印刷物の適切な用紙サイズとは?A判・B判用紙の違いについても解説!
印刷用紙のサイズは、用途別に決めると迷わずに済みます。さらにA判・B判の違いもあるため、理解していないと印刷ミスを起こすリスクもあります。そこでこの記事では、違いと用途別の用紙サイズ、サイズに迷った際の対処法について解説。ぜひ参考にしてください。
印刷用紙のサイズは、用途別に決めると迷わずに済みます。さらにA判・B判の違いもあるため、理解していないと印刷ミスを起こすリスクもあります。そこでこの記事では、違いと用途別の用紙サイズ、サイズに迷った際の対処法について解説。ぜひ参考にしてください。
目次
A判・B判用紙には、以下に示す2つの違いがあります。
・世界で使われているか
・規格
A判は、19世紀にドイツの物理学者によって考案されました。現在では、世界的に使われている標準サイズの用紙です。一方でB判は、JISによって決められた日本独自のサイズとして使われています。台湾や中国では通じますが、世界的には使われていません。
規格は面積が1平方メートルのA0が基準であり、こちらは841mm×1,189mmとかなり大きいサイズです。一方B判の面積は1.5平方メートルで、1,030mm×1,456mmであるのを見ると、A判よりもさらに大きいサイズであることがわかります。
A判用紙のサイズ一覧を見ていきましょう。一覧にまとめた以下の表をご覧ください。
A判用紙を使うときには、上記のサイズを参考にしましょう。
B判用紙のサイズ一覧も紹介します。こちらも以下にまとめた一覧の表をご覧ください。
サイズによって、印刷料金も変わります。そのため、印刷サイズを正しく把握しておくことが大切です。
ここからは、印刷物別に適切な用紙サイズを解説します。
・チラシ・フライヤーの適切な用紙サイズ
・ポスターの適切な用紙サイズ
・カレンダーの適切なサイズ
イベントやお知らせ、配布物などでよく使われる印刷物をピックアップしました。それぞれを参考にしながら、サイズを決めてみてください。1つずつ詳しく解説していきます。
チラシやフライヤーは、配る媒体によって適切なサイズが変わります。
・新聞折り込み:A4・B4
・手渡しのチラシ:A5・A6・B6・B7
・ポケットティッシュのチラシ:A7・B8
新聞紙に挟む場合は、B4サイズがぴったり折り込めます。しかし、新聞折り込みは同じB4サイズの紙が多いため、デザインにこだわらないとほかのチラシに紛れ込んでしまって注目されないかもしれません。そこであえてA4サイズにすると少し小さくなるため、目を惹きやすくもなるでしょう。
チラシを手渡しする場合、あまり大きくしてなおかつ紙が薄すぎると、渡す際に紙が折れてしまうことがあるため注意が必要です。ポケットティッシュに入れ込むチラシは、A7かB8がジャストサイズです。
ポスターにとって適切とされる用紙サイズも、用途によって変わります。
・駅のポスター:B0
・映画のポスター:B1
・商業施設内のポスター:A2・B2
・アーティストのCD・DVD特典に付いているポスター:A2・B2・B3
これらよりも小さいサイズで発注してしまうと、周りのものよりも目立たなくなってしまう可能性が否めません。そのため、同じサイズで作成して掲載するようにしましょう。
カレンダーとして適切なサイズは、以下のとおりです。オリジナルのカレンダーを作成して配る機会があるのならば、以下を参考にしてみましょう。
・オフィスや工場:46/2切・B/2切
・店舗・個人事務所・家庭:A/8切
・卓上カレンダー:155×180mm
46/2切とは、新聞紙を広げた程度の大きさで、B/2切はそれよりも少し小さいサイズです。家庭用の場合、より小さいサイズがおすすめでしょう。卓上カレンダーでよく使われるのは、155×180mmだといわれています。
ちなみにカレンダーは、A判やB判で決められない場合があるため注意しましょう。
サイズ選びに迷ってしまう場合は、プロに頼むのもおすすめです。現在では、手軽に印刷できるサービスも豊富にそろっています。なぜおすすめなのか、その理由に挙げられるのは以下の2つです。
・用途・サイズどちらからでも選べる
・テンプレートがあるためデザインで迷わない
それぞれおすすめする理由を解説していきます。プロに頼むか迷っている方は、以下を参考にしてみてください。
プロの印刷サービスでは、用途とサイズのどちらからでも印刷方法を選べます。印刷サービス「ラクスル」では用途がカテゴリーで分けられており、その上で印刷サイズが選べる仕組みなのです。
そのためサイズなどで迷うことがなくなり、素早く印刷工程まで進められます。印刷の種類もかなり多いため、用途に合わせたメニュー選びが可能です。
ラクスルの印刷サービスでは、無料のデザインテンプレートが数多くそろっており、デザイナーに依頼しなくても十分にきれいな印刷物が完成します。このデザインテンプレートは、自由に編集が可能です。
自社のロゴマークを入れたり、テキストが追加できたり、自分好みに自由な操作ができます。自社情報やイベント情報をもれなく掲載できるでしょう。