キャッチコピーにおける1人称・2人称・3人称の使い分け方法
キャッチコピーを使って何かを訴えかけたいとき、「私」「あなた」「彼」「彼女」などの人称代名詞を使うことによって、より親近感を持って、自分のことのようにイメージさせることが出来ます。ですが、人称代名詞にも色々なものがありますよね。そこで、今回はそれぞれの人称代名詞を使い分ける方法をご紹介いたします。
キャッチコピーを使って何かを訴えかけたいとき、「私」「あなた」「彼」「彼女」などの人称代名詞を使うことによって、より親近感を持って、自分のことのようにイメージさせることが出来ます。ですが、人称代名詞にも色々なものがありますよね。そこで、今回はそれぞれの人称代名詞を使い分ける方法をご紹介いたします。
「期待した俺がバカだった。明日の自分に。」
こちらはJTボトル缶コーヒーのキャッチコピーです。「俺」「自分」と言う1人称が入っています。このように、1人称を含めることで見た人が自然と自分と併せてみることになり、共感を得やすくなります。
「キミが幸せになっても、誰も困らない」
こちらは、リクルートのキャッチコピーです。「キミ」という2人称が入っています。2人称を使うことによって、そこに読み手の他にもう一人の人物が登場します。そして、誰かが自分に語り掛けているような気持になり、つい耳を傾けてしまいます。また、2人称には男女の区別がないため、男性にも女性にもどちらにも同じようにアプローチすることが出来ます。
「彼女の”なんでも良いよ”は、なんでも良かったためしがない」
こちらは、食べログのキャッチコピーです。「彼女」という3人称が入ることにより、登場人物が”読み手””語り手””彼女”の3人となります。このように、このキャッチコピーでは人を表す言葉は「彼女」の1つしかないのにも関わらず、その背景にいる登場人物を簡単に想像させることが出来ます。
上記の通り、人称代名詞を使うことでキャッチコピーで想像させたい登場人物を、自由に登場させることが出来ます。このように1人称・2人称・3人称をうまく利用することで、商品に合った設定をより詳細に読み手にイメージさせることが出来ます。そうすることにより、ターゲットをしっかり絞ることができ、キャッチコピーの効果がグンと上がります。