自作で写真をシールやステッカーにする作り方
手持ちのプリンターで写真からシールやステッカーを自作する方法について説明します。
写真データを作る
まず、シールやステッカーにしたい写真データを準備してください。スマートフォンやデジタルカメラで撮影した画像を用意し、色合いや明るさを調整したり、使いたい場所だけトリミングしたりします。
画像の準備をしたら、WordやExcelなどでプリンターに対応した用紙サイズとテンプレートを選択し、レイアウトどおりに画像を挿入しましょう。
あらかじめ切り込みが入っているシートの場合、レイアウト用のフォーマットをダウンロードできるものもあるので利用すると便利です。
用紙を準備する
シールやステッカーの用紙を準備します。自分で切り取る場合は切り込みの入っていない1枚もののシート、シールとして同時に何枚も作りたい場合には、あらかじめ切り込みの入っているシートを選びましょう。
ただし、あらかじめ切り込みが入っているシートは、その切り込みの大きさに合わせて印刷をしないといけないため難易度が上がります。先述したように、切り込みサイズに合わせたフォーマットをダウンロードできるシートもあるので、必要に応じて選ぶようにしましょう。
また屋内で使用するシールやステッカーの場合、濡れて破れたりはがれたりすることがあるので、防水性や耐水性のある用紙がおすすめです。
印刷をする
印刷する画像と用紙がそろったら印刷をします。シール用紙に印刷をする前に、同じサイズのコピー用紙に試し印刷をしてみるとよいでしょう。試し印刷をしたコピー用紙とシール用紙を合わせると、画像の位置や大きさなどが確認しやすいです。
位置や大きさの確認ができたらシール用紙に印刷をしていきます。シール用紙は手差しで入れることが多いため、印刷面の表裏を間違えないように注意しましょう。
自作時の注意点
一般的なプリンターでは白色のインクがありません。そのため色付きや透明のシートでは、白を表現できないことがほとんどです。
透明のシートなどに白色を印刷したい場合には、インターネットで注文できるシールやステッカーなどの印刷専門業者に依頼することをおすすめします。
ネット印刷で写真をシールやステッカーにする方法
手持ちのプリンターがない場合、ネット印刷サービスを使って印刷することも可能です。
ネット印刷サービスでは、ネット上のプリントサービスや専用のアプリを使用してコンビニのプリンターで印刷することができます。
ただしシール用紙を手差しして印刷できるのは、ローソンのマルチコピー(MX-3631DS)だけです(2020年10月現在)。それ以外のコピー機を利用する場合は、印刷した用紙をシール用紙やカッティングシートなどに貼付けて、シールやステッカーを作成することになります。
写真データを作成する
シールやステッカーにしたい写真や画像データを準備するところまでは、自作の場合と同じです。ネット印刷を利用する場合は、スマートフォンで撮影した写真を利用すると便利です。
ネット印刷サービスで注文する方法
ここでは、ローソン、ファミリーマート、ポプラグループで利用できる「ネットワークプリント」サービスの印刷方法について説明します。
1.会員登録する
会員登録をしなくてもサービスを利用できますが、登録するとデータの保存期間が設定できたり印刷できる文書ファイルの種類が多くなったりするので、よく利用するならば登録しておくほうが便利です。
2.ファイルを登録する
ネットワークプリントサービスの画面から、印刷したいファイルの登録をします。登録をしていない場合、印刷できるファイル形式はJPEG/PNG/PDF/Wordファイル、登録している場合は、ExcelとPowerPointファイルも対応可能です。
印刷したい画像ファイルを登録するとユーザー番号が発行されます。
3.コンビニで印刷をする
ネットワークプリントサービスの画面で店舗を検索し、該当するコンビニの印刷機にユーザー番号を入力して印刷します。ネットワークプリントのサイトからファイルを登録する以外の方法として、LINEで印刷するファイルを登録することも可能です。
LINEで「ネットワークプリント」と友だちになり、印刷したいファイルを送って「お願い」をタップするとユーザー番号が発行されます。あとはコンビニのコピー機にユーザー番号を入力して印刷すれば完了です。
アプリで印刷注文する方法
ネット印刷サービスではシール用紙に印刷できるコピー機が少ないため、シールや小さめのステッカーを作成したい場合には、アプリでデータを送るとシールに印刷してくれるサービスを使うと便利です。
例えば、シール印刷アプリ「Seel(シール)」を使うと、マッチ箱サイズ(8枚入り500円)からはがきサイズ(2枚入り500円)までのフレームシールや、B5サイズのシート型シール(1,100円)を選んで注文することができます。
シール代金に加えて198円の送料がかかります。シール用の台紙を自分で用意する必要がなく1週間程度で仕上がるので、手軽にシールやステッカーを作りたい人におすすめです。
ただし、屋外で使えるような防水性の高いものやB5サイズ以上のものを作ることはできません。
自作との比較
ネット印刷サービスやアプリで印刷注文をすれば、プリンターがなくてもシールやステッカーを作れるので便利です。ネット印刷サービスを利用すれば、用紙の費用とコンビニでの印刷代に1枚50~80円程度かかるだけなので、自作の場合と費用がほとんど変わりません。
アプリでシール印刷を注文する場合は、1枚につき500~1,000円程度の代金と送料がかかるものの、シール用紙を購入する費用や手間がかからない点がメリットです。しかしどちらも、枚数が多くなると費用や手間がかかるというデメリットがあります。
大量に印刷する場合やサイズの大きなものを作りたい場合には、インターネットで注文できるラクスルに依頼するのが便利です。
写真をシールやステッカーにするおすすめのやり方
透明のシートやA2以上のサイズでシールやステッカーを作りたいと思っても、家庭などある一般的なプリンターではなかなか難しいでしょう。また特殊な形状のものを作りたいと思っても、専用のアプリやテンプレートがなければ困難です。
そのような場合には、ラクスルのようなインターネットでシールやステッカー作成ができる専門会社に依頼しましょう。作成手順は次のような流れになります。
1.シールやステッカーにする画像を準備する
写真や画像データを準備する点は、自作の場合と同じです。
ただし、あらかじめシールやステッカーの形に合わせた切り込みを入れてもらう場合、シールをはがす位置を示す「カットパス」が必要になります。カットパスの指示はあらかじめ確認しておくようにしましょう。
2.用紙のタイプやサイズを選択する
用途に合わせて防水やラミネート加工を施しているもの、マット調のものなど用紙のタイプを選びます。
屋外で使う強力接着タイプのものや、貼ったりはがしたりがしやすいものなどを選ぶことも可能です。
3.データを入稿して注文・完成
入稿できるデータのファイル形式を「AI形式」や「PDF形式」などと限定しているところもあります。準備できるデータの種類に合っているかどうかを確認しておくようにしましょう。
これまでにシールやステッカーの注文をしたことがなければ、用途に合わせた台紙の選び方やデザインの設定などが難しいことがあります。その点ラクスルのシール・ステッカー印刷は、次に紹介するようにデザインや用途に合わせて簡単に注文できるのでおすすめです。
デザインテンプレートを選んで作成する
ラクスルには、豊富なデザインテンプレートから作りたいシールやステッカーのデザインを選び、簡単に作ることができる「オンラインデザイン」があります。
また、あらかじめデータのサイズや印刷可能範囲などを設定した印刷用テンプレートも準備されているので、自分でシールやステッカーのデータを作る場合にもページ設定や印刷範囲の指定などを行う必要がないので便利です。
用紙を選んで作成する
ラクスルでは、用途に応じたシール用紙を選べます。通常のシール台紙だけではなく、光沢紙や白塩ビ(PVC)、和紙など用紙の種類を組み合わせて注文することも可能です。
用途に合わせて作成する
用途は決まっていても、どのようなデザインや用紙を選べばよいのかがわからない場合、ラクスルは用途から注文を選ぶこともできます。
例えば、屋外で使うときや貼ってはがせるものが必要なときは、ラベルや宛名に使うなどの用途を選ぶだけで、その用途に合った用紙やデザインを選べます。それぞれの用紙の特徴も詳しく解説しているので、選び方を間違えずに済みます。