プライバシー保護シールの主な使用用途
個人情報とは、以下のすべての情報に該当します。
・氏名、生年月日、電話番号、住所
・銀行口座、クレジットカード番号、マイナンバー
・家族構成、職業、勤務地
・財政状況などがわかる情報
・健康診断の結果や、通院歴、病歴
使用用途は、請求書や領収書、アンケートハガキ、クレジットカードの申し込み、銀行口座の申し込み、水道光熱費の申し込み等の返信用や請求ハガキがあげられます。
プライバシー保護シールの素材
プライバシー保護シールに使われる素材は、何度も貼りなおせる素材と一度剥がすと貼り直せない素材があります。貼り直せるタイプには、弱粘再剥離糊を使用しているものと訂正シールと同じ材質のシールを利用している2種類があります。
弱粘再剥離糊タイプ
何度も貼りなおせる簡易タイプは、弱粘再剥離糊を使用しており、価格は比較的安価です。ただ、糊面は白くなっているので、表面の印刷内容によっては記載内容が透けてしまう可能性があります。
その為、表面のデザインを複雑にすることが大切です。シール全面を濃い色で印刷したり、あらかじめ地紋印刷が施されていることが多くなっています。
何度でも貼って剥がせるので気軽に貼り付けられますが、このタイプは個人情報を見えにくくすることを目的にしているラベルです。厳格な機密情報には向きません。
ラベル材質にはアート紙ラベルがよく使われます。
再剥離タイプ
現在、最も多く使用されているタイプです。シール面が黒やグレーに着色されている再剥離糊を使用している為、記載内容は表面印刷を行わなくても透けません。ただし、表面印刷が可能なので、好きな色やデザインで印刷をすることができますよ。
個人情報が記載されたハガキに貼付し、プライバシー漏洩のプロテクトを目的としたラベルです。簡易タイプよりも情報保護の度合いが高くなる為、さらに重要度の増した情報の保護に最適です。
ラベル材質は、カラーインクジェットプリンタとカラーレーザープリンタに対応をしている上質紙です。
貼り直しのできないタイプ
シール面は、隠蔽性が高い黒になり透けません。シールを剥がすと透明のフィルムが用紙に残り、一度剥がれた糊は二度と接着せず、シールを元に戻すことはできません。そのため、第三者が剥がした場合にはすぐにわかります。最もセキュリティの高いタイプとなっています。
価格は、一番高くなります。ただ、絶対に漏洩できない「マイナンバー情報」、「金融資産や財政状況がわかる情報」など秘匿性の高い機密情報には、貼り直しのできないタイプのプライバシー保護シールがオススメです。
ラベル紙は、コート紙ラベルになります。
まとめ
万が一、大切な個人情報が漏洩してしまった場合には、損害賠償等の法的責任だけではなく、社会的な信用も大きく損なわれます。最近では、郵送で個人情報や財政状況がわかる書類など、秘匿性の高い情報をやり取りすることも少なくありません。そんな時には、忘れずにプライバシー保護シールを活用するようにしましょう。