キャッチコピーに数字を効果的に取り入れる方法

「たった1分で出来る」「60日でガラッと変わる」このように、世の中には数字の入ったキャッチコピーが溢れています。キャッチコピーに限らず、書籍タイトル、広告、チラシ、様々な媒体の中に頻繁に登場する「数字」ですが、この手法を取り入れるに当たってはいくつか気をつけるポイントがあります。そこで本記事では、キャッチコピーの中に効果的に数字を取り入れるために、抑えておくべきポイントをまとめてみました。

「たった1分で出来る」「60日でガラッと変わる」このように、世の中には数字の入ったキャッチコピーが溢れています。キャッチコピーに限らず、書籍タイトル、広告、チラシ、様々な媒体の中に頻繁に登場する「数字」ですが、この手法を取り入れるに当たってはいくつか気をつけるポイントがあります。そこで本記事では、キャッチコピーの中に効果的に数字を取り入れるために、抑えておくべきポイントをまとめてみました。
キャッチコピーに数字を用いることの一番のメリットは、説明が「具体的」になることです。数字を使うことにより、読み手や消費者は、その商品やサービスがどれほどの評価や性能なのかを、客観的な指標を持ってとらえることができます。
たとえば、「たくさんの人にご利用いただいています」という表現と、「年間126万人にご利用いただいています」という表現では、後者の方が明らかに信頼感が増して魅力的です。これは、数字を使ったことにより表現が具体的になり、書き手の主観的な感想ではなく、客観的な説得力が生まれたからです。
「商品の満足度とリピーター率が高いこと」を伝える際も同様です。「多くのお客様が満足しています」という抽象的な表現では、読み手はその評価を具体的に想像できないことから、うさんくさいと思う可能性すらあります。しかし「お客様の93%が満足しています」と数字で示すと、グッと信憑性が増すようになります。
具体的な数字を用いることは基本中の基本ですが、その数字に根拠があることも重要です。
たとえば、実績をアピールする場面を想定してみましょう。進学塾の広告で「東大に多数合格」と書くよりも、「東大に38名合格」のように根拠となる数字を明記する方が、はるかに高い説得力となります。しかし、その数字にまったく根拠が無いのであれば、企業の信用は大きく失墜することでしょう。
そのため、多くの企業は数字の入ったキャッチコピーを使用する際、その数字の根拠となる説明文も併せて記載しています。企業のCMや広告で「世界初」や「業界No.1」という言葉を使う場合、ほとんどのケースで、枠内の隅などに小さな文字でその根拠や集計方法が示されています。
また、「100人乗っても大丈夫」というキャッチコピーに、100人が実際に物置に乗っている映像を合わせたイナバ物置のCMのように、ビジュアルを用いて根拠を一瞬で納得させるという、強力な手法も存在します。
「具体的な数字を、根拠を持って提示する」ことは、数字を使ったキャッチコピーの大前提です。しかし、これだけではまだ不十分です。「読み手にとって身近な数字に置き換える」という工夫も必要になります。
仮に、時速1000kmで走る新幹線が完成したとします。この新幹線にキャッチコピーをつける際に避けるべきなのは、「読み手が理解できない専門用語や数字の羅列」です。「車輪部分の摩擦係数を◯%低減」や「従来比で出力が3倍に向上」などと言われても、乗客にとっては「だから何?」と感じてしまい、いくら数字を並べられてもそのスゴさは伝わりません。
広告に数字を使う場合は、何よりも「相手が想像できること」が重要です。「2時間かかっていた大阪へ、1時間で行ける」という表現に変換してみましょう。専門的な数値よりも、「移動時間」という日常的な単位に置き換えた方が、性能の良さをダイレクトに届けることができます。
ターゲットは誰で、その人が普段どういった生活を送っているのかを想像し、相手にとって身近な数字を使用するようにしましょう。そうすることで、相手の心に響くキャッチコピーを作ることができます。
数字はキャッチコピーに「具体性」と「客観性」をもたらします。それにより、読み手や消費者はその商品やサービスに対して信頼を持つことができるようになります。数字を使用する際には、その「根拠」を併記するようにしましょう。そして、読み手の立場に立って「身近な数字」に置き換えることも忘れないようにしてください。
これらのポイントを意識すれば、数字はあなたのキャッチコピーを支える、心強い味方になってくれるはずです。