販促ツールは目的や予算に合わせて使い分けしよう
販売促進のために使用する営業宣伝用ツール(販促ツール)は、イベントやキャンペーンはもちろん、日々の営業活動にも欠かせない物です。その種類はグッズや試供品、カタログ、フライヤー(チラシ)といった印刷物など、さまざまです。
その中でも印刷物は、制作のスピードやコストなど多くのメリットがあり、手軽に扱える販促ツールです。どうしたら、印刷で効果的な販促ツールを仕上げられるのか、詳しくご紹介しましょう。
販売促進のために使用する営業宣伝用ツール(販促ツール)は、イベントやキャンペーンはもちろん、日々の営業活動にも欠かせない物です。その種類はグッズや試供品、カタログ、フライヤー(チラシ)といった印刷物など、さまざまです。
その中でも印刷物は、制作のスピードやコストなど多くのメリットがあり、手軽に扱える販促ツールです。どうしたら、印刷で効果的な販促ツールを仕上げられるのか、詳しくご紹介しましょう。
目次
一口に販促ツールといっても、その種類はさまざまです。一般の店舗で使われている物に限ってみても、店頭のポスターや立て看板、タペストリー、のれん、店内では商品棚ごとにつけられたPOPやデコレーションなどがあります。そして、商品の魅力を伝える文章などで、来店客の目を惹くよう工夫しています。
BtoBでも、数多くの販促ツールが使われています。少量生産のサンプル品や試供品のほか、商品のロゴを入れたボールペンやクリアファイルといったオフィスで使える事務用品をノベルティグッズとして配布することもよく行われています。
これらのアイテムの中で、比較的低コストかつ短期間で作れる販促ツールが、チラシやパンフレットなどの印刷物です。外回りの営業などで、取り出してすぐに利用できる印刷物は、最も広く使われている販促ツールといえるでしょう。
販促ツールとしての印刷物には、サイズや形態によっていくつもの種類があります。それぞれに特性が異なりますから、用途と目的に合った販促ツールを用意することが重要です。
まずは、販促ツールとしてよく使われている、おもな印刷物の特徴について見ていきましょう。
チラシ(フライヤー)は、1枚の用紙の片面または両面を使った印刷物で、印刷業界では「ペラ物」とも呼ばれています。チラシは日本語の「散らし」、つまり「まき散らす」という意味からついた名称です。また、フライヤーは、かつて飛行機やヘリコプターを使って上空から宣伝ビラをまいたところから、「空から飛んでくる物」という意味合いを持ちます。ちなみに「ビラ」は、英語の「bill」(張り紙)、日本語で寄席の宣伝で配布したり掲示したりしたチラシの「片(ひら)」、擬態語「びらびら」などが語源といわれています。
チラシやフライヤーについて、現在それぞれが明確に区別されることはありません。傾向としては、チラシはB5判かA4判の物が多く、街頭での手渡しや新聞の折り込み、店頭で配布される物を指します。フライヤーはもう少し小さいサイズで、店内のカウンターなどに置いておき、自由に手に取ってもらう物としてチラシと使い分けている傾向があります。
また、スーパーの安売り告知など、不特定多数にまく場合はチラシ、若者向けのイベント告知などで特定のターゲットに向けた宣伝の場合はフライヤーと呼んで、凝ったデザインにする傾向も見られます。
よくパンフレットと混同されることが多いのが、リーフレットです。リーフ(LEAF)とは、「木の葉、単葉」という意味の英語です。簡単に説明すると、複数ページあるものがパンフレット、1枚の紙から成り立っているのがリーフレットとなります。
リーフレットは1枚の用紙に印刷を施し、二つ折りや三つ折り、あるいは四つ折りにして仕上げます。チラシやフライヤーを折りたたんだ物や、観光地などでもらえる折りたたみマップもリーフレットの一種です。サイズはさまざまですが、販促ツールとしてはA4用紙を三つ折りにしたリーフレットがスタンダードです。
リーフレットは、折りたたんだ状態からページをめくるように開いていくことから、ミニサイズのパンフレットのような性格を持ちます。そのため、各面をページのように意識したデザインが必要となります。表紙となる面はインパクトのあるデザインにして人目を惹き、中面で商品やサービスの内容や魅力をしっかり訴求、背面には問い合わせ先や店舗・会社の所在地とマップを載せるなど、どの面で何を掲載するのかといった構成を、よく考える必要があります。
複数のページにわたってコンテンツを展開していく冊子がパンフレットです。印刷業界では「ページ物」とも呼ばれます。パンフレットは、本や雑誌と同じような印刷工程を通すのが一般的で、仕上がり寸法はA5判かA4判、ページ数は8ページか16ページの物が多くなります。
ページ数は必ず2の倍数となります。これは、ページの裏表で2ページとなるためです。ただし、印刷の工程では大きな印刷用紙に4ページ・8ページ・16ページなど4の倍数単位で割り付けをしていくことが一般的なため、コストを抑えるためにはコンテンツの内容もそのページ数に合わせて構成すると良いでしょう。チラシやリーフレットと違い、ページ数の多さを活かしたコンテンツを展開できるので、商品やサービスの簡単な紹介だけでなく、カタログ誌を作る場合にも適しています。
印刷物を販促ツールとして使う機会は多く、コストや制作期間の点でもリーズナブルです。しかし、制作にあたっては、押さえておきたいポイントがいくつかあります。
商品やサービスの魅力を簡潔に伝えたいなら、A4サイズのフライヤーが良いでしょう。かさばらないため、営業などではその他の資料の概要として、まとめて手渡すことができます。また、フライヤーはDM(ダイレクトメール)で郵送する際にも便利です。
店頭のカウンターなど、狭いスペースで来店客にアピールするのなら、三つ折りのリーフレットが適しています。レジ横に置いておけば、精算時に持ち帰ってもらえ、リピーターとして再度来店いただけるかもしれません。
また、商品のラインナップを幅広く見せたいなら、少々コストはかかりますがパンフレットが向いています。来店客のご相談にのる際に、商品・サービスのラインナップをご紹介するのに便利ですし、DMとして送って、通販でお取り寄せいただくこともできます。
このように、「どこでどのように、何のために使うのか」という目的を最初に決めておき、サイズや形態を選ぶことが重要です。
販促ツールの制作に欠かせないのは、ターゲット層と訴求ポイントの絞り込みです。それによってデザインが変わり、キャッチコピーの言葉の選び方も異なるでしょう。
また、その商品・サービスのブランドイメージやビジュアルイメージがすでにあるのなら、その素材を反映させて統一感を持たせることも重要です。
販促ツールを印刷物として制作するには、サイズや形態、コンテンツの内容を決めてから原稿をそろえ、デザインしてから校正を繰り返して印刷と、仕上げるまでに相応の時間が必要となります。
それぞれの工程にどれくらいの日数がかかるのかを把握して、あらかじめ余裕を持ったスケジュールを組み、時間を無駄に使うことのないよう、早め早めに制作を進めるようにしましょう。
販促ツールの制作は、外部の業者とのやりとりが煩雑になり、作業上の負荷が大きくなりやすいものです。そんなときの強い味方になってくれるのが、ネット印刷サービスです。
ラクスルの「オンラインデザイン」では、インターネット上でチラシなどを簡単に制作することができます。プロデザイナーの手による4,000点を超えるデザインテンプレートと、2,000万点以上の写真・イラスト素材を無料で利用でき、ブラウザー上で簡単にデザイン作成が可能です。データ入稿して受付日が確定すれば、チラシは最短当日出荷というスピードを実現。
さらに、新聞折込(印刷+折込)やポスティング(印刷+配布)もありますので、印刷から配布まで一気通貫で済ませることができます。(※折込のみや配布のみのサービスはございません。印刷とセットとなります)
社内担当者の作業負荷を軽減し、効率を上げるためにも、ぜひ利用してみてください。