インターネット全盛期時代のチラシ活用法
インターネット広告費が毎年増え続け、ついには8000億円を突破。テレビ放送に次ぐ規模となっています。それと対比されるのがリアルメディアの新聞折込とメディア広告ですが、そちらは年々減り続けている状態。広告環境が大きく変化している今の時代にどのようにチラシを活用していくべきかについて書きたいと思います。
インターネット広告費が毎年増え続け、ついには8000億円を突破。テレビ放送に次ぐ規模となっています。それと対比されるのがリアルメディアの新聞折込とメディア広告ですが、そちらは年々減り続けている状態。広告環境が大きく変化している今の時代にどのようにチラシを活用していくべきかについて書きたいと思います。
目次
中小企業のローカル集客・求人(ポスティング、新聞折込、ダイレクトメール)を支援する「ラクスル」が運営しております。月間400社以上のポスティング、新聞折込をデザイン、印刷、配布全てをお手伝いしています。予算3万円~広告代理店のように、過去の実績や事例から、お客様の反響をより出せるようなデザイン提案や配布方法のアドバイスなどをさせていただきます。
スマートフォン、タブレットの普及により、日本人の99%以上がインターネットを使っているといわれている。何か新しいものに触れたら、手元でグーグルを使って調べるということが当たり前の時代。ホームページは必要不可欠になっています。最低限、事業内容や提供している商品の説明は必要でしょう。最近はWixやBASEなどの無料ホームページ作成サービスもあるので、ホームページの用意が簡単になっている反面、差別化が非常に難しくなっていることも注意しなければいけない。
チラシはチラシを受け取った人しか見ません。逆に言えば、インターネットのように全員がアクセスできるわけじゃなく、特定の人しかチラシにアクセスできない状態です。それは情報を発信する方からすれば、届けられないので不利と考えがちですが見る人からすれば、無駄な情報がないので、チラシの情報が魅力的な場合に反応がしやすくなります。シンプルに言うと競合が少ないのがチラシなのです。例えば、ポスティングですとお店の近くの家に配布するのがメインなので、近所のお店or宅配会社になりますしさらにその中でのポスティングしているお店のみなのでもっと少なくなります。また、インターネットは一度作ったものは半永久的に残りますが、チラシは日々捨てられていきます。情報が常に更新されている状態になるので、新鮮な気持ちで見られるというのがチラシのメリットです。
インターネットとチラシの両方をうまく活用する方法のひとつにチラシからインターネットへ誘導するパターンがあります。気になる部分があるとスマートフォンなどで検索するという特性を活かして、チラシで目玉商品を打ち出すことで気になっていただきます。そして、インターネットサイトへ誘導して、目玉商品を中心としてお店の特徴や他の商品なども見てもらうことでお店などに来てもらうという手法です。AIDMAで言うと、最初のA(アテンション)。注意をひくところをチラシで行い、IDMを情報量が多くても安価に用意できるインターネットで補完し、最後のA(アクション)までつなげてもらうという手法です。インターネットのサイトをちゃんと作らなければいけないという手間はあるものの、一度作ってしまえば後はチラシでどうやって注意をひくかを試すだけです。いろいろと試すことができるので、非常にお勧めです。
チラシはインターネットと違って残らないという特性があります。逆に考えれば、どんなことを打ち出しても印象としてずっと残ってることはあまり無いということ。それを活かして、インターネットで大きく打ち出す内容をテストするという方法があります。例えば、毎月チラシで打ち出す内容を変えて、反応率を見るという方法です。目玉メニューなのか、価格なのか、素材なのか、立地なのかなど、チラシでメインの打ち出しを変えていくことで、お店の売りを見つけます。反応が良いものをどんどんインターネットのメインキャッチに反映していき、反響の最大化を狙うという手法です。チラシの最適化も同時にしているので、非常に有効です。すべての広告は何回も違う出し方をして、効果の最大化を狙ういましょう。広告やマーケティングに成功しているお店はどこもやっている手法なので、参考にしてください。いわゆるPDCAです。
チラシを活かすも殺すもやはり、お店や会社次第と言う事です。一回やってみて、だめだったから終わりと諦めるのではなく、いろいろなやり方を試すのが大切です。チラシを配布する方法も、店頭で渡す、置きチラシ、ポスティング、新聞折込、フリーペーパー折込、ダイレクトメールなど、いろいろな方法があります。また、反響が変わる要因も配布方法にあるのではなく、チラシの内容にあることがほとんどです。コストはかかってしまいますが、未来のための投資だと思ってさまざまな配布方法やさまざまな内容のチラシを作って試すことが大切なのではないでしょうか。