おしゃれなだけではダメ!目的を達成できるポスターを作る方法とは?
ポスターを作るとき何を基準に作成していますか?デザイナーとしては、「見た目がかっこいい」ものを作りたくなるかもしれません。
しかし、「かっこいい」を基準にすると全くポスターを作る目的を達成できないことも。ポスターを作るにはもっと大切なことがあり、そのためのテクニックもあります。
ポスターを作るとき何を基準に作成していますか?デザイナーとしては、「見た目がかっこいい」ものを作りたくなるかもしれません。
しかし、「かっこいい」を基準にすると全くポスターを作る目的を達成できないことも。ポスターを作るにはもっと大切なことがあり、そのためのテクニックもあります。
ポスターを作るのは、おしゃれなデザインを褒めてもらうためではなく、「商品を売る」、「イベントの告知をする」などの目的を達成するため。
そのため、まずはポスターを作ることで何を達成したいのか明確にする必要があります。そして、それを達成するためには、どのような情報を盛り込めば良いか考えるのです。
例えば、どこかのイベントに誘導したいのであれば日にちや住所、分かりやすい地図などの情報が必要ですし、商品を売るためなら、割引クーポンをつけると集客ができるかもしれません。
さらに、矢印や指マークを使って、一番伝えたいメッセージに視線を誘導するというのも重要な要素。
このような目的に沿ってゴールに到達できるものが「良いデザイン」となります。
良いデザインのポスターを作るといっても、ポスター作成初心者には何から始めて良いのか迷ってしまうことも多いと思います。
ここでは、「つい見てしまう」ようなポスターを作るテクニックを紹介します。
・ジャンプ率を高くする
ジャンプ率とは、画像や文字の大小の比率のこと。この比率を高くすることで印象的なポスターを作成することができます。
ジャンプ率が高いと、華やかな印象になり人の目を引きやすいデザインに。また、フレンドリーな印象を持ってもらうこともできます。
そのため、真面目なポスターや説得力が必要なポスターの場合は、ジャンプ率を低めにした方が効果的です。
・ポスターを見る人を想定する
誰に向けてのポスターであるかを設定することは重要。年齢層、性別、趣味趣向などによって、ポスターに使用する字体や色は全く変わってくるからです。
ターゲット層が好むデザインにすることで、よりポスターの目的を達成しやすくなります。
・一番に伝えたいことを決める
ポスターの中で伝えたいことは、ひとつではないと思いますが、その中でも「一番に伝えたい」ことを決めることが大切。
すべての伝いたいことを同様に主張すると、何がいいたいのか分からないポスターになってしまいます。
・色使いにこだわる
パッと見の効果という点では、一番重要なのは配色になります。一番伝えたいことが一番目立つ配色にするということがポイント。
色数が多ければ多いほど配色は難しくなりますので、初心者は少なめの色数から挑戦することがおすすめ。3色を使用するとしたら、メインの色:サブカラー:アクセントカラーは、70%:25%:5%程度にするとバランスが良いでしょう。
・レイアウトは基本ルールに従う
ポスター製作の経験を積めば、独自のレイアウトで魅力的なポスターを作ることができるかもしれませんが、まずはレイアウトの基本ルールに従いましょう。
例えば、文章の端を揃える、情報をグループにしてまとめる、ある程度の余白を作るなどです。
文章がバラバラに配置してあったり、ぎゅうぎゅうに詰め込まれていたり、関連性のある情報があちこちに配置してあると非常に読みにくく、メッセージが伝わらないポスターになってしまいます。
ポスター作りは、簡単そうで奥が深いもの。おしゃれなイラストや写真が得意なだけでは魅力的なポスターは作れません。
基本的なルールを踏まえつつ、人の視線を誘導するテクニックを駆使して、目的を達成できる魅力的なポスターを作りましょう。