手持ちのプリンターがない場合、ネット印刷サービスを使って印刷することも可能です。
ネット印刷サービスでは、ネット上のプリントサービスや専用のアプリを使用してコンビニのプリンターで印刷することができます。
ただしシール用紙を手差しして印刷できるのは、ローソンのマルチコピー(MX-3631DS)だけです(2020年10月現在)。それ以外のコピー機を利用する場合は、印刷した用紙をシール用紙やカッティングシートなどに貼付けて、シールやステッカーを作成することになります。
写真データを作成する
シールやステッカーにしたい写真や画像データを準備するところまでは、自作の場合と同じです。ネット印刷を利用する場合は、スマートフォンで撮影した写真を利用すると便利です。
ネット印刷サービスで注文する方法
ここでは、ローソン、ファミリーマート、ポプラグループで利用できる「ネットワークプリント」サービスの印刷方法について説明します。
1.会員登録する
会員登録をしなくてもサービスを利用できますが、登録するとデータの保存期間が設定できたり印刷できる文書ファイルの種類が多くなったりするので、よく利用するならば登録しておくほうが便利です。
2.ファイルを登録する
ネットワークプリントサービスの画面から、印刷したいファイルの登録をします。登録をしていない場合、印刷できるファイル形式はJPEG/PNG/PDF/Wordファイル、登録している場合は、ExcelとPowerPointファイルも対応可能です。
印刷したい画像ファイルを登録するとユーザー番号が発行されます。
3.コンビニで印刷をする
ネットワークプリントサービスの画面で店舗を検索し、該当するコンビニの印刷機にユーザー番号を入力して印刷します。ネットワークプリントのサイトからファイルを登録する以外の方法として、LINEで印刷するファイルを登録することも可能です。
LINEで「ネットワークプリント」と友だちになり、印刷したいファイルを送って「お願い」をタップするとユーザー番号が発行されます。あとはコンビニのコピー機にユーザー番号を入力して印刷すれば完了です。
アプリで印刷注文する方法
ネット印刷サービスではシール用紙に印刷できるコピー機が少ないため、シールや小さめのステッカーを作成したい場合には、アプリでデータを送るとシールに印刷してくれるサービスを使うと便利です。
例えば、シール印刷アプリ「Seel(シール)」を使うと、マッチ箱サイズ(8枚入り500円)からはがきサイズ(2枚入り500円)までのフレームシールや、B5サイズのシート型シール(1,100円)を選んで注文することができます。
シール代金に加えて198円の送料がかかります。シール用の台紙を自分で用意する必要がなく1週間程度で仕上がるので、手軽にシールやステッカーを作りたい人におすすめです。
ただし、屋外で使えるような防水性の高いものやB5サイズ以上のものを作ることはできません。
自作との比較
ネット印刷サービスやアプリで印刷注文をすれば、プリンターがなくてもシールやステッカーを作れるので便利です。ネット印刷サービスを利用すれば、用紙の費用とコンビニでの印刷代に1枚50~80円程度かかるだけなので、自作の場合と費用がほとんど変わりません。
アプリでシール印刷を注文する場合は、1枚につき500~1,000円程度の代金と送料がかかるものの、シール用紙を購入する費用や手間がかからない点がメリットです。しかしどちらも、枚数が多くなると費用や手間がかかるというデメリットがあります。
大量に印刷する場合やサイズの大きなものを作りたい場合には、インターネットで注文できるラクスルに依頼するのが便利です。