1.自分のお店・会社(自社)を知る
まずは自分のお店や会社について、客観的に書き出してみましょう。とにかく、多くのことを書いてください。具体的な数字を使うのがベター。例えば、八百屋さんの場合は・・・
・駅から徒歩5分程度
・野菜と果物を売っている
・野菜を加工したサラダを売っている
・トマトやキャベツなどの一般家庭でよく使われている野菜が豊富
・値段はキャベツ半玉100円程度とちょっと高めだが、直接農家から仕入れているのでおいしい
・朝5時~夜5時まで開店
・店員は50代男女の夫婦で店頭に立っている
・店員は元気が良く、声が大きいのが特徴
など、とにかくたくさん書き出してください。意外と自分のお店や会社のことが書けないので、ビックリするはず。もし、どうしても書けない場合は、お友達などに聞いて書くのが良いかも知れませんね。
2.ライバルのお店や会社(競合)を知る
次に近くのライバル店やライバル会社について、同じく客観的に書き出してみましょう。自分のお店と同じようにやりましょう。意外とライバルの方がたくさん書けますよ。また、ちょっとライバルの方が強めにしてしまう可能性がありますが、そこは具体的な数字を使って、客観的に書いてください。 例えば、八百屋さんのライバルの大手スーパーの場合は・・・
・駅前、徒歩1分
・野菜から果物やお肉、日曜雑貨および薬も売っている
・サラダなどに加え、コロッケやお弁当・お惣菜などが充実
・トマトやキャベツなどの一般家庭でよく使われいてる野菜に加えて、青梗菜などの珍しい野菜も売っている
・大量仕入れのため、値段がキャベツ半玉80円程度と安い
・朝10時~夜10時まで開店
・店員は20代~50代まで幅広い
・店員は人数が多いためか、静かに黙々と作業を行っている
さて、ライバルと自分のお店のことがなんとなく分かってきました。これだけでも、なんとなく自分の店舗の強みが分かってくるのですが、さらに一声。
3.お客さん(顧客)を知る
最後にお客さんについて、書き出してみましょう。自分のお店に既に来ているお客さんよりも、新しく来てもらいたいお客さんをイメージしてください。ここも具体的にイメージした方が、精度が高まります。今回は、一人暮らしのOLさんをイメージします。
・年齢は25歳の女性
・都内のメーカーで事務をしている
・一般的な給与で食費は月に3万円くらい
・週に1回程度お友達と外食に行っている
・お肉やお魚が好きだが、野菜を食べるように気をつけている
・基本的には自炊で、遅くなるとお惣菜などを買うことも多い
・コンビニなどでスイーツを買って帰ってしまうことに罪悪感を覚える
・プチ贅沢やちょっといいものを見ると、つい買ってしまう
こういうお客さんにお店に来てもらうにはどうしたら良いかと考えてみましょう。ここで注意するのは、「OLさん」だけに来てもらっても困るんだけどなぁと思うこと。顧客を具体的に設定するのは、広告の内容を考える時に、考えやすくするためにやっているだけです。
今、来てもらっているお客さんには、知らなかった自分のお店の強みを知ってもらうことで、
より多く来てもらえることになるのです。
4.3Cから広告の内容を考える
お客さんから見て、自分のお店とライバルを比べてどこに惹かれるかを考えます。それが、一番大きく言うべき内容です。今回で言うと、大手スーパーと比べて、八百屋さん強みと言えるところは3つ
1.朝5時から開店している
2.農家から直で仕入れている
3.店員さんの元気が良い
この3つの中でOLさんに一番、響きそうなことを考えると、「2.農家から直で仕入れている」と言うことです。まず、メインで言うことは農家から直で仕入れていると言うこと。
※農家のお名前や写真などを入れて、具体的にすると説得力が高まりますね。サブで入れる情報としては、農家から仕入れているラインナップと価格一般的な自炊で使える野菜が豊富にあると言うことと、いくらかと言うこと。写真や具体的な数字をまじえると、より説得力が増しますね。
※ここでのポイントは、安いということは無く、手が出せる価格とところなので、ライバルよりも少し高くてもあまり気にしないでください。補足で入れる情報としては、サラダも売っていることや、朝5時からやっていること。
※会社出勤前でも買えるので、メリットですね。家族経営と分かるほうが、親近感も沸くので顔写真も入れましょう。
必ず入れなきゃいけない情報は、店舗の営業時間と場所(地図)と連絡先。
※これらが無いと来てもらえません。
5.まとめ
今回は3C分析についてお話しました。ステップを振り返ると、
1.自分のお店について事実を書き出す
2.ライバルについて事実を書き出す
3.新たに来て欲しいお客様について書き出す
4.来て欲しいお客様を考慮しながら、強みを決めてメインを決める
5.メインを補足するサブ情報や入れるべき情報を整理する
6.それを元にチラシを制作する
ラクスルでは、自分でデザインを作ることができるdesignラクスルを始めました。
今回の内容を参考にご自分でチラシなどのデザインを行ってみてくださいね。