横断幕の制作ガイド

横断幕の制作を検討している方へ。用途に合った素材の選び方、デザイン作成のポイント、価格や注文方法、設置・メンテナンスのコツまで詳しく解説。横断幕を効果的に活用するための完全ガイド。

横断幕の制作を検討している方へ。用途に合った素材の選び方、デザイン作成のポイント、価格や注文方法、設置・メンテナンスのコツまで詳しく解説。横断幕を効果的に活用するための完全ガイド。
目次
横断幕を制作する際は、用途・設置場所・耐久性を踏まえて計画することが大切です。まず、屋内用か屋外用かを明確にし、必要に応じて耐候性のある素材や防炎加工を選びましょう。
次に、設置場所や視認距離を考慮してサイズを決定します。スポーツイベントの応援用なら遠くからでも見える大きめのサイズ、店頭販促用なら限られたスペースに収まるサイズが適しています。
最後に、設置方法も考慮しておくことが重要です。ロープで固定するのか、スタンドに取り付けるのか、ハトメ加工を施すのかなど、設置環境に適した方法を選びましょう。
横断幕に使用される素材には、耐久性・視認性・設置環境に応じて適したものがあります。
ターポリンは、PVC(ポリ塩化ビニル)素材で作られたビニール系の生地です。印刷の発色が良く、遠くからでも視認しやすいデザインを再現できます。耐水性や耐候性にすぐれ、屋外での長期利用に最適です。また、汚れに強く色褪せもしにくいので常設向きです。非常に耐久性が高く、色褪せにも強いビニール生地の定番。※日本防炎協会認定 防炎ラベル付
トロマットは、適度な厚みと柔軟性がありシワになりにくいポリエステル素材の布地です。軽くて柔らかいので持ち運びが簡単で、広い用途で使用できます。また、短期使用や付け外しの多い用途での利用に最適です。厚みもしっかりある軽くて使い勝手の良い布生地の定番。短期間なら屋外でも使用可能です。
メッシュターポリンは、風を通すためのメッシュ加工がされた、軽くて丈夫な生地です。風の抵抗を受けにくいので、風の強い場所や高所への設置に最適です。耐水性や耐候性にすぐれ、屋外での長期利用に最適です。※日本防炎協会認定 防炎ラベル付
防炎テトロンポンジは、防炎加工が施された軽量な布素材です。イベントや商業施設などで短期的に使用したい場合に最適です。※日本防炎協会認定 防炎ラベル付
横断幕のデザインを作成する際は、視認性を意識したレイアウトを考えることが重要です。特に遠くからでも読みやすいフォントや色使いを選びましょう。背景色と文字色のコントラストを強めることで視認性を高め、より効果的に情報を伝えることができます。
ラクスルで横断幕作成の際に使用できるデザインソフトは、Adobe IllustratorやMicrosoft PowerPointです。画像データを使う際には使用するサイズでは350dpi程度の画像解像度 以上が推奨されます。適切な解像度を保持することで印刷時のぼやけを防ぐことができます。デザインソフトの対応フォーマットや解像度の基準を満たしていないと、印刷時にぼやけてしまうことがあるため、事前にチェックしておきましょう。また、オンラインデザインを利用して手軽にデザインを作成することも可能です。
入稿時には、印刷業者の指定するフォーマットに合わせてデータを準備します。フォントはアウトライン化し、カラーモードはCMYKに設定することが基本です。トンボ(裁ち落とし)をつけることで、デザインのズレを防ぐことができます。また、しっかりと誤字脱字やレイアウトの確認を行いましょう。
横断幕の価格は、主にサイズ、素材、加工方法、デザインの複雑さによって異なります。一般的にはサイズが大きくなるほど価格が上がり、防炎加工やハトメなどの追加オプションを選ぶと、その分コストも加算されます。コストを抑えたい場合は、テトロンポンジなどの軽量素材がおすすめです。
納期は業者によって異なりますが、通常は注文から3~7営業日程度で発送されることが一般的です。スケジュールに余裕を持ち、必要な日程から逆算して早めに計画を立てることが重要です。特にイベントや店舗で使用する場合は、設置準備の時間も考慮し、十分な期間を確保して注文することをおすすめします。
注文はオンラインで簡単に行えることが多く、デザインデータを入稿するだけで制作が進められます。デザインの作成が難しい場合は、オンラインで提供されているテンプレートを活用するのも一つの方法です。
横断幕の設置方法は環境によって異なります。一般的にはロープや結束バンドでフェンスや壁に固定するほか、スタンドを使って自立させる方法があります。
屋外では風の影響を考慮し、ハトメ加工を施してしっかり固定することが重要です。特に強風地域ではメッシュターポリンを選ぶことで破損を防ぎやすくなります。
また、設置にあたり許可や申請が必要になることや、設置方法が指定されることもあるため、事前に確認しておきましょう。
布系素材は、ぬるま湯で優しく手洗いするのが基本です。一方、ターポリンなどのビニール系素材も、印刷剥がれの原因となるので洗濯機の使用は避け、濡らしたやわらかい布で優しく汚れを拭き取るようにしてください。
保管する際は、汚れをきれいに拭き取ってから、シワにならないように丸め、風通しの良い場所にしまうと長持ちします。高温多湿の場所や直射日光の当たる場所は避けてください。
詳しい保管方法については、以下のページもご覧ください。
生地の種類ガイド(横断幕・垂れ幕印刷)
