年賀状DMを効果的に利用する方法
2018年の年賀状を出す時期になって来ました。せっかくの機会ですから、この機会を有効に利用したいものです。
今回は、DMに年賀状を利用するメリットについて、整理したいと思います。
2018年の年賀状を出す時期になって来ました。せっかくの機会ですから、この機会を有効に利用したいものです。
今回は、DMに年賀状を利用するメリットについて、整理したいと思います。
目次
俗に無宛名郵便と呼ばれる配達地域指定郵便物をご存じでしょうか。よく、「世田谷区7丁目にお住まいの方」といった宛名で届く郵便物です。
地域を指定できるので、地域に密着している小売店やサービス業などで、DMに利用されています。25グラムまで28円、50グラムまで41円といった通常の郵便物に比べて安い料金で配達できるのが特色です。
この配達地域指定郵便の発送には、1年に1回だけ発送のできない期間があります。それが、12月15日から、翌年の1月4日までの期間です。
郵便事業会社にとって、年賀状の配送がピークになる時期は、年賀状に集中したいというのが、その趣旨ですが、その結果、配達地域指定郵便物を利用した、DMの発送はありませんので、この期間は競合のDMが少なくなります。
2018年から年賀状以外のハガキの値段は、62円になります。52円で発送できる年賀状はそれだけお得になります。
広告郵便(DM)には、料金別納で、大量発送時に料金を割り引く制度がありますが、10円割り引くためには、ハガキなら1回に3万通以上か、月間に5万通以上を発送する必要があります。他にも、バーコードを印字する方法などもありますが、3%の割り引きにとどまります。
そう考えると、10円の差は結構大きく、年賀状DMは効率的なコミュニケーションを行うためのツールとしては大きな可能性を秘めています。
年賀状DMは、どのような効果を持っているのでしょうか。答えはシンプルです。チャンスが2回に増えることです。
普通のDMなら1回見られたら、ほとんどはゴミ箱に直行しますが、お年玉付き年賀ハガキなら、抽選発表の時までは、かなりの確率で保管されます。
年賀ハガキの抽選発表の日には、2度目のハガキの閲覧チャンスが到来し、当選すれば、そのインパクトは一挙に上昇します。
年賀状は、日本の文化の中に確実に定着しています。企業が生活者に対して、年始の挨拶をするということに対しては、素直に受け入れられる基盤がそろっています。
そして、年賀状のDMは、まだそんなに多くないので、かえって新鮮に受け止めていただけます。
年賀状DMで、避けたいのは商売が前面にでることです。やはり、1年の初めですから、信頼を深め、信頼関係を醸成することが大切です。もちろん、新年にイベントなどがあれば、お知らせすることで、次のチャンスにつながることも大事です。
それでは、具体的にどのように年賀状DMを作ったら良いでしょうか。時間が迫ってきていたら、まず、年賀状サイトに行って、参考になるデザインやテンプレートをご覧になるのが、効率的です。郵便局のホームページに「年賀DM」のサイトがあるので、是非参考にしてください。
年賀状DMの基本は、イメージとしての「年賀状」の枠に収まる範囲で、デザインすることが肝心です。年賀状サイトのテンプレートや、無料のイラスト、写真などをうまく活用してデザインを進めましょう。
お客様の住所情報をお持ちでなければ、地域に宛てて発送できる「年賀タウンメール」もあります。2000通以上発送する場合は、GIS(地理情報システム)を利用することもできるので、詳細は郵便局に確認してください。
「1年の計は元旦にあり」ではありませんが、年賀状DMは1年のスタートです。できれば、次につながる仕組みを作りましょう。
最初はタウンメールでも、次回からは、住所や名前を把握できるように、問い合わせ先の明記や、割引券の提供、独自のプレゼント抽選など、DMやプロモーションの効果が測定できるような仕組みやデータベースを作るきっかけにしましょう。