「誠実さ」と「親しみやすさ」を感じさせる色

デザインにおいて「誠実さ」(信頼感)と「親しみやすさ」(温かさ・近づきやすさ)」は、特に企業やサービスのプロモーションにおいて非常に重要です。色には無意識で人の感情を刺激する力があるため、誠実さや親しみやすさの感情を呼び起こす色、その効果的な使い方をご紹介します。

デザインにおいて「誠実さ」(信頼感)と「親しみやすさ」(温かさ・近づきやすさ)」は、特に企業やサービスのプロモーションにおいて非常に重要です。色には無意識で人の感情を刺激する力があるため、誠実さや親しみやすさの感情を呼び起こす色、その効果的な使い方をご紹介します。

ビジネスにおいて重要な要素の一つである、誠実さを表現するのに適している色は「青」です。
青は、誠実さ・信頼・知性・冷静さ、そして、すがすがしい空や海をイメージさせる、好感のもてる色です。金融、医療、ITなどの信頼性が第一に求められる分野で広く採用されています。
青は明度や彩度を調整することで、以下のように印象が変わります。それぞれのイメージに近い色味の青を採用しましょう。
・低彩度の濃い青(ネイビーなど):より重厚でプロフェッショナルな誠実さ
・高明度の青(水色など):清潔感と爽やかさを伴う誠実さ

親しみやすさや温かみを伝えるのは、暖色系の色の役割です。中でもオレンジは、赤の持つ活発さと黄の持つ明るさや楽しさを併せ持ち、適度な親しみやすさを表現できます。
オレンジは太陽や果実を連想させ、快活さ、幸福感、温もりを感じさせます。赤ほど情熱的すぎず、見る人に心理的な距離を感じさせないため、アットホームな雰囲気を出すのに優れています。子どもや高齢者向けのサービスをはじめ、親しみやすさを感じてもらいたい分野で広く採用されています。
親しみやすさを強調したい場合は、高明度かつ高彩度のオレンジ(鮮やかな橙色)を使用します。ただし、使い方によっては、幼かったり安っぽかったりという印象を与えかねないため、アクセントとして利用するなど、使用する面積が広くなりすぎないように注意しましょう。

同じ色相でも「明度(明るさ)」と「彩度(鮮やかさ)」のトーンを調整することで、表現する「誠実さ」や「親しみやすさ」の性質を変えることができます。下記表を参考にして、自分のイメージするトーンに調整しましょう。
| 感情 | 色相 | トーンの選択 | 表現されるムード |
|---|---|---|---|
| 誠実さ | 青 | 低彩度・低明度 | 落ち着きのある確かな信頼 |
| 誠実さ | 青 | 高彩度・高明度 | 爽やかで開放的でクリーンな信頼 |
| 親しみやすさ | オレンジ | 高彩度・高明度 | 元気で陽気な親しみやすさ |
| 親しみやすさ | オレンジ | 低彩度・低明度 | 温かみのある穏やかな親しみやすさ |