ホログラムシールの印刷はオプション選びが重要!種類や用途も紹介
ホログラムシールにはノベルティや偽造防止など、さまざまな用途があります。自分でデザインしたホログラムシールを作る際は、どのようなオプションをつけられるかを知っておくと便利です。 そこで今回は、ホログラムシールの種類や用途を解説し、印刷の際に使えるオプションを紹介します。
ホログラムシールにはノベルティや偽造防止など、さまざまな用途があります。自分でデザインしたホログラムシールを作る際は、どのようなオプションをつけられるかを知っておくと便利です。 そこで今回は、ホログラムシールの種類や用途を解説し、印刷の際に使えるオプションを紹介します。
目次
ホログラムシールとは、光をあてると7色に見える特殊なシールです。ほかのシール素材に比べて特別感があり、人の目に留まりやすい点が特徴といえます。
そのため、カードやステッカー、絵本など多岐にわたる用途があり、特殊な印刷加工によって偽造防止のシールとしても役立ちます。具体的にはプリペイドカードや書籍、証紙などに使われるケースが多いでしょう。
ホログラムシールの印刷加工は、素材自体の上面に印刷する仕組みです。目視では分からないくらいの微妙な傾斜をつけたエンボス加工によって作られています。
またレーザー加工によって直接デザインをホログラムとしてシールに施すことも可能です。ホログラムシールは光の角度によって美しい輝きを放つもので、実は私達の生活においても多くの場面で活かされています。
ホログラムの種類には主に「ホログラム(レンズ)」、「ホログラム(ノイズ)」、「ホログラム(レインボー)」があります。ホログラムシールは特殊な加工によって光る柄を浮かび上がらせることが可能です。
しかし、その種類によって柄が異なることは意外にも知られていません。ここでは3つのホログラムについて、その特徴を詳しく見ていきましょう。
「レンズ柄」のホログラムは、シルバーベースにスクエア柄が入った素材です。規則性のあるスクエア柄は光を大きく反射するため、印象に残りやすいデザインといえます。
カードゲームやステッカーでこのホログラムを見たことがある人も多いでしょう。自分でデザインしたオリジナルステッカーやノベルティを作りたい人には、このホログラム(レンズ)がおすすめです。
「ノイズ柄」のホログラムは、シルバーベースに小さなドットがちりばめられた素材です。レンズ柄に比べて光を反射する面積が小さく、ややおとなしい印象を受けます。
星屑が光るような優しい印象があるため、ロゴやイラストに合わせて施すと主張したいことを邪魔しないデザインが作れるでしょう。こちらも先ほどのレンズ柄と同様に、ステッカーやノベルティにおすすめです。透かし番号などを加工すれば、セキュリティラベルとしても活用できます。
「レインボー」ホログラムはエンボス加工ではなく、角度によって虹色に見えるホログラム素材です。柄がないだけにシンプルで、どんなロゴやイラストにも合わせやすい素材といえるでしょう。
また写真印刷に利用してもおしゃれな印象を与えてくれます。一方で、ホログラムでインパクトをつけたいと思っている人にとっては、少し物足りなく感じるかもしれません。
ホログラムシートの主な用途には「ノベルティやキャラクターのステッカー」、「偽造やコピー防止ラベル」などがあります。ホログラムシールの特徴である光による模様の変化やデザインの活用はさまざまで、ほかには見られない利用方法を思いつくかもしれません。ここではまず、主な2つの用途について理解を深めていきましょう。
1つ目の用途は、ノベルティやキャラクターシールです。光を反射して七色に見えるホログラムシールは、人の目にも留まりやすく特別感を出せます。
ホログラムシールを使った代表的な商品として、「ビックリマンシール」を知っている人は多いでしょう。キャラクターに負けないくらいキラキラとしたシールに大人も子供も心を奪われたものです。
ホログラムシールは、キャラクターやロゴの入ったデザインをシールに印刷するノベルティとしても使えます。イベントや販促のプレゼントとして活用できるでしょう。
2つ目の用途は、偽造やコピーへの対策です。ホログラムシールには特殊な加工が可能で、商品の改ざんや偽造といった問題を防ぐセキュリティラベルとしての役割を持たせられます。
例えば、シールにシリアルナンバーをいれて偽造を防ぐ方法があります。同じようなものを作ろうとしても、ホログラムシールへの加工はそう簡単にはできません。
加工されたセキュリティラベルは、偽造防止に役立つのです。偽造防止シールが使われるものはさまざまで、具体例としては公的な証明書や商品パッケージ、会員証などが挙げられます。セキュリティラベルは、生活の中で欠かせないものといえるでしょう。
ホログラムシールの印刷を注文する際には、「のりの種類」や「ラミネート加工の有無」、「白版の有無」、「納品形態」、「カットパスの指示」といったオプションを選べる場合が多いです。
自分好みのデザインや仕上がりに近づけるため、ぜひ事前にチェックしておきましょう。ここでは5つのオプションについて詳しく解説します。
貼り付けするのりの種類は、強粘着のりがおすすめです。普通の粘着のりよりも長時間の使用に耐えられるため、屋外使用や金属への貼り付けに適しています。
普通のりの場合、紙やフィルムへの貼り付けならば問題になりませんが、それら以外の場所に貼ると劣化が早く、はがれやすいのです。車用のステッカーなど、屋外で使うことを目的としているのであれば強粘着のりを選びましょう。
シールの強度を保つためには、ラミネート加工のオプションをつけましょう。ラミネート加工とは、シールの表面に透明なフィルムを貼り付け、強度アップを狙いつつ加飾をするものです。
フィルムがあることでインクの擦れや劣化を防止します。ラミネートフィルムには「光沢ラミネート」と「マットラミネート」があります。
光沢は高級感を与え、マットは落ち着いた印象を与えるでしょう。いずれも耐久性の高いPET製フィルムであるため、シールのデザインや雰囲気をどうするかに応じて選んでみてください。
デザインによっては、白版を使うかどうかを選びましょう。通常ホログラムシールは、台紙がシルバーベースであるため白色の印刷はできません。
デザインとして白色を印刷したい場合には、白版をオプションで選ぶ必要があります。逆に、シルバーベースの雰囲気を際立たせたいデザインでは、白版にする必要はありません。仕上がりに大きく影響するポイントであるため、事前によくイメージしておきましょう。
シールの用途がはっきり決まっている場合は、それに合わせた納品形態にすると便利です。
納品形態の例には次のようなものがあります。
シート:1つのシートに複数枚のシールが貼ってある状態での納品(商品や店舗で使う場合におすすめ)
カット:シールを1枚ずつバラでカットした状態での納品(四角に切り分けた状態と、シールの形に添って切り分けた状態が選べ、配布用におすすめ)
ロール:用紙が巻かれたままの状態で納品(ラベラーを使う際や吊るしての使用におすすめ)
シールのカッティングに不安がある人は、カットパスのオプションを選びましょう。カットパスとは、シールのカットを補助する線です。自分でうまくカッティングできるか自信がないという人におすすめのシステムといえます。
カットパスで指示できるデザインは、次のようなものが一般的です。
四角形または長方形
円形または楕円形
デザインに合わせる
自分で作ったカットパスデータ
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