A4の4とは?チラシ作りにサイズ設定のルールはあるのか
ふだん何気なく使っている「A4サイズ」や「B5サイズ」という用紙のサイズですが、その理由を答えられるという方は少ないのではないでしょうか。印刷物の大きさにも、国際規格が存在します。規格の概念を身に付ける事で、チラシ作りに役立てる事ができるでしょう。
ふだん何気なく使っている「A4サイズ」や「B5サイズ」という用紙のサイズですが、その理由を答えられるという方は少ないのではないでしょうか。印刷物の大きさにも、国際規格が存在します。規格の概念を身に付ける事で、チラシ作りに役立てる事ができるでしょう。
A版を考案したのはドイツのオズワルドという物理学者で、こちらは現在国際規格となっています。対してB版は江戸幕府公用の紙であった美濃紙のサイズが元になっており、日本だけの規格です。どちらも折るたびにサイズが半分になりますが、そのままの比率を保ち続けます。アルファベットの後にある数字は、0を起点として、半分にした回数を意味します。
新聞の折込チラシを例に挙げると、非常に様々なサイズが混在しています。B3サイズの大きなチラシは、一目見て情報量が多い事を予感させるため、手にとってもらえる確率が増えます。しかし、B3サイズは大きすぎるため、最初は折り畳まれた状態になっています。そのため、最初に目に入る大きさはB4サイズの状態ですので、印刷面に情報が収まるのであれば、B4サイズにしても良いでしょう。
小さなチラシは載せられる情報量が制限されるため、集客の効力はないように見えます。しかし、大きなサイズのチラシが一般的な中に、あえてA5やB6サイズの小さなチラシがあると「これはなんだろう?」と注目してもらう事ができます。情報を極端に制限した大胆な広告や、シンプルなデザインのチラシであれば、このような戦略も有効です。
チラシのサイズには規定はありませんが、あくまでも目的はお客様の目に止まってもらう事です。用紙の規格を頭に入れる事で、変幻自在にサイズを使い分けられるようになります。チラシに個性を持たせるアピール方法によって、他社との差別化が期待できます。