年賀状はどのように有効活用できるのか?
顧客の種類によって、どのように年賀状の特性を活かすのか説明します。
新規顧客の場合
はじめて取るコンタクトが通常のDMであった場合、怪しいと思われたり、読まずに捨てられることがあるかもしれません。
また、新規の取引先に急にあいさつのはがきを送るというのもとても不自然。
しかし、年始の挨拶である「年賀状」ならばいかにも宣伝といういやらしい感じにならず、自然にはがきに目を通してもらえます。
新規顧客や新規パートナーを獲得したい人や会社にとって、年賀状を出すことは相手との関係を築く良いきっかけになります。年賀状で存在感を示したあとは、電話や訪問、またさらなるDMを送ることでさらに関係を深めていくことをおすすめします。
既存顧客の場合
今まで通りの良い関係を続けていくには、関係のメンテナンスは必須。特に年賀状は一年間の感謝を伝えるとともに新年のあいさつも行うことができるので、絶好のチャンスです。
さらに親交の深い顧客には手書きのメッセージを添えるとより気持ちを伝えることが可能。数多く受け取る年賀状の中でもひときわ存在感を放つでしょう。
年賀状で好印象を抱いてもらうことで、実際に年始のあいさつで取引先に訪問する時にもスムーズにコミュニケーションを行うことができます。
しばらく連絡を取っていない顧客
一度取引のあった顧客でもいつのまにか疎遠になってしまった人もいると思います。そんな顧客と再びつながりを持つのにぴったりなのが「年賀状」。
年賀状を送ることで存在を思い出してもらえたり、再び注文を行ってもらえたりするチャンスです。
一度サービスや商品を購入してくれた顧客なので、新規顧客よりも商品を購入してくれる可能性が高く効率が良いでしょう。
特典をつけるとより注目される
普通の年賀状でもビジネス効果はありますが、より注目をされるためには特典をつけるのがおすすめ。実際にどのような特典が効果的なのかみていきましょう。
クーポンをつける
年賀状に年始のあいさつとともに特別オファーを提示します。何パーセントオフと年賀状に載せるのは少し気が引けるという人は、クーポンコードを小さく印刷するのもおすすめ。
顧客の年齢層が比較的若ければQRコードを記載し、スキャンするとクーポンが出てくるという仕掛けにしても良いですね。
くじ付きのはがきにする
年賀状に使用するはがきは「くじ付き」がおすすめ。くじが付いていれば、ほとんどの人は当選日まで年賀状を保存します。
そのため、年賀状を受け取ったときだけでなく、くじの当選を確認するときにまた年賀状をみてもらうことができるのです。
まとめ
年賀状は面倒なものではなく、ビジネスにとって一大チャンス。また、年賀状を受け取った人は「人として大切に扱われている」という印象を受けるため良好な関係を築くのにも有効なのです。
次の年賀状からはこのチャンスを余すことなく活用してビジネスを拡大させたり、顧客と良い関係を構築しましょう。