L判を端まで印刷する4つの方法を紹介。印刷する際の注意点も解説
一般的な写真サイズとされる「L判」の大きさは「89×127mm」です。自身が撮影した写真をL判で印刷したところ、端まで印刷されずに困った経験がある方も多いでしょう。 そこで本記事では、L判を端まで印刷する方法や注意点などについて紹介します。
一般的な写真サイズとされる「L判」の大きさは「89×127mm」です。自身が撮影した写真をL判で印刷したところ、端まで印刷されずに困った経験がある方も多いでしょう。 そこで本記事では、L判を端まで印刷する方法や注意点などについて紹介します。
目次
L判とは、写真や印刷における一般的なサイズです。市販されているアルバムやフォトスタンドの多くは、L判を基準として製造されています。
よって、自宅のプリンターで写真印刷する場合に「印刷サイズをどうしよう?」と迷った際は、L判での印刷をおすすめします。L判の具体的な大きさは「89mm×127mm」で、縦と横の比率は「1:1.427」です。ここでは、L判の解像度やピクセル数、用途などについて詳しく解説します。
L判で一般的に使用される解像度は「300dpi」です。解像度とは、画像の密度を意味します。
単位には「dpi」などが用いられ、1インチ(約2.5cm)にどれだけ「ピクセル」が含まれているかを表します。このピクセルの点が多いほど解像度が高くなり、引き伸ばしても鮮明にプリントされるのです。
よって、ピクセル数は解像度によって異なります。L判の解像度が72dpiの場合は「252×360」、300dpiの場合は「1,051×1,502」です。解像度(dpi)は「撮影した画像の品質」を指すもので、ピクセル(pixel)は「表示精度」を表すものだと理解しておきましょう。
L判はもっとも一般的な写真サイズとして知られており、あらゆる用途で使われています。例えば、スナップ写真や芸能関係に使われるプロフィール・オーディション用、お見合い写真など、利用されているシーンはさまざまです。
よく似たサイズ名である「2L判」はL判の2倍にあたるサイズであり、集合写真などによく使われています。
撮影した写真をプリンターで印刷する際には、左右や上下が見切れてしまう場合があります。使用する機材によっては、撮影したままの画像をそのまま印刷できないケースも少なくありません。
ここでは、一眼レフとiPhoneで撮影した画像を印刷する際の注意点と対処法を解説します。L判のサイズに合った写真を印刷できるようにチェックしておきましょう。
一眼レフで撮影した画像の多くは「3:2」の比率です。そのため、L判の比率である「1:1.427」では左右が見切れてしまいます。
所有する一眼レフカメラの撮影比率が3:2の場合は、KGサイズでの印刷がおすすめです。KGサイズの大きさは「102×152mm」で、縦と横の比率は「3:2.013」であるため、多少は印刷できない部分があるものの、ほぼ見切れることなく印刷できます。
デジカメやiPhoneの縦と横の比率は「4:3」です。そのままL判で印刷した場合には、写真の上下がわずかに見切れてしまいます。
人物のアップを撮影した写真の場合は、頭の先端が見切れてしまうことがあるため、アップで撮影した写真を印刷する際は注意しましょう。
4:3の比率で撮影した写真を見切れないように印刷したい場合には、デジカメの画面比率に合わせて作られた写真サイズ(89×119mm)であるDSCサイズをおすすめします。
上下や左右が見切れてしまう可能性のあるL判を端まで印刷する方法には、次の4つがあります。
プリンターの印刷設定を調整
写真加工アプリを利用
スマホの機能でトリミング
フチあり印刷を利用
前述のとおり、L判を端まで印刷できない原因は、L判の比率と元々の画像の比率が一致していないことにあるのです。ここでは、その原因を解消できる方法について詳しく解説します。
プリンターの印刷設定を調整することで、写真が見切れてしまうことを防げます。具体的には、印刷設定をデフォルトの「ページに合わせる」とするのではなく、「縮小して全体を印刷する」に変更してからプリントをしてみてください。
上下ともに端が見切れることなく画像全体を印刷できます。ただし、左右には若干の余白ができてしまう点や、プリンターによっては設定の操作が若干異なる点には注意が必要です。
「パソコンを持っていない」、「難しい編集作業はできない」といった方には、写真加工アプリの機能を使うのもおすすめです。スマーフォンで撮影した写真をそのままL判でプリントアウトすると若干の見切れが生じてしまいます。
しかし、アプリの引き伸ばし機能によって写 真の端に余白を取れば、見切れずに印刷が可能です。また、グループで撮影したような横長の写真を印刷する場合も、引き伸ばし機能を利用することで、端に写った人が見切れてしまわないように印刷できます。
iPhoneやAndroidなどのスマートフォンには、保存した写真のトリミング機能が搭載されており、縦と横の比率を選択できます。L判とまったく同じ比率にはできないものの、「5:7」の比率にトリミング編集することで、L判の縦と横の比率に近づけた印刷が可能です。
L判の縦と横の比率は「3:4.281」で、5:7にトリミングすると「5:7.135」となり、見切れる幅を抑えられます。
写真の余白を気にしないのであれば、プリンターの印刷設定を調整して「フチあり」で印刷してみましょう。フチなしで写真印刷した場合、端の余白部分をなくすために写真が大きく印刷されてしまい、結果として画像の端が見切れてしまいます。
一方、プリンターの印刷設定を「フチあり」に調整してから印刷すると、周囲に余白ができることによって写真全体は小さくなってしまいますが、端まできれいに印刷が可能です。ただし、利用するプリンターによっては再現できないケースもあるため、事前にテスト印刷を行うことをおすすめします。
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