同人誌の基本サイズは?
同人誌のサイズには規定はありません。どんなサイズでも作ることはできます。ただ、読者にとって、読みやすい、持ち運びしやすい、扱いやすいことから、A4、B5、A5といった定番の書式が良く利用されます。
A4、B5、A5といった定番のサイズは、JIS規格に基づいているので、用紙の無駄が発生しません。製造面でも効率の良い大きさなので、コスト面でも有利になります。中身のコンテンツで勝負するのなら、まず定番サイズをお薦めします。
同人誌のサイズには規定はありません。どんなサイズでも作ることはできます。ただ、読者にとって、読みやすい、持ち運びしやすい、扱いやすいことから、A4、B5、A5といった定番の書式が良く利用されます。
A4、B5、A5といった定番のサイズは、JIS規格に基づいているので、用紙の無駄が発生しません。製造面でも効率の良い大きさなので、コスト面でも有利になります。中身のコンテンツで勝負するのなら、まず定番サイズをお薦めします。
それでは、これらの定番サイズに適したコンテンツはどんなものでしょうか。一派的な出版物の使用例を中心に整理すると、A4は、写真集や美術全集に利用されています。大きな紙面は、写真や絵画などのビジュアルな表現媒体にピッタリです。同人誌ではコミックに良く使われています。
B5は週刊誌に利用されているように、持ち運びにも便利で、文字だけでなく、写真なども組み合わせてビジュアルな表現にも適しています。紙のサイズは、B5がB4の半分になります。数字が1小さくなると、大きさが倍になると覚えておけばわかりやすいと思います。
A5は、文芸誌、学術書、教科書などに利用されている判型で、どちらかというと文字中心のサイズになります。A5より小さい、B6やA6(単行本)になるとほとんど文字が中心になります。
A系列の用紙も、B系列同様、数字が1小さくなると、用紙の大きさは倍になります。数字が同じ場合は、A系列の方がB系列より小さくなります。
同人誌の判型は、冒頭に述べたように、特に決まりごとはありませんが、商業出版に準ずるというのが、基本です。ただ、商業出版にはできないことを実現するのも同人誌の文化ですから、オリジナルの判型や、A4の一部分を断裁して、小型の無料配布本を作るといったアイデアもありです。
ただ、特殊な判型はコスト的には、高く、納期も余計にかかることがありますので、印刷会社と良く相談してください。コミックなどの場合は、B5を利用し、小説などの場合はA5の判型を利用するのが、オーソドックスな同人誌のスタイルです。
B5とA5を比較すると、B5の方が、1ページに入る情報量が多くなりますので、B5を採用することで、ページ数を少なくして、印刷料金を削減することもできますが、基本は利用者サイドの好みや、利便性を優先することが大事です。
文字ものの場合は、文字の大きさ、段組、1段の文字数に注意してください。最初は、自分が実際に読みやすいと感じた書籍を参考にすると良いと思います。
一般に出回っている書籍や印刷物は、少しでも読みやすくなるように、余白のサイズや、文字数、文字サイズ、段組に細心の注意を払っています。以前は、百科事典を出版する時に、文字の大きさや、文字数、縦組み、横組みといった仕様をダミーで作り、読者調査をして仕様を決めていました。
日本語の場合、基本的には縦組みの方が読みやすいと言われています。また、文字サイズも基本は10ポイント以上を利用します。1段の文字数についてはあまり長いと読みにくくなります。タブレット端末をお持ちなら、小説などのリフロー型の書籍をダウンロードして、読みやすい文字数をシミュレーションできます。
リフロー型の電子書籍は、異なる端末で再現可能になるように、文字の大きさや、文字数を変えることができます。
コミックの場合は、手書き原稿であれば、印刷サイズよりひと回り大きな原稿を作成し、縮小すると、綺麗に仕上がります。文字のサイズは少し大きめで作成してください。デジタルで作成する場合は、原寸で制作しましょう。
同人誌に初めてチャレンジする時には、まずは定番サイズからスタートし、少しずつ自分のカラーを出して行きましょう。