トロマット幕の特徴・用途・選び方

「軽くて扱いやすい幕が欲しい」「屋内イベントで発色の良い幕を使いたい」そんなニーズに応えるのが布製生地のトロマットです。軽量でシワになりにくく、鮮やかな印刷ができるため、イベント装飾や応援幕、店舗用タペストリーなど幅広く活用されています。 本記事では、トロマットの特徴やメリット、活用事例、用途に合わせた種類や加工方法を解説します。

「軽くて扱いやすい幕が欲しい」「屋内イベントで発色の良い幕を使いたい」そんなニーズに応えるのが布製生地のトロマットです。軽量でシワになりにくく、鮮やかな印刷ができるため、イベント装飾や応援幕、店舗用タペストリーなど幅広く活用されています。 本記事では、トロマットの特徴やメリット、活用事例、用途に合わせた種類や加工方法を解説します。
目次
トロマットは、適度な厚みと柔軟性がありシワになりにくいポリエステル素材の布地です。軽くて柔らかいので持ち運びが簡単で、広い用途で使用できます。また、短期使用や付け外しの多い用途での利用に最適です。短期間なら屋外でも使用可能です。
ターポリン幕と比べると、トロマットは布素材のため光をやわらかく拡散し、自然な仕上がりになります。また、光沢を抑えた上品な質感があるため、高級感のあるディスプレイにも適しています。
インクジェット印刷との相性が良く、鮮やかなフルカラー印刷が可能です。
トロマット幕は、その軽さと発色の良さを活かし、さまざまな場面で使用されています。代表的な用途として、展示会やイベントでの装飾幕や案内幕が挙げられます。企業ブースや商業施設での告知用として、目立ちやすく鮮やかなデザインを表現できるため、多くの場面で採用されています。
また、スポーツイベントでは、応援用の横断幕やスポンサー広告として利用されることが一般的です。トロマットは耐久性が高く、繰り返し使用できるため、シーズンごとに活用することも可能です。
店舗では、セールや新商品のプロモーション用のタペストリーやバナーとして活用されます。シワになりにくく、折りたたんで保管できるため、季節ごとに使い回すことも容易です。
さらに、トロマット幕は舞台や劇場での背景幕としても使用されることがあります。光を柔らかく拡散し、演出を引き立てる効果があるため、演劇やライブイベントにも適しています。このように、トロマット幕はイベント、広告、スポーツ、舞台など、多様なシーンで活用されています。
トロマット幕にはいくつかの種類があり、用途に応じて適切なタイプを選ぶことが重要です。一般的に、以下のような種類があります。
・トロマット
トロマットは、適度な厚みと柔軟性がありシワになりにくいポリエステル素材の布地です。軽くて柔らかいので持ち運びが簡単で、広い用途で使用できます。また、短期使用や付け外しの多い用途での利用に最適です。短期間なら屋外でも使用可能です。
・防炎トロマット
防炎トロマットは、防炎加工が施されたタイプで、消防法の規定がある施設や公共イベントでの使用に適しています。特に、大規模商業施設や駅構内での広告バナーには必須となる場合があります。安全性を重視する場合は、このタイプを選ぶとよいでしょう。
用途や設置環境に応じて適切なトロマット幕を選ぶことで、長期間にわたって効果的に使用することができます。
トロマットの代表的な用途には、展示会やイベントの装飾幕・案内幕、スポーツイベントでの応援幕やスポンサー広告が挙げられます。
また、店舗ではセールや新商品のプロモーション用バナーやタペストリーに採用されることが多く、舞台や劇場では背景幕として使われ、光をやわらかく拡散して演出効果を高めます。
防炎加工を施したトロマット。布製の幕を商業施設などで使用したい場合に最適です。特に、大規模商業施設や駅構内での広告バナーには必須となる場合があります。安全性を重視する場合は、このタイプを選ぶとよいでしょう。※日本防炎協会認定 防炎ラベル付
トロマット幕は、用途に応じた加工を施すことで、より使いやすくなります。
標準ハトメ加工は、幕の四隅や周囲に穴を開け、金属製のリングを取り付ける方法です。ロープや結束バンド、フックを通して簡単に設置できるため、屋外広告やイベントバナーによく用いられます。選択されたサイズの商品に対して、約100cm間隔でハトメをお付けします。 ハトメ位置はハトメの間隔が均等になるよう取り付けられます。
強風対策にも適しており、横断幕で最も一般的な加工方法です。トロマットは布素材のため、強いテンションをかけると破れるおそれがありますが、軽量な幕であれば十分な強度があります。
ハトメなし(周囲縫製有り)は、ハトメ加工や棒袋加工はせず、周囲の縫製のみ行います。周囲の縫製方法については、ロープ縫込み加工(周囲にロープを縫い込んで補強したもの)となります。特に、頻繁に使用する場合や長時間設置する場合におすすめの加工です。トロマットは軽量で柔軟性があるため、縫製だけでもある程度の安定感があり、壁やパネルへの貼り付けに適しています。テープや両面テープ、簡易フックなどで手軽に掲示できるため、店舗装飾や屋内掲示など、短期間の掲出に適しています。
上下棒袋縫い加工は、幕の上下を筒状に縫製し、パイプやポールを通せるようにする方法です。選択された幅で縫製します。
軽量で柔らかいトロマットは、布地特有のやわらかいドレープ感を活かした演出ができるのが特徴です。支柱の強度を気にせずに使用でき、展示会や短期イベントでの掲示に適しています。
ハトメ+上下棒袋縫い加工は、ご指定のサイズの商品に対して、ハトメ加工と上下棒袋縫い加工の両方を行います。さまざまな場所での使用に対応できるため、幅広い用途に適用できます。
設置方法としては、結束バンドでフェンスやポールに固定する方法、スタンドやフレームを使って設置する方法、壁面に直接貼り付ける方法などがあります。
