リラクゼーションビジネスの競争ポイント
リラクゼーション業界は、立地と競合構造、そして顧客満足度によってビジネスが大きく影響すると言われています。立地面では、市街地の繁華街や、鉄道、空港などに設置されている店舗の売り上げが比較的高くなる傾向にあります。
また、低価格化の動きも急で、サービスにもよりますが、単価が半分になったものもあります。低価格路線に踏み切るか、価格を維持しながら、品質やサービスで訴求していくのか、顧客の選別眼も厳しくなってきています。
ポスティングの強み
日本全国に店舗展開するようなビジネスの場合は、TVコマーシャルのようなイメージ戦略を行い、各店舗を支援することもできますが、新業態や新規参入業者の場合は、地道なエリアマーケティングの展開が基本になります。
エリアマーケティングでよく使われるのがチラシとポスティングです。チラシは新聞購読者に限られることと、町丁の細かな配布ができないこと、チラシの集まり具合によって、効果が左右されるといった課題があります。
反面、ポスティングはチラシより一部当たりの単価が高めになる傾向があることと、マンションなど配布できない場所や、クレームの可能性があります。
新聞購読者は年々減少しており、特に若い世代の購読率が低くなっています。ポスティングは、エリアを細かく設定できることや、新聞をとっていない世帯にも配れることから、若い層へのアプローチに優位性があります。
また、チラシ以外の販促品やプレミアムも配ることができるので、結果として、見込み顧客の把握や、データ化によって、広告効果を測定しやすいというメリットがあります。
ポスティングは業者にまかせる方法もありますが、最初は自分で実施することも重要です。自分で歩いて商圏を確かめ、周辺の店舗や地域を把握することで、広い意味での市場調査、市場探索をすることができます。自分の目で見ることで、その後の販促活動を、自信を持って実行することができるようになります。
狭い商圏と競合へのアプローチ
リラクゼーション業態を利用する人は、基本的に疲れがたまり、なんらかの不具合がある人が中心になります。できれば、家や最寄り駅の近くで、施術を行いたいというのが人情です。半径500mの地域を中心ターゲットに設定し、ポスティングによってアプローチすることができます。
また、ターゲットに競合店がある場合は、競合店との考え方や、サービスの違いを明確に提示することによって、差別化を進めることができます。顧客満足度を向上させながら、ユーザーのニーズに的を合わせたポスティングを繰り返すことで、2wayのコミュニケーションによるアプローチが可能になります。
まとめ
リラクゼーションビジネスは、生活者のニーズ変化と、競合企業や事業領域の変化とともに、年々ビジネススタイルも変わってきています。
新規顧客と固定客の開発、そして市場ニーズの把握につとめ、変化に的確に反応していく必要があります。ポスティングを活用し、良いコミュニケーションリンケージを築いていくことが重要です。