ポストカードの写真がより印象的に!おすすめの用紙や加工方法を解説
オリジナルのポストカードを作成するにあたり「写真が映える用紙種類を知りたい」、「写真入りポストカードに最適な紙厚を知りたい」と考える方も多いのではないでしょうか。 印刷面が広く、多くの情報量を掲載できるポストカードだからこそ、写真の仕上がりにはこだわりたいものです。そこで本記事では写真入りのポストカードに最適とされる厚さとおすすめの用紙、存在感が増す加工方法について解説します。
オリジナルのポストカードを作成するにあたり「写真が映える用紙種類を知りたい」、「写真入りポストカードに最適な紙厚を知りたい」と考える方も多いのではないでしょうか。 印刷面が広く、多くの情報量を掲載できるポストカードだからこそ、写真の仕上がりにはこだわりたいものです。そこで本記事では写真入りのポストカードに最適とされる厚さとおすすめの用紙、存在感が増す加工方法について解説します。
目次
DMや私製はがき、挨拶状など用途の広いポストカードは、テキストに加えて写真を掲載することによって視覚的な効果を高めることができます。とはいうものの、どの程度の厚さが最適であるかなどはあまり知られていません。
写真入りのポストカードに適した紙厚は「180〜220kg」程度とされています。厚ければ厚いほどなんとなく信頼感を与えるようにも感じますが、実は「郵送に関わるルール」がここでは関係しているのです。ちなみに、一般的に「kg」はキログラムと読んで「重量」を示すものです。ただし、紙厚を示す際も同じくこの「kg」を使います。
ポストカードを「はがき(第二種郵便物)」として63円(2021年現在)で郵送するには、サイズと重さの規格を守る必要があります。サイズは最小で「9cm×14cm」、最大では「10.7cm×15.4cm」です。
また、重量は「2g~6g」の範囲内であることが条件となります。ポストカードをこの規定におさめようとした場合、その紙厚はおのずと「180〜220kg」程度になるのです。
一般的にポストカードといえば写真などの専有範囲が広くなるもので、その仕上がり具合によって視覚的な効果が変わってきます。ポストカードとしておすすめの用紙には数種類があり、それぞれに風合いや質感が異なるので、デザインが同じであったとしても全く違った印象を与えることもあるのです。
ここでは、写真入りのポストカードにおすすめの用紙5種類を紹介しましょう。
まずは、写真の発色が良いアートポスト紙です。アートポスト紙は、上質紙にコート剤を塗布することで表面を滑らかにしています。
光沢性や発色性が高く、写真をより色鮮やかに表現してくれるのです。写真入りのポストカードに最も多く利用されている用紙といえるでしょう。
色の再現性を求めるならば、ハイマッキンレーポスト紙をおすすめします。ハイマッキンレーポスト紙は、アートポスト紙よりもさらに光沢性が高くて真っ白な表面が特徴です。
高級光沢紙に分類されるこの用紙は、ポストカードに高級感を持たせたいときに適しているといえます。写真の仕上がりも美しく、企業などが自社の宣伝を目的とした広告用のポストカードに選びたい用紙です。
ハンドメイドな印象を与えたい場合には、自然な雰囲気が特徴のブンペルソイルをおすすめします。プンペルソイルは、クラフト紙やダンボールのような薄茶色のクラフト紙です。
紙本来の持つ優しい風合いとおしゃれな雰囲気から、カフェのDMなどに適しています。印刷した写真には多少のかすれを生じるのが特徴で、一風変わった印象を与えることができる用紙なのです。
キャストコート紙は強い光沢性が特徴の用紙です。特に白い部分が多いデザインに対して利用することで、よりその光沢性が際立ちます。
この用紙はグロス加工されているかのような感覚を覚えるほどの光沢をもっており、メニューなどを掲載する飲食店のポストカードとして活躍する用紙でしょう。
マット調の風合いで印刷の再現性が高いMr.B スーパーホワイトもおすすめです。やや紙表面が荒く、しっとりとした質感が特徴です。
建設会社や土木会社など、力強い印象を与えたい企業のDMや挨拶状に適した用紙といえます。
写真の存在感が増すポストカードを作成したいのであれば、通常のはがきにこだわらず、加工オプションも検討してみてはいかがでしょうか。イベントや企画の告知などに利用するポストカードであれば、訴求力を高める方法としてピッタリです。
はがきと同料金ながらも掲載できる情報量が多くなる2つ折りや3つ折りの加工がおすすめです。用紙を2度3度折込んではがきサイズにする加工で、掲載できる写真などの情報も2倍3倍と増加します。クレジットカードなどの利用通知などに使われる圧着されたはがきをイメージすると分かりやすいかもしれません。
見開き部分により大きな写真を掲載して訴求したい場合には、この加工を行うことで送料はそのままに実現可能です。ただし加工自体にはコストが発生するため注意しましょう。
さらに写真の存在感を増す加工方法としては、箔押し加工が挙げられます。この加工では、印刷で表現しにくいツヤのある金銀やメタリックカラーの表現が可能です。
ポストカードを見る人に格調高い印象を与えたい場合にはおすすめの加工方法といえるでしょう。先述したおすすめの用紙にこれらの加工を施し、より写真が映えるオリジナルポストカードを作成してみてはいかがでしょうか。