「重さの数え方」など、紙に関する豆知識
いつも慣れ親しんでいる紙ですが、その重さや数え方や厚さの目安、そしてインクと紙の相性が存在することなどはあまり知られていません。ここで紹介するちょっとした専門用語を理解しておくだけで、紙とチラシに対してより理解が深まるでしょう。
いつも慣れ親しんでいる紙ですが、その重さや数え方や厚さの目安、そしてインクと紙の相性が存在することなどはあまり知られていません。ここで紹介するちょっとした専門用語を理解しておくだけで、紙とチラシに対してより理解が深まるでしょう。
読み方は「つぼりょう」と「れんりょう」です。坪量は紙重量の表し方で、紙1m²当たりの重さのことです。単位は「g/m² 」で表示します。一方、連量とはある規定の寸法に仕上げられた紙1000枚(=1連)の重さを表す方法で、単位は「kg」で表示します。
紙の厚さも「坪量」(単位:g/m²)で表示されます。例えば、折込チラシは50、一般的なコピー用紙は65、通常のチラシ150、ファッション雑誌の表紙や名刺やはがきは210、といったように「重さ=厚さ」で表示され、この重さがある程度の判断基準になります。
滲みやすい・滲みにくいインクがあれば、滲みやすい紙・滲みにくい紙もあります。それぞれのインクと紙には相性があり、お互いの良さを出す場合もあれば打ち消してしまうこともあるのです。そのため、印刷する前には一度試し刷りして仕上がりを確認しておきましょう。
こうして見てみると、意外と紙について知らないことに驚きます。印刷会社のホームページには坪量や連量が参考として表示されていることが多いので、こうした知識をもっていると、ある程度仕上がりのイメージはつきやすくなるでしょう。