おしゃれな年賀状デザインの選び方とマナー|キレイな写真の選び方
年のはじめのご挨拶として、最近はおしゃれなイラストなどのテンプレートを使うのが主流ですが、親しい方には近況報告を兼ねて、写真つき年賀状も増えてきました。 この記事は、年賀状に使うおしゃれなデザインを選ぶ方法と、選ぶときのマナーについて解説します。
年のはじめのご挨拶として、最近はおしゃれなイラストなどのテンプレートを使うのが主流ですが、親しい方には近況報告を兼ねて、写真つき年賀状も増えてきました。 この記事は、年賀状に使うおしゃれなデザインを選ぶ方法と、選ぶときのマナーについて解説します。
目次
大きな選択肢としては、手書きにするか、イラスト・写真を使うかを選ぶ必要があります。
筆やペンを使った手書きの年賀状は書く人のクセや気持ちがあらわれるので、受け取った相手も文面からあなたを思い出してくれるはずです。年賀はがきのタイプも、インクや墨汁ののりやすい「普通紙タイプ」が使えます。
一方、パソコンとプリンタを使って印刷すれば、同じデザインの年賀状を自分で何枚でも作れるので、たくさんの方に送ることができます。親類や親しい友人には写真を使うと近況報告にもなり、デザインにこだわればあなたらしさをしっかり表現できるのもおすすめできるポイントです。
ただ、その場合は「インクジェットタイプ」を使う必要があります。プリンタのインクの発色やのりがよいので、仕上がりもパソコン画面で見た通り。特に写真には「写真用インクジェットタイプ」だとよりくっきり印刷できます。
例えば写真を使うとき、「家族全員が写っている写真を選びたい」としても、光の当たり方には注意が必要です。
写っている人にしっかり光が当たっていれば表情も服装も映えるのですが、逆光や光が強すぎると、影または真っ白になってしまい顔や表情が見づらくなってしまいます。
また、写真の画質も大切です。画素数が少ない写真は、拡大すると粗くなるので年賀状には適しません。おすすめなのは1,181ピクセルX1,749ピクセル以上の画質です。
もとのカメラの性能はもちろんですが、それをスマホで加工すると画質が変わることがあるので、最終的に使う写真の画質を必ず確認しましょう。
最近は、年賀状に使えるテンプレートをさまざまな方法で手に入れることができます。はがき印刷ソフトであれば追加データのダウンロードでき、市販のデータ付き書籍を買えば数百ものテンプレートを手に入れるのも簡単です。
テンプレートには、筆文字やイラストのものもありますが、写真を用いる「フォトフレーム」もたくさんあります。気に入ったテンプレートを使えば、新しく作る手間がなくすぐに印刷することも可能です。
時間がないときや、デザインに困っているときはテンプレートを使うことをおすすめします。
年賀状を「親しい友達だけに」送るという方は少ないでしょう。年上の親類や仕事の上司、学校の後輩など、送る相手の年代の幅は広いのが普通です。
朝のあいさつで「おはよう」と「おはようございます」を使い分けるように、年賀状も相手によって選ぶのはもはや「マナー」といえます。ここでは、年賀状における「マナー」について解説します。
いくら自分の気に入ったおしゃれなデザインでも、それが原因で相手を嫌な気持ちにさせてしまうとせっかくの年賀状が台無しです。特に写真の入った年賀状は、思わぬ事態を招くことがあります。
例えば、楽しそうな子供の写真は、相手との関係や状況などには配慮すべきでしょう。また、ビジネス上でのお付き合いの方には、写真よりフォーマルなテンプレートの方が落ち着いた印象を与えます。
一方親しい友達には、面白おかしい写真を使うとあなたらしい年賀状になるかもしれません。このように年賀状を「新しい年のはじめのあいさつ」と考えれば、相手によってデザインは使い分けるのは大切なマナーの1つといえます。
年賀状のデザインは少なくともプライベート用とビジネス用の2種類を用意し、相手によって使い分けたいものです。
また、年賀状に必要な賀詞(お祝いの言葉)も、実は使い分けるのがマナーとなっています。
賀詞には、一文字の「寿(祝い・喜び)」「福(幸せ・さいわい)」「賀(祝い)」、二文字の「賀正(正月を祝う)」「迎春(新春を迎える)」や四文字の「謹賀新年(謹んで新年をお祝いいたします)」「恭賀新春(うやうやしく初春をお祝いいたします)」などがありますが、これも相手によって使い分けることが重要な言葉です。
一文字や二文字の賀詞は、「おめでたい」「お祝い」といったことをシンプルに示しているだけで敬意や丁寧さはありません。使うとすれば自分より目下の方へ使う賀詞だといえます。
一方、四文字では「謹んで」「うやうやしく」という自分をへりくだる表現があり、ここからわかるのはより相手を尊ぶ態度です。つまり自分より、目上の方へ使うにふさわしい賀詞だといえます。
特に仕事関連の方や、あまり深く知らない目上の方には、賀詞の使い分けが重要です。送る相手に配慮して、きちんと選んで使いましょう。
年に一度のことですから、年賀状は自分で作ったものを送りたいという方が多い一方で、なかなか作る時間が取れず、作成をプロの業者に依頼する方も多いかもしれません。どちらも選べるという方には、両方のメリットやデメリットを一度整理してみる必要があります。
年賀状に込めたい思いやこだわり、仕上がりのクオリティ、かかる費用など自分にとってベストな方法を、総合的に判断したいものです。
自分で作れば、テンプレートも写真も自分が納得いくまでとことんこだわることができます。写真を加工したり、イラストに書き加えたりとまさに「オリジナルな年賀状」が作れることが大きなメリットです。
しかし、そのためには画像を加工するパソコンをはじめとする機器や、操作できる技術が必要ですし、適したハガキも自分で用意しなくてはなりません。
そのため作る時間が取れない方には非常に難しい方法です。また、仕上がりのすべてが自分の「腕しだい」なので、自信がある方向けの方法ともいえるでしょう。
年賀状作りをプロの業者に頼めば、自分で作る技術も時間も必要なく、高い品質で仕上げてくれます。業者によってはデザインをオリジナルの幅広いテンプレートの中から選ぶことができ、送る相手の宛名印刷までしてくれるサービスさえあります。
ただ、特に写真の写り具合やメッセージの細かな配置などの要所は、必ず確認しなくてはなりません。店舗であれば行く時間もかかります。ハガキ代63円とは別に印刷費用を支払う用意があれば、確かにおしゃれなデザインの年賀状が最も手軽に出来上がる方法です。