り方をご紹介します。 また、チラシは受け取った人の反応を得ることが目的の媒体のため、反応を得られるチラシのコツについてもわかりやすく解説します。
目次
チラシを制作するとなると、まずはパソコンのデザインソフトを開いて制作をするというイメージがありませんか?
実は、いきなり制作をする流れにしてしまうと、せっかくチラシを制作しても訴求が弱く、反応の悪いチラシになりかねません。
まずはチラシ作りの正しい流れを知って、やるべきことを洗い出していきましょう。
売り出したい商品や、集客したいイベントなどの存在があってチラシは制作されますが、ただ商品やイベントの紹介だけでは反応のあるチラシ作りはできません。
まずは「誰に」「どのような行動」をしてほしいのかを明らかにする“企画”からはじめることがおすすめです。
チラシ制作の企画においておすすめな方法が、5W1Hを応用すること。5W1Hとは、Who(ターゲット)、When(日程)、Where(場所)、What(内容)、Why(必要性)、How(方法)の要素を略したものです。
企画の段階では、チラシの読み手に何を伝えたいのかを具体的にイメージできるように5W1Hを用いてチラシの目的や目標を明確にしていきましょう。
企画が明確化できたら、次はチラシに必要なテキストや写真などの準備に取り掛かります。チラシの制作に時間をかけるのは、意外にもこの準備のタイミング。
この段階の質によってチラシの反応率が変わるとも言える重要な部分になるため、企画で明確にした目的や目標をもとに、チラシへ入れ込む素材を集めていきましょう。
また、配付する時期が明らかになっている場合のチラシ制作では、この準備の段階に時間がかかることをふまえてスケジュールを組んでいくことがおすすめです。
チラシに必要な素材の準備ができたら、いよいよ制作です。制作はパソコンとデザインソフトを使って制作できます。
近年では、デザインテンプレートを使ってデザイン知識がない人でも簡単にチラシデザインができるサービスやアプリも展開されるようになりました。パソコンがなくてもスマホでチラシ作りをすることもできます。
チラシ制作の方法にルールはないので、スケジュールや操作のしやすさなどを重視して自身に合った方法で制作していきましょう。
制作ができたら、いよいよ印刷の作業に入ります。数枚程度であれば自宅のプリンターやコンビニのプリンターで印刷が可能ですが、大量に印刷をするのであれば印刷会社に委託することがおすすめです。
印刷会社に委託するとなると、それなりのコストがかかってしまうイメージがありますが、高品質でありながらも低コストで依頼できる印刷会社もあります。印刷の品質も反応を左右するポイントになるため、どのような品質で配付したいかも含め、印刷先を決めましょう。
ここからは、チラシ制作の重要なポイントである“準備するべき素材”についてです。反応を得ることを意識しながら準備するべき素材を集めていきましょう。
キャッチコピーや、商品やサービスの説明文であるテキストは、チラシ作りにおいて重要な部分です。企画時に明確にしたターゲットに向けて、どんな行動をしてほしいのか、なぜターゲットには行動することが必要なのかを記載します。
また、テキストを考えるときに必要なことは“ターゲットが行動を起こすことで、どんな未来が待っているのか?”という部分です。
“読み手が知りたいことは、行動したことで得られるメリットである”ということをおさえて、チラシに載せるテキストを考えていきましょう。
チラシには3秒ルールという法則が存在します。3秒ルールとは、3秒の間にチラシを捨てるか読むかを決める時間のこと。
その短時間の間に、売りたい商品や得られるメリットを伝えられる素材が、写真やイラストです。
キャッチコピーも興味を惹きつける重要な素材ですが、写真やイラストが伴うことで、よりチラシの伝えたいことが伝わるようになります。企画で明確にした目的や目標を表現できる素材を準備しましょう。
また、図や表、グラフを使って説明できる内容は、積極的に図などにして用いることがおすすめです。たとえば、体重がどんどん減っていくグラフや、成績がグングン上がっていく表は、説明文よりもわかりやすく、効果がよりリアルに伝わります。
チラシ作りをする場合は“わかりやすさ”に重点をおいて、写真やイラストを準備していくことがおすすめです。
チラシの内容に興味を持って実際に行動に移したいと思っても、「どこに問い合わせればいいのかわからない」「どこの企業が販売しているのかわからない」と思われてしまったら、行動せずに捨てられてしまいます。
販売元や問い合わせ先をしっかりと明記することはチラシの信頼性を上げる効果もあります。忘れずに明記するようにしましょう。
チラシ作りをするうえで意識するべきことは、しっかりと読み手にしてほしい行動を明記すること。
ついつい「売り込まれるのは嫌だろうから…」という考えから控えめな宣伝をしてしまうケースもありますが、読み手は行動するべき案内がなければ行動に移しません。
たとえば、布団クリーニングサービスのチラシを制作し、布団クリーニングをすることによって睡眠の質が上がることを紹介するとします。しかし、このチラシに『ここにお問い合わせください』などの誘導がなければ、ただの情報が書いてあるチラシで終わります。
読み手は商品やサービスの良さがわかっても、明記しなければ行動につながらないことを意識し、行動してほしい内容をしっかりとわかりやすく明記することが大切です。
行動を起こす読み手は、チラシの商品やサービスから得られるメリットに期待して行動を起こします。そのため、チラシ制作で意識するべきことは、あくまでも自社の売上向上ではなく、読み手のメリットのために商品やサービスを伝える姿勢を持つということです。
また、チラシ制作はテクニックを知るだけでなく、たくさんのチラシを見たり、理想とするチラシを参考にして制作することも効果的な方法です。
もしも、制作したチラシに納得できない場合や、こだわりをチラシに表現できないと悩む方、制作する時間がない方は、プロに依頼をするという方法もおすすめ。
デザインを引き受けてくれる印刷会社や、チラシ制作を得意とするデザイナーやライターなどに企画内容を共有して制作していくことで、効果的なチラシ制作が期待できますよ。