B4サイズを活かせるチラシ作りとは?
B判とは、国内規格で日本の美濃紙をもとに面積が1.5平方メートルの「ルート長方形」をB0としているサイズです。B判の大きな特徴は、B0の半分のサイズがB1、B1の半分のサイズがB2というようにどの大きさを作るにしても無駄がなく、非常に効率的ということです。 B4の実際の大きさは、257×364mmで習字で使用される半紙よりも少し大きいサイズです。最近では、横長の利用が多い傾向にあります。
それでは、実際にどのような使用用途があるのか見ていきましょう。
新聞折込のチラシ
最もよく使われているのは、新聞の折り込みチラシです。新聞は、見開きだとB2よりも少し大きなサイズです。そこから2回折っていくと、B4のチラシサイズがピッタリの大きさになります。その為、折り込みチラシのサイズはB4が主流となっています。
一般的に折り込み料金は、B5＜A4・B4＜A3・B3というように高くなっていきます。実は、B4サイズはA4サイズと折り込み料金が同じです。A4サイズの場合は、B4サイズより一回り小さく、見落とされる可能性も考えられるため、B4サイズで作成されることが多くなります。
また、印刷料金については、B4はA4よりサイズが大きいですが、一般的に印刷料金はA4サイズより安くなります。昔、新聞の折り込みチラシとして普及した際に、B4サイズの印刷機械が増えた為、印刷コストが安くなったと言われています。
特に初めてチラシを作成する際には、コストを抑えることができるので、B4サイズはオススメですよ。
チラシの内容は？
それでは、具体的にチラシの内容を見ていきましょう。
不動産
高級マンションの販売目的には向きませんが、中古マンションの販売やリフォームの募集など、予算を抑えつつも広範囲に配布したいという場合にオススメです。
また、用紙の種類はツルツルとした質感のコート紙が良いでしょう。発色も良いので、マンションの外見など写真を綺麗に印刷することができます。厚さは、53kg〜73kgがオススメです。一般的なチラシの厚さで、手で持つと少し薄いと感じる厚さです。
冠婚葬祭
ブライダルでは、美しいだけではなく、サービスの良さや教会の魅力など、お客様に感動的な1日を期待させるような内容が望ましくなります。葬儀社に関しては、お葬式の費用、会葬マナーや寺院関係などそれぞれのテーマによる集客を伝える内容が求められます。
B4のサイズは、情報を多すぎず少なすぎず伝えることができます。横向きが多いB4サイズですが、冠婚葬祭のチラシは縦向きもよく見られます。
用紙は、同じく写真やインクの発色がいいコート紙が良いでしょう。厚さは、少し厚みのある90kgがオススメです。コピー用紙と大体同じような厚さになります。一般的なチラシの厚さよりも厚いので、安心感のある印象を与えることができますよ。
美容関連
新しく美容室をオープンした時やリニューアルオープンをした時に、B4の新聞折込チラシやフライヤーは集客にとても効果的です。B4サイズは、美容室の写真やメニューをバランス良く配置することができます。クーポンを載せるのも良いですね。
写真もメインとなるチラシなので、コート紙でも綺麗な仕上がりです。もし、美容室の雰囲気に合わせて自然の風合いを出したい場合には、上質紙でもいいかもしれません。
厚さは、しっかりしているとより信頼感が出るので、73kg〜90kgがオススメです。
まとめ
B4サイズは、新聞の折り込みチラシに最適な大きさです。また、価格も比較的抑えることができ、折り込みチラシの場合には広範囲に短時間で配布ができることも大きな特徴です。用紙や厚さを工夫し、個性を出すと読み手の目に止まる可能性が高くなります。ぜひ集客に役立てて下さい。また、「B4サイズとは」の記事もぜひご確認ください。
