「裏メニュー」はなぜ存在するのか?わざわざ「裏」にする理由。
裏メニュー。一般的なイメージからすると「メニュー表には載っていない知る人ぞ知るメニュー」といったところでしょうか。「作れるんだったら最初からメニューに載せとけよ!」と思った方も少なからずいるはず。そもそも裏メニューは何のために存在しているのか?そんな疑問にお答えしていきます。
裏メニュー。一般的なイメージからすると「メニュー表には載っていない知る人ぞ知るメニュー」といったところでしょうか。「作れるんだったら最初からメニューに載せとけよ!」と思った方も少なからずいるはず。そもそも裏メニューは何のために存在しているのか?そんな疑問にお答えしていきます。
裏メニューの中には「そのメニューでしか使わない食材」や「高い原価の食材」が含まれていることもあるようです。美味しいのは分かっていても、メニュー表に載せて人気が出てしまっては商売上がったり。小さな個人事業の店舗なら尚更のことですね。
吉野家の「ねぎ抜き」など、大手チェーンにも裏メニューは存在します。これをすることによって吉野家は「玉ねぎが苦手なお客様の要望にも応えます。」というアピールができるわけです。顧客からしても「自分の好みの合わせてくれた。」と感動すれば次回の来店に自然とつながりますよね。
裏メニューが存在する一番の理由はこれでしょう。わざわざメニュー表に載っていないモノをつくる。この行為は顧客に対して「あなたは大事なお客様です。」と言っているようなもの。常連客に対して特別な対応をすることにより、さらにリピートしてもらうという戦略のひとつでもあるのです。
裏メニューをメニューに載せていないのは「材料」や「原価」といった理由で仕方なくのケースもあります。しかし、その真意は顧客に対して「あなたは大事なお客様です。あなたの要望にはできる限りお応えさせていただきます。」というメッセージを送るため。次回来店を促す立派なリピート戦略なのです。