年賀状 添え書きの極意
毎年年末になると、年賀状の件でよく頭をかかえます。いったい何枚年賀状を購入すれば良いのか、絵柄や写真は何にしようか、ご不幸などがあって差し出しができない方の選別はできているか、最新の住所の整理ができているかなど多岐にわたります。
そして、最後に年賀状に添える文章の内容で苦労することが多いと思います。今回は定番の「添え文」の書き方について整理します。
毎年年末になると、年賀状の件でよく頭をかかえます。いったい何枚年賀状を購入すれば良いのか、絵柄や写真は何にしようか、ご不幸などがあって差し出しができない方の選別はできているか、最新の住所の整理ができているかなど多岐にわたります。
そして、最後に年賀状に添える文章の内容で苦労することが多いと思います。今回は定番の「添え文」の書き方について整理します。
年賀状の出し先には様々な方がいます。その中でも学生時代、以前赴任していた地方の友人や、取引先など、会う機会の比較的少ない方に対しては、近況報告が何よりのお知らせになります。
就職や転職、異動、退職といったビジネス環境の変化、結婚、出産、子供の成長、引っ越し、趣味や地域活動など身近な状況変化をお知らせすることで、受け手にも差出人の状況がよりリアルに伝わります。
また、これからの目標などを加え、目指している方向や進め方を提示することで、より具体的に現状を認識してもらえます。ご家族の話題やペットの話題なども、普段とは違った一面を伝えることになります。
沢山の年賀状を受け取った時には、どうしても飛ばし読みになりがちです。そんな時、共通の話題を添え文として書くことで、注目度を上げることができます。趣味のことや、現在取り組んでいる仕事や学び、ボランティア活動など、受け手と送り手の間に、共感をつくりだしましょう。
共通話題は、趣味や仕事だけではありません。共通の友人や地域の話題など、身近で共感できるような話題を提供することで、時間や空間を超えたコミュニケーションが生まれます。オリンピックやワールドカップ等のスポーツイベントの話題も良いかもしれません。
ただ、あまりマニアックな話題にすると、相手が引いてしまうこともあります。親しい方なら別ですが、さしさわりのない範囲で押さえることが必要です。
一年の計は元旦にありではありませんが、今年の目標や活動方針などを表明することで、人となりを理解してもらえます。今年の目標を宣言することで、自分自身にプレッシャーを与えて、実現に近づけるのも良いかもしれません。
また、受け手に対しての期待をメッセージにすることで、あなたとの関係式をより深くしていくこともできます。特に、後輩などには、年賀状で思いを伝えることで、普段とは違った言葉の重みが感じられると思います。
近況報告にしろ、共通話題にしろ、あまりストレートすぎると、ちょっとインパクトが強すぎ、堅くなってしまいます。
年の初めでもあり、ユーモアのある明るく、軽めの文章の方が良いでしょう。受け手が読んでニヤッとしてくれれば成功です。ちょっとした自虐ネタやなぞかけ、クイズ、大喜利、ダジャレも許される範囲でしょう。
長年年賀状のやり取りをしていると、いつのまにかどこの誰かわからなくなったりすることがあります。特に、佐藤さんや、田中さん、鈴木さんといった名前の場合、勘違いされやすいものです。
そんな気配を感じたら、“○○の佐藤です。今年は食事でも行きたいですね”といった相手から識別しやすい添え文を一言入れてあげるのも親切です。
姓についてはよく使っていても、名を知らないこともあります。人によっては500通以上の年賀状を受け取る方もいます。わかっているはずだと思っても、時には識別信号を添えることも親切かもしれません。
「今年もよろしくお願いします」といったありきたりの添え文は、多くの年賀状の中でどうしても埋もれてしまいます。新年にふさわしい明るい添え文を使いましょう。添え文の具体例は検索サイトで沢山ヒットします。自分にあったフレーズを見つけてください。