2026年の干支「丙午(ひのえ・うま)」はどんな年かを詳しく解説!

年賀状には干支をモチーフにしたイラストや文字があると、年の初めに明るい未来や動物のもつ縁起のよさを感じられます。2026年は、午年です。この記事では、年賀状を作る前に知っておきたい、2026年の干支と十二支の意味について解説します。

年賀状には干支をモチーフにしたイラストや文字があると、年の初めに明るい未来や動物のもつ縁起のよさを感じられます。2026年は、午年です。この記事では、年賀状を作る前に知っておきたい、2026年の干支と十二支の意味について解説します。
目次
「干支」と「十二支」が、同じ意味だと思っている方は多いようです。2026年は午年ですが、本来の干支でいうと丙午(ひのえ・うま)。午年であること以外にも込められた意味があります。
ここでは干支と十二支の違いと意味、丙午が何を意味するのかを解説します。年賀状に取り掛かる前に知識として、しっかり覚えておきましょう。
「十二支」はご存知の通り、子(ね:ねずみ)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う:うさぎ)、辰(たつ)、巳(み:へび)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い:いのしし)と、その年を12種類の動物になぞらえたもので、年の他にも時刻や方角を表すことがあります。
この十二支が「干支」の意味で用いられることがありますが、干支とは本来「十干十二支(じっかんじゅうにし)」を略した呼び名で、「十干(じっかん)」と十二支を組み合わせたものです。
「十干」とは、甲(こう:きのえ)、乙(おつ:きのと)、丙(へい:ひのえ)、丁(てい:ひのと)、戊(ぼ:つちのえ)、己(き:つちのと)、庚(こう:かのえ)、辛(しん:かのと)、壬(じん:みずのえ)、癸(き:みずのと)の総称で、もとは1から10までものを数えるための言葉です。
2025年は十二支でいうと「巳(み:へび)」年ですが、十干でいうと第2位の「乙(おつ:きのと)」の年。干支は「乙巳(きのと・み)」でした。つまり、2026年は十二支でいうと「午(うま)」年、十干では「丙(へい:ひのえ)」の年となり干支は「丙午(ひのえ・うま)」となるのです。
十二支や十干は数や方角だけでなく、それぞれ独自の意味を持っています。例えば「丙」は十干では第3位であり、陽の「火」を表し、太陽のような明るさや情熱、強い意志を象徴します。
「午」は十二支では馬を表し、これもまた陽の「火」に属し、行動力やスピード、エネルギーを意味します。勢いがあり、勇敢で独立心が強いのが特徴です。
この2つの組み合わせである丙午には、「情熱と行動力で突き進む」「燃え盛るようなエネルギーで道を切り開く」といった縁起のよさが表されます。
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年賀状には新年のあいさつや近況報告だけでなく、自分の抱負や心構え、相手の幸せや健康を祈る気持ちも込めて送るのが一般的です。
ただそうなると、来年の午年がどんな年になるのかが気になってきます。そこで、ここからは過去の午年に起こった出来事を振り返り、午年や午年生まれの方にはどんな特徴があるのかを探ってみましょう。
最近では2014年、2002年、1990年が午年にあたります。起こった出来事を抜粋すると次の通りです。
2014年:2014年、甲午(きのえ・うま)の年、消費税が5%から8%へ引き上げられ、経済と社会に大きなインパクトを与えました。馬のような勢いで進む改革と、その課題が表面化した年といえます。
2002年:2002年、壬午(みずのえ・うま)の年、日韓ワールドカップが開催され、サッカー日本代表が初のベスト16進出。スポーツを通じて人々の心が一つになり、国全体に情熱と興奮が広がった年でした。
1990年:1990年、庚午(かのえ・うま)の年、バブル経済の絶頂期。株価・地価が異常な高騰を続け、まさに「走り抜ける」ような勢いの時代でした。しかしその後の転換点も迫っていました。
馬が駆け抜けるように、午年は変化と躍動、急速な進展が起こりやすいといえるかもしれません。
午年生まれの人は、エネルギッシュで挑戦心旺盛、思い立ったらすぐ行動するタイプとされています。そのため、ビジネスやスポーツ、芸術などさまざまな分野で活躍する力を持っています。
ただし、勢い余って独断専行に陥ることもあるため、周囲との協調や冷静さを意識することで、より大きな成長を遂げられるでしょう。
2026年の午年は、「情熱を持って走り抜ける年にしたい」。年賀状にはそんな気持ちを込めるのもよいでしょう。
午年生まれの有名人には、カリスマ的な俳優やトップアスリート、情熱的な音楽家など、個性豊かな方が多くいます。
一般に午年生まれにみられるのは、次のような特徴です。
・情熱的で行動力がある
・明るくポジティブ
・独立心が強い
・リーダーシップがある
2026年に子どもが産まれる方への年賀状には、このような午年生まれの特徴を添え、名前を考えるときや産まれる前の準備に役立ててもらうとよいでしょう。
丙午(へいご)生まれの人は、丙(ひのえ)と午(うま)の組み合わせによって、その性格や特徴がわかります。それぞれの要素が持つ性質と相互作用を考慮することで、丙午生まれの人の特徴を理解することができます。
丙は五行の「火」に属し、「陽」の性質を持ちます。丙は太陽を象徴し、以下のような特徴があります。
・情熱:周囲を明るく照らす情熱を持つ
・正義感:まっすぐで正義感が強い
・表現力:自分の考えや感情を表現するのが得意
・率直さ:思ったことをはっきり言う
午は十二支の一つで、五行の「火」に属し、「陽」の性質を持ちます。午は馬を象徴し、以下のような特徴があります。
・スピード感:迅速な行動力
・独立心:自分の力で前進する意志
・社交性:人と関わるのが得意
・自由さ:束縛を嫌う
丙・午の組み合わせにより、強い「火」の性質が重なり、情熱と行動力、独立心が際立ちます。
・情熱とエネルギーにあふれる
・正直で率直、隠しごとが少ない
・目標に向かって突き進むリーダー気質
・自由を求め、型にはまることを嫌う
これらの特徴により、丙午生まれの人はエネルギッシュで、周囲を引っ張るリーダー的存在になることが多いと考えられます。
こうした生まれた年による性格・特徴は、中国に起源を持つ伝統的な占い「四柱推命(しちゅうすいめい)」の考え方にもとづいています。個人の生年月日と生まれた時間から、その人の運命や性格、将来の出来事を予測する方法です。
この占いは、以下の四つの柱(要素)を用いることから「四柱」と呼ばれます。
年柱(ねんちゅう):生まれた年を示し、祖先や幼年期に関する情報を含む
月柱(げっちゅう):生まれた月を示し、青年期や家庭環境に関する情報を含む
日柱(にっちゅう):生まれた日を示し、成人期や個人の性格に関する情報を含む
時柱(じちゅう):生まれた時間を示し、晩年期や子供に関する情報を含む
四柱推命は、干支(天干と地支)の組み合わせによって構成されます。天干は10種類(甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸)、地支は12種類(子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥)あり、これらが組み合わさって60年周期の干支暦が作られます。
せっかくの機会ですから2026年の年賀状には、少し他とは違った「ワンポイント」を込めたいものです。相手のことを思うからこそ込められる気持ちがきっとあるはず。日頃のあなたの思いを、年賀状にもしっかり込めましょう。
ここでは、相手に喜ばれるポイントを紹介します。他にもいくつかありますから、インターネットや書籍などさまざまな情報の中からじっくり探してみましょう。
干支の象徴である「馬」を元気で躍動感あるイラストや、優雅なデザインで年賀状に描くと、2026年のテーマが一目でわかるようになります。また、火(丙・午)の要素を意識して、太陽や炎をイメージした背景も効果的です。
年賀状に「丙午」の年にふさわしいメッセージを添えるのも素敵です。以下のようなメッセージを参考にしてみてください。
「丙午(ひのえうま)の年、情熱と行動力で、理想を形にしましょう。」
「2026年が、あなたにとって太陽のように明るく、自由に駆け抜ける一年となりますように。」
「情熱を胸に、挑戦と飛躍の年にしていきましょう。」
丙(火)、午(火)はともに赤やオレンジに対応します。年賀状のデザインにこれらの色を取り入れることで、干支のパワーを感じさせることができます。例えば、赤い太陽やオレンジの炎をモチーフにしたデザインが映えるでしょう。
2026年に進学や就職する方には、午年の「挑戦」という意味を添えた年賀状でエールを送るのもよいでしょう。
事業を営んでいる方には大きな飛躍を祈り、これから事業を起こす方には勇気を応援するような年賀状を送るなど、お互いに1年を新たな気持ちで迎えたいものです。